学園に通う前の話

月がない日のいつもより暗い夜。裏道の一角が騒がしかった。

「へへっ、やっと追い詰めたぜ」

リーダーらしき男が4人の屈強な男を連れてある人物を追い詰めていた。目線の先には黒いマントを被った性別も分からないやつだった。

「やつの後ろは行き止まりだ。俺たちなら仕留めれる！いくぞ！！」

「「「「うおおおおぉ！！」」」」

リーダーらしき男に言われマントを被った人物に全員で攻撃を仕掛けた。
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とあるホテルの一室にいたのは女性だった。

「ふふっ、さて私も行こうかしら」

その女性はホテルの中から消えた。この言葉を残して。

「アマノトを学園へ」
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攻撃されようとしているアマノトは後ろの壁を蹴って4人の男達の背後を取りすぐに走った。正面からすぐに反応してきた男をしゃがんで男の足を引っ掛け姿勢を崩して背負い投げの形で地面に叩きつけその男をもう1人の男のほうに蹴った。ドガァンッと音を出し壁にぶつかった2人はピクリとも動かなかった。そのあとすぐに両側から剣が迫ってきた。神扇はそれをスっと後ろに少し下がり避けた。

「「っ！」」

驚いた男2人は神扇の手刀によって意識を奪われた。

遠くから見ていたリーダーらしき男は戦慄した。  

(あ、圧倒的すぎる………！)

アマノトがこちらに向かって歩いてくる。

「く、くそ！こうなったら」

男は剣を正面に構え振るった。すると斬撃が風をまとってアマノトに向かった。ドォンッ！と音がした。

(やったか！？)

今のは{カマイタチ}という魔法だ。
煙が晴れる。

「なっ！？」

そこにはアマノトが立っていた。しかもマントが無くなった状態で。おかげで顔が見れた。
男だった。

「やっと出番かぁ」

射抜くような瞳で男を見た。その瞳を見た男は悪寒が走った。

「うおおおおぉ！！！！」

男はその悪寒を振り払うようにカマイタチを四方八方に繰り出した。

「まさか魔法が使えるやつがいたなんてなぁ。予想外だったぜ」

予想外と言いつつも楽しそうに笑いながら自分に向かってくるカマイタチを全て弾いていた。  
数分後男は疲れ果てていた。体力と魔力を全て使い切ってしまったのだ。

「なんだもう終わりか？つまんないなー。そっそっと終わらせるか」

アマノトはそう言うと男の視界から消えた。

「………え」

男は斬られていた。いつの間にか男の背後にいた。男の記憶は次の言葉を聞いて死んだ。

「閃の亟せんのごく[瞬電しゅんでん]」

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バトルシーン初めて書いたので上手くないかもしれない……………。てかほんとにつかれた。
次は学園に編入する話です。おたのしみにー