魔力、愛、君、私
共同作業
〜side H〜
この後はリルは俺らの班に入ることになった。
「...よろしく...」
「よろしくね、
   きみのことは ハルから聞いてる。」
班長から簡単な説明とメンバーの紹介があって俺について廻ることになった。1度顔も合わせてるし、丁度俺も相方という人間がいなかったし...
「...改めてよろしくな...」
「...よろしく、ハルマ...」
「...あぁ」
よく見るとこいつ本当に体格もスタイルもいい、一体どこで育ったらこんなんになるんだ。
「...ハルマ、」
「...ぁ、...なんだ...」
いきなり名前を呼ばれて少し驚いてしまった。
「...これから私達は何をすればいい、
    どこに行くんだ...?」
「...敵国のアジトの近く。
   これからの進路とか情報を得る...」
「了解...行こ...」
ぐい、と裾を引かれる。
「っ...やめ...」
突然の事で思わず振りはってしまった...
「....ごめん。」
「こっちこそ....新人なのに...」
でもその行為に何か懐かしいものを感じた。
〜side R〜
「いいか...相手のアジトに忍び込んで
   情報を得るんだ...」
「...了解、」
「...俺は、あんまり人を...
   殺したくないから...こうするしかない...」
なんだろう...この感じ。
ハルマの声から伝わってくるこの感じ。
すこし息が上がっているハルマを眺める...
「...ハルマ...?大丈夫か...」
「大丈夫だ...すまん...
   とりあえず行くぞ...
   音立てないように気をつけて。」
「...あぁ...」
会議室...異国の文字でそう読める。
「...多分ここで情報が得られるはずだ...」
「...」
耳を澄ます。
前線を避けて後方から私達を攻撃すること、...私たちに比べ圧倒的に軍隊の人数が少ないこと。でもその少ない人数でも多くの人々を殺してきた実力者の集まりだということ。
「...なるほどな...」
「...、大きな被害が出るかもしれない」
「...そうだな...」
ハルマが立ち上がったので私も立ち上がる。
「...次の場所だ」
〜side H〜
リルは隣国の言葉を聞き取れるらしく教養の高さが伺えた。ほんと不思議な人間だ、と思いながら足を進める。
木の上からの敵の行動の推測だ。
「...妙だな」
リルが小さく呟く。
「...何がだ」
「...少人数と言ってたのに
   人数が異様に多くないか?
   ...ざっと見て50はいる。
  どこに向かっているんだ...」
たしかに。アジトとも逆方向だ。
「....私たちの母国の方向....
   滅んで今は荒地のはず...」
リルは滅びる寸前まであの国にいたのだから国については詳しいだろう。
「...追うぞ...」
「...わかった」
俺らは知らなかった。
このあと後悔することになるなんて_____
この後はリルは俺らの班に入ることになった。
「...よろしく...」
「よろしくね、
   きみのことは ハルから聞いてる。」
班長から簡単な説明とメンバーの紹介があって俺について廻ることになった。1度顔も合わせてるし、丁度俺も相方という人間がいなかったし...
「...改めてよろしくな...」
「...よろしく、ハルマ...」
「...あぁ」
よく見るとこいつ本当に体格もスタイルもいい、一体どこで育ったらこんなんになるんだ。
「...ハルマ、」
「...ぁ、...なんだ...」
いきなり名前を呼ばれて少し驚いてしまった。
「...これから私達は何をすればいい、
    どこに行くんだ...?」
「...敵国のアジトの近く。
   これからの進路とか情報を得る...」
「了解...行こ...」
ぐい、と裾を引かれる。
「っ...やめ...」
突然の事で思わず振りはってしまった...
「....ごめん。」
「こっちこそ....新人なのに...」
でもその行為に何か懐かしいものを感じた。
〜side R〜
「いいか...相手のアジトに忍び込んで
   情報を得るんだ...」
「...了解、」
「...俺は、あんまり人を...
   殺したくないから...こうするしかない...」
なんだろう...この感じ。
ハルマの声から伝わってくるこの感じ。
すこし息が上がっているハルマを眺める...
「...ハルマ...?大丈夫か...」
「大丈夫だ...すまん...
   とりあえず行くぞ...
   音立てないように気をつけて。」
「...あぁ...」
会議室...異国の文字でそう読める。
「...多分ここで情報が得られるはずだ...」
「...」
耳を澄ます。
前線を避けて後方から私達を攻撃すること、...私たちに比べ圧倒的に軍隊の人数が少ないこと。でもその少ない人数でも多くの人々を殺してきた実力者の集まりだということ。
「...なるほどな...」
「...、大きな被害が出るかもしれない」
「...そうだな...」
ハルマが立ち上がったので私も立ち上がる。
「...次の場所だ」
〜side H〜
リルは隣国の言葉を聞き取れるらしく教養の高さが伺えた。ほんと不思議な人間だ、と思いながら足を進める。
木の上からの敵の行動の推測だ。
「...妙だな」
リルが小さく呟く。
「...何がだ」
「...少人数と言ってたのに
   人数が異様に多くないか?
   ...ざっと見て50はいる。
  どこに向かっているんだ...」
たしかに。アジトとも逆方向だ。
「....私たちの母国の方向....
   滅んで今は荒地のはず...」
リルは滅びる寸前まであの国にいたのだから国については詳しいだろう。
「...追うぞ...」
「...わかった」
俺らは知らなかった。
このあと後悔することになるなんて_____
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