異世界に転生した僕は今宵も腕を磨く

美鈴

モブ男くんらとの喧嘩(一方的)

スタスタスタ
…ってかさ、ひとついいかな。
あいつら場所を言ってないよな
どうしよっかな、帰ろうかな。
よし!帰ろう!

スタスタスタ
校門を出ようとしたその時後ろから声をかけられた

ガシッ
「おい、待てよ」
「お前、どこに行こうってんだ?」
うわ〜もう少しだったのに

「い、いや場所を教えて貰ってなかったから」
「そ、そうか?そりゃすまん、だがよ!探すってことはしなかったのか?」
うーん、とりま嘘ついておくか

「い、いや探したよ?」
「お?何処をだよ」
適当に体育館裏と屋上って言っとくか
「体育館裏と屋上だよ…」

ニカッ
モブ男くんらが、明らかにニヤッとした

「あ?俺らは屋上にいたぜ?」
ま、まじかよ
「まぁいい、ちょっとこっち来いよ」
くっ、仕方ない従うか

そして僕は、人が来ないようなところに連れてこられた

一体なにをされるんだ…
そう考えていると、モブ男Aが喋った

「さて、始めるか」
「ああ」
「わかった。」
始める?ま、まさか
その考えは、モブ男Aの、言葉と拳にて遮られた

「なんで、お前みたいなオタクが、柊さんと喋ってんだよッ!!」

ドガッ
「うぐっ…!」

な、殴られた…まだ親にもぶたれたことないのに!
って、それどころじゃない、い、痛い…

僕は急な腹パンに反応できるほど、反射神経が良い訳では無い。
腹パンを、もろにくらってしまった僕は腹を押さえて、うずくまっていた

「そうだよ!なんでお前が!!!!」

メキッ
「うっっ」

今度は顔を蹴られた

「よし、おい、お前らこいつの腕をもて」
2人は頷き僕の腕を片腕ずつ持ち、はりつけのような格好にした

僕はあまりの痛さに、呻き声を出すことしか出来なかった

「ぅぅぅ…」

「なんで、お前ばっかり!」

ドカッ メキッ ドン

殴る蹴るなどの暴力を数十発受けた僕は最後の強烈な腹パンをくらいその場に顔から倒れ込んだ

「こいつ気絶するな、バレる前にズラかろうぜ」

殴る蹴るなどの暴力を受けた僕は意識が朦朧もうろうとしていた。

「明日も覚悟しとけy…」
その言葉を最後に僕の意識が途切れた

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