俺、元日本人のガチ神だけどY◯uTuberになるね!

慈桜

第66話 とある日のオギちゃん

  

 連日続いた日本を焼き尽くすような酷暑は、記録的な豪雨と共に鳴りを潜めた。

 体感温度を上げる騒音を掻き鳴らす夏の虫はその使命を全うし、秋の訪れを感じさせる鈴の音の歌を響かせる音楽家達が台頭する。

「すっかり秋やなぁ。むしろ落差が激しすぎて冬すら感じてまうわ」

 そうぼやいたのは何処にでもいる青年である。
 以前は丸々としていた体が、今では幾分絞れてきたようにも見受けられる。

「せやけどネモさんてわてのこと殺そうとしてまへんか?」

「せやろなぁ。それか同じ土俵に立ってるモンやと思ってるかもわからんな」

「確かにこんなん神様やないと捌き切れまへんわ」

 いつぞやネモが滋賀に立ち寄った事を覚えておられるだろうか?
 赤目ハタなる魚を琵琶湖に放ち、バスフィッシングに取って代わる新たなビジネスモデルを確立させた一件、それからの付き合いとなっているオギちゃんとキョウイチさん、そう、これは彼らのいつもの朝である。

 季節は夏から秋へと切り替わっているが、彼らは今日もいつになく忙しそうにしている。

「しっかし滋賀県のボケどももとうとうブラックバスの回収ボックス撤去しくさりやがってな、ほんま」

「餌の段取りにも一苦労でんなぁ」

 キョウイチさんは釣り船の運営はそのままであるが、オギちゃんは事情を知る人間が近くにいるのは心強いとの事で、キョウイチさんの家の近所に小さな事務所を構えている。

 税金対策に自社ビルの建築なども行なっているが、彼が利用しているのはキョウイチさんの家のリビングで、事務所すら碌につかっていないのが現状である。

 デスクの上に山積みになっている書類は、消化できずにデッドストックとなってしまっている今後の仕事である。
 いくら優秀なオギちゃんであっても限界などはとうの昔に過ぎ去っているのだ。

 10台のスマートフォンが引っ切り無しに鳴り響き、一先ずは無視をして優先順位をつけてから折り返すのはいつもの流れ。

 電話を放置していると、次々にメールでの業務連絡が届く。

 ━差出人:秋津島建設
 宛先:株)NEMO
 本文:
 おはようございます。
 天照州新静岡ヴィラグラウンド造成地
 人員合算送ります。

 野間:126名
 浅野:82名
 風間:163名
 奥池:96名
 熊屋:49名
 銭山60名
 鉄腕:88名
 葦原:140名
 秋津島建設:2108名
 帝都建設:1220名
 真島工務店:636名
 合計4768名

 ━差出人:藤原建業
 宛先:株)NEMO
 本文:おはようございます。
 天照州新名古屋本管工事
 藤原建業:92名
 赤羽土木:420名
 日道建築:263名
 篠原興行:166名
 大西水道:184名
 合計:1125名です。

 ━差出人:水道の役人。高橋さん
 宛先:株)NEMO
 本文:
 簡易浄水場の件、パラドックスと話を詰めて着工しました。
 是非ご連絡下さい。

 ━差出人:パラドックス
 宛先:株)NEMO
 本文:
 天照開発の人員を増やすので4万名規模の寮を建築してください。

 ━差出人:ナナオ 名古屋のガキ
 宛先:株)NEMO
 本文:
 おっはよーん! 
 オギさんが自社スタッフにリゾートの営業かけさせてるじゃない?
 試しに真似して営業かけてみたら城建てたいって人捕まえたんだけど、これって幾ら貰えるの? 

 ━差出人:玉ちゃん 名古屋のガキ
 宛先:株)NEMO
 本文:
 おはようございます。
 326人送りました。

 オギちゃんはザーッと目を通しながらに、これもまた優先順位の高い順にフラグを立てて、プリントアウトして行く。

「ぴーちゃん、こんなん無理に決まってるやん」
『電話一本ではありませんか。寮が増えれば仕事が捗ります』

「けど4万ってアホやで。まぁ、ええわ。こないして各業者から人員送るように頼んだから事務処理たのむでぴーちゃん」
『児戯に等しい容易い御用です。全面的に私が処理しておきましょう』

「いやあかんあかん。こっちも把握して擦り合わせしとかなあかんからな。ぴーちゃんに任せっきりにしといたら知らん間に何万人か増えてそうで怖いねん」
『古い考えは捨ててください。私の計算に間違いはありません』

 はいはいとオギちゃんは鼻で笑いながらに、付箋の貼られた書類を数枚目を通してからゴミ箱に投げ捨てる。

「よっしゃ、ほな作業人員に対して施工が早すぎる業者と遅すぎる業者でリストアップしてんかって、その前に電話やな。もしもし? 上田くんおはようさん。どないしたん?」

『おはようございます。朝一FAX気付いたんですけど、今からヴィラ24戸追加と言われても、ウチだけでももう50以上受けてるんですよ? かなり時間かかっちゃいますけど大丈夫なんです?』

「せやねん。ほんますんまへん。出来た側から次行く感じで頼んますわ。人員足らんかったらガンガン送るから言うてや」

『いえいえ、嬉しい限りの話ですよ』

「せやけど、手抜きと銭抜きはやめてや! 仕事はよーさんあるから」

『勿論わかってますよ。忙しいところすいません。では、失礼します」

 本来オギちゃんの仕事ではないが、多業種で多くの人間が稼働すると、必ずと言っていいほど二種類の悪人が出てくる。

 一つは手抜きで数をこなして儲けようとする人間、もう一つは請負ではなく常用に身を置き、作業を進めずに人駆稼ぎに出る人間である。

 どれだけ優秀な人間でも金に目が眩むと不思議と魔が差したりするもので、こう言った手抜き工事が後々の信用問題に関わってくるのを重々承知しているオギちゃんは、毎日口煩い程にこの部分をチェックは欠かさず、不備が見つかればどんなに忙しくとも現場へ直接怒鳴り込んでいる。

「あー、山室さん? 昨日弁当足りてなかったみたいやないですか。ほんま困りまっせ! うちかて慈善事業やあれへんねんから」

『本当申し訳ない。此方の手違いで多大な迷惑を……』

「山室さんが機転利かしてコンビニ弁当買おてくれたんは助かりまっけど、職人には山室さんとこのうまい弁当食って貰いたいんやから、ほんま頼んまっせ」

 オギちゃんこと荻田、彼の仕事は多岐に渡る。
 単純にネモの尻拭いを一手に引き受けていると言えば、それが如何に凄まじいかは理解できるかと思う。

 基本としてはパラドックスが獅子奮迅の活躍を見せているが、やはりアナログも色濃く残る日本社会では、人間・・の窓口が必要不可欠。
 つまりは人間関係の面倒ごとに関しては、彼が対応していると考えてもいい。

 まず、彼が最初に行ったのは中小以下のハウスメーカーの押し上げである。
 大手準大手中堅ゼネコンなどの、国内外に問わず仕事が絶えずにある企業ではなく、そのゼネコンから仕事を受けていたハウスメーカー、個人事業主などを棟梁とし、民間から新規で作業員を募集してから構成する三つの会社を設立させた。

 それが秋津島建設、帝都建設、真島工務店の三社である。
 常用出来高歩合のシステムで、同時に数多くの営業マンも自社に引き込み展開し、全国から職人や親方を掻き集めながらに、パラドックスに促されて作業員となるものも日に日に増加しており、字の如く爆発的に成長している企業であるが、その三社を設立すると同時に本格的な不動産事業にも参戦。

 不動産事業と言っても実体は移住者のみならずに日本本土の土地を買い漁り、天照州の土地を高値で売りつける阿漕な商売であるが、これがまた大当たりしてしまう。
 放射能などの不安要素や、ネモの暴露などが起因となり、予想以上に移住希望が増えたのが一つと、オギの土地買取の提示額が何処よりも高い相場倍付であるのも一つの要因となった。

 100万儲けたら200万使って400万儲けたれのぶん回しである。
 それだけであれば、パラドックスの補助さえあれば誰にでもできる話であるが、彼の元には次々と新たな仕事が舞い込む。

「エルフのおかげで米や野菜が豊作なんはええけど、供給過多もええとこやな、これ」

『来年からはエルフ達の緑化の奇跡は使用しないので人間の努力の賜物となりますが、食料の購入は無駄だと思ったので実行に踏み切りました』

「ほな安心安全を売り文句にネットで売り出してみたるか」

『あなたならそう言うと思ったので既に出品しており、注文が殺到しています。先日にメールも送りましたが、早く発送しなければ信用問題になります』

 ほんの一例であるが、こうして次々と新たな仕事が増えて行くのである。
 そして、天照州の唯一の窓口としてしられてしまった荻田は、次は役人からの対応に追われる結果となったのは言うまでもない。

『水神鯉を利用した浄水場の建設をさせてもらう予定なんだが……』

『天照様の御降臨を後世に伝える為にも神都を構えるのは絶対です』

『道路に関しては一度我々も踏まえて話し合わせてもらいたい』

『ドイツ人の件だが、電気猫の電力を利用した水耕栽培施設の企画があるのだが、試験運用過程での管理などをさせてみてはいかがかな?』

『ガスをLPだけで賄うのは限界があるのではないかね?』

 天照州に関連する事柄から、次第に関係のない話にまで発展するのもザラである。

『天照州産の食品の国内流通はやめてくれ。農家に多大な影響が出る可能性がある』

『飛行ユニットとか超伝導磁力の普及って止められないの?』

『パラオの竜、あれはやばいよ。石油の税収無くなったらこの国はマズイことになる』

 官僚達は既に上げた税金を下げない為に必死であるが、荻田からするならば何の関係もない事だ。
 ネモの遊びついでにパラドックスが、過度な税収の必要がないようにしたにも関わらず、そのまま据え置きで変わらぬままである。

 パラドックスは何度も国を解体させようとしたが、ネモが一蹴したのは余談、悲惨な事にオギちゃんはネモへの文句の捌け口的な立ち位置になってしまってもいる。

「んでぇ次はなんやった?」

『オタク用のコンビニですね』

「アキバかお台場行けって言うといてくれ」

 そして企画をピシャリと切り捨てる能力にも長けている。
 なんでもかんでもネモを甘やかしているわけでもないのだ。

「いや……そない考えたら空き家になってるラブホテルもようさんあるし、やりようもありまんな」

『既に購入しておりますので、いつでも改築作業にとりかかれます』

「あぁ、さいでっか。せやけどオタクのコンビニなんぞやりまへんで。どうせやったら、もっと華のある使い方せな」

 更にはこうやって進んで自身の首を締めるのだから目も当てられない。
  朝6時から12時まで電話の処理に追われた後は、鳴っていようがいまいがスマホはそのまま放置して、軽トラ型の飛行ユニットに乗り込む。

 電話対応は12時まで、午後からは車内で軽食で済ませたまま、自動運転で向かう先は農林水産省である。

「ぴーちゃん、さぶちゃんねるのストックあとどれぐらいあんの?」

『10日分ですね。釣具メーカーからの企業案件も来てるので、実釣レビューでも撮影するのがよろしいかと』

「まだ余裕やな。お爺に頼もうかなぁ。あいつ暇やろし」

『大蛇様は天神であられることをお忘れなきよう』

 ぼやきながらにタブレットで事務処理をサクサクこなして行くと、気がつけば既に東京へと辿り着いているので、農林水産省の屋上に着陸してから、アポの再確認に入る。

 そこからは農林水産大臣自らのお出迎えの大歓待である。

「改めまして初めまして。荻田です」

「ご丁寧にどうも。島津と申します」

 スーツを着込んだスラッと背の高い初老の男は優しく微笑みながらに握手を求め、荻田もそれに応える。
 早速応接室へ招かれると、無骨なデザインの建物とは打って変わり、古き良き西洋かぶれな豪奢な空間へと切り替わる。

 屋上で見た際には何処にでもいそうなオジさんであったが、その部屋にいるのが当然であるオーラを纏った大物政治家なのだと理解させられる瞬間でもある。

「先ず、こちらから伺う予定であったのにお呼び立てしてしまい申し訳ございません」

「いえいえ、何を仰いますやら。近いもんですから、気にせんといてください」 

「お心遣い痛み入ります。では早速本題に。パラドックスから通達は受けておりますし、こちらでも段取りは進めてきたのですが、競技に使用される宙に浮かぶ輪っか、つまりレビテーションループの利用に関する特許料の契約と、開催場に関しては荻田氏と話を詰めて欲しいとの事だったのですが、こちらが一応の候補地となっておりますのでご意見を」

「パラオ開催場を特例とした年間6千万の独占契約はそのままですね。軍事利用に関する違約金に関してもキッチリ記載されてまっから、これはそのままで構いまへん。開催場に関しては、先ず東京、名古屋、大阪は論外です」

「論外……ですか? しかし飛竜の特性上も工業地帯に近い場所に開催場を用意するのは当然の措置かと思いますが」

 そう、聞いての通り彼らの話し合いは日本国内でのワイバーンレースの発足に関してである。
 石油の二重課税などで莫大な利益を叩き出している日本の行政からするならば本来ワイバーンの存在は許し難いものであったが、これを逃せばワイバーンのみならずに石油すらも国の手の届かない代物になってしまうと理解した為に、即座に対応がなされたのである。

「三宅島、瀬戸内離島、五島列島、対馬、壱岐、佐渡島、奥尻島、礼文島の離島八会場とし、BATの国内特別線を繋げるプランをわては推します。というのも、開催場と竜舎は必ずしも同じである必要がないという事と、奴らの1日の飛行距離を換算すると、東京竜舎は三宅島所属、瀬戸内離島は兵庫岡山所属と本土の工業地に竜舎を置く事になんら問題ありまへん。島津はんはワイバーンレースを見たことはありまっか?」

「ネット配信では何度か」

「ほな分かりはるやろけど、やっぱり都心の黒い海で飛ばすよりは、青い空から海面すれすれまで急降下して、その速度のあまりに海面に爆発のような飛沫が起こる大迫力を目の前で観れるのが、アレの醍醐味でっしゃろ? その演出には離島の非現実的な空気感は必要不可欠や思いまへんか?」

「しかし離島で石油とプラ樹脂の糞尿を垂れ流せば、それこそ環境破壊にならないかね?」

「その心配も必要ありまへん、なんやったら排泄はアレらが飯食うた後やし、ある程度の意思疎通もできるから所構わずぶっ放すってのはあれへんみたいやしね」

 石油をペットボトルからいくらでも精製できるとなれば、諸外国からの締め付けは厳しい物となるのは容易に想像できるが、ペットボトルゴミの輸入に関しても、既に中国の資源ゴミ輸入禁止措置によるダメージを受けていた諸外国がパラオとの大口契約を結んでいるので、世界各国からパラオに集められ、パラオから日本へ送られる事が決定している。

 BAT貨物のピストン輸送があるので、輸送費による水増しの心配も必要ないので、かなり効率的であると言えるだろう。

「よし、わかった。ではレビテーションループの設置については後日また詰めさせてもらいたい。それで構わないかな?」

「ですね。パラドックスに伝えたらネモはんが直接来てくらはるかも知りまへんけど、めんどがりやし連絡つけへんかったらわてに言うて下さい」

 後に農林水産大臣監督にて日本中央競馬会ことジャパンレーシングアソシエーショ◯と並ぶ、日本競竜会ジャパンドラゴンレーシング協会ことJDRが発足されることとなるが、この段階で彼らは将来的に4兆円産業と呼ばれるまでの経済効果を齎すとは、この時微塵も考えていなかっただろう。

 ペットボトルの再利用も換算すれば、その利益は4兆を飛び越える天文学的な数字となるのだが、それが現実のものとなるのは、まだ先のお話である。


 農林水産大臣との会談を終えて、折角東京に来たついでにと、オギちゃんはそのまま新小岩へと向かう。
 引っ越す引っ越すと言いながらに住み続けているアラレちゃんの家に向かうのだ。

 二階建ての小さなアパートの前で飛行ユニットを着陸させると、家の前の公園に見慣れた顔ぶれが揃っている。
 何やら地元の少年達とキックベースをしているようである。

「うぉらっ! ネモお前バントばっかしてんじゃねぇぞ!」

「うるせぇぇ!! サッカーボール星にしてやるぞクソキッズが!!」

「くそが! みんな前進守備しなくていーぞ! どうせネモは早すぎてアウトにできないからアラレ殺してチェンジする!」

「な、なんだとこりゃあ!」

 オギちゃんが直立不動の姿勢のままにつくづく平和だなと優しい笑みを浮かべているのは致し方ないことだろう。

「うぉーい! オギちゃんもチーム入れよぉ!」

「お、おう。ほなよせてもらうわ!」

 大人げなく瞬間移動でファーストベースを踏み抜いたランナーのネモがブンブンとオギちゃんに手を振ると、アレックスの待つ共同ベンチに座り込む。

「ども、アレックスさんでんな」

「はいオギータさん。こうして会うのは初めてですね」

「ほんまやね。動画でよう見てるから初めての気はせぇへんけど」

「自分もです。サブチャンネルの魚、いつか釣ってみたいと思って見てます」

「いつでも琵琶湖に来たらええよ。お、次順番ちゃうの?」

 一塁でキッチリ刺されたアラレちゃんがムスッとして戻ってくるのを見て、アレックスがバッターボックスへ急ぐ。

「あいつ私の時だけ変化球みたいなの投げやがる」

「さいけど、仇はとってくれたみたいでっせ」

 ガシャッと鈍い音と共に視線を送れば、サッカーボールが公園のフェンスに突き刺さっているのが見てとれる。
 またもや大人気ない大人が居たようだ。
 ネモがタオルをクルクル回しながらにゆっくりとホームベースを目指し、アレックスは人差し指を掲げて誰がナンバーワンなのかを知らしめている。

 小中学生相手に鬼としか言えない仕打ちである。

「ば、ばーか! フェンス当たったらエンタイトルツーベースだからな! 二塁で止まれよ!」

 だな彼らもただやられてるだけではない。
 少しでも勝てるようにバランスよく新ルールを盛り込んでいくのだ。
 大人は知らないだろ、実は俺達には特別ルールがあるのさ! と言わんばかりである。

 ホームに帰ってきたネモがアラレちゃんとオギちゃんとハイタッチを交わすとバッターはオギちゃんである。
 恐らく良識のある大人であるから、本気でやってるフリをしてアウトにできそうな球を蹴りそうな気もするが……。

「いやー、アレックスはんはごっついなぁ。フェンスまでは届きまへんわ」

 アウトサイドで振り抜いた1発は、右曲がりの弧を描きライナー性の弾道を保ったままに右中間を突き抜けて行く。

「畜生がぁぁぁああ!!」

「すんまへんな。わてガキの頃サッカーやってましてん」

 そして三人目の大人気ない大人がここにも一人。

「あははは! あー、ネモはんに文句の一つでも言うたろうと思いよったんですけど、アホらしなりましたわ」

「熱い! あいつデブだから足おせぇぞ!」

「なにをー!? これでも、痩せたんやぞ!!」

 日頃の忙しさを忘れられる、こんな緩やかな時間が彼には必要だったのかもしれない。

 眉間に皺が寄り切ってしまっていたオギちゃんは、子供達と喋りながらに柔らかい表情を浮かべて笑った。
 これから更にネモの無茶振りに振り回される彼にとって、僅かながらのいい休息となっただろう。

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コメント

  • 慈桜

    申し訳ありませんっ(>_<)
    なるはやで復帰がんばります!すません!
    なろうでだんます!!仕上げたら復帰する予定ですので、少々おまちを…………すません!

    0
  • ノベルバユーザー229059

    お久しぶりです

    失踪長いですn((殴

    更新ずっと待ってますね

    体調を崩さないように毎月でも毎年でもいいので更新お願いします

    1
  • ノベルバユーザー211120

    失踪は良くn((殴

    更新待ってます。

    この作品結構好きなんで更新早めにお願いします...

    体調崩さないように毎秒更新お願いします。

    1
  • ノベルバユーザー229059

    失踪したんですk((殴

    気長に待ってますよ(^ω^)

    無理しないように頑張ってください(

    1
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