巨乳だらけの世界で、貧乳求め旅をする。

風切切羽

進撃の巨乳

「な、なんだこれは!?」
思わず声に出してしまった。
目の前には美女美少女がいる。雰囲気は違えど皆見目麗しい。
そして、
溢れ出さんばかりの巨乳である。
巨乳しかいない世界だと分かってはいたが、現実を目の当たりにすると、人は言葉も出ない事が今初めて分かった気がする。
「ぼ、僕はカイトです。み、皆さんは、?」
その怯えたかのような問いかけに、
「怖がらなくていいってばー」
と、リンカちゃんは言う。
「じゃあ改めて自己紹介していくよー」と張り切っている。
うん。その肘で胸を寄せる動きは無意識でやっているのかな?目のやり場に困るんだけどな?わざとだったらやめてください死んでしまいます。
「さっきも言った通り、私はリンカっていうんだー、訳あってみんなと冒険中〜、ジョブはシャーマンだよー、よろしくー」
ショートカットの赤みがかった茶髪とタレ目でどこか安心感のある顔をしている。胸もでかい。
気の抜けた挨拶が終わる。
「ちょっと待って!ジョブって何?」
ジョブ?職業って事?RPG的な?
「人それぞれ生まれながらに決まっている職業だよー、鑑定して貰えばかいと君?もわかるんじゃないかなぁー」
マ  ジ  で!?
俺にも何かジョブがあるのか!?
勇者とか、戦士とか!おらワクワクすっぞ!
「あの、自己紹介してもよろしいでしょうか、、」
と、怯えがちに少女が喋る。
おっと、興奮して取り乱すところだった。改めて声のした方を向くとそこには、一人の少女がいた。
ロリっ子だ、可愛い。身長ほどもあるのではないかと思われるほどの黄緑色のツインテールがぴょこんぴょこんと跳ねている。整った顔だが、幼さがあり、警戒しているのか緊張しているのかわからない怯えた上目遣いに思わず抱っこしたくなる。
しかし、しかぁぁし!
もうお気づきだろう。
体とは不釣り合いな大きな胸が服の模様を変形させてしまっている。
「あ、あの、リリシアです。リンカさんとは知り合いで、いっしょに旅をしているです。ジョ、ジョブは、重戦士です、斧とかハンマーとかが得意です、よ、よろしくですっ!」
可愛い、ただひたすらに可愛い。
しかしこの見た目で重戦士とな、想像できない。ハンマーの方が大きくなってしまうのではないかと思う程だ。
このっ...、この乳さえ無ければ完璧だと言うのにっ!
一人もんどりうっていると、
「あの〜、次いいかな?」
と、3人目のオッパが自己紹介を始める。
「あたしはネメア、ジョブはマジシャンだよっ、二人とはある時に意気投合してねっ、いっしょに旅してるんだっ」
コッチのオッパは、服をはだけすぎていて、眼に映るのが肌色だった。
頭の上二ヶ所でお団子になっている髪の毛はピンク色である。
なお胸は(以下略
にしても自己紹介雑すぎじゃね?
作者手抜きしすg(殴
ごほん、、
ま、そのうち色々わかるだろうからここではスルーしていこう。
そして僕は最後の一人に目を向ける。
銀髪の短めのポニテのような髪型の美しい女性だ、胸も(以下略
「君は、、」
その問いかけに彼女は、
「クレシカ、ジョブは鍛治師よ」
と、素っ気なく言い放つと、ぷいと目線を外してしまった。
こっわ、もうツンデレとかいうレベルじゃない眼光だった。
死ぬかと思った。
ま、挨拶も済んだし、危なくはないかも知れないとは言い切れないけれども。
いい人達っぽいし、なんとかなるでしょ。
と軽く考えていたら、
「まだ自分のジョブを知らないんだよね?じゃあ、鑑定しに行こうか?
貴方転生者でしょー?このままだと人権も無いよー」
とリンカちゃんに言われた。
そうだな!俺は一体どんなジョブなんだろうなぁ、


ん?

今転生者て言った?
「今転生者って言った?」
思わず口に出た。
リンカちゃんは、フワフワした表情のまま、
「うん、たまーに居るんだよねー、ジョブを知らなかったりするからすぐ分かるんだけどね〜」
てことは、
俺の他にも、
転生者が居るかも知れないってこと?
マジか!!その人たちにも会ってみたいな、元の世界への戻り方とかわかればいいのだが。
だがまずは、ジョブを鑑定せねば!
人権も無いみたいだし、住民登録のようなものもあるかもしれない。
第一の目的は人権の確保と、ジョブの鑑定だ!
「ジョブの鑑定はどこでできるんだ?」
と、僕が聞くと。
「冒険者ギルドだよっ」
とネメアさんから答えが返ってきた。
うんまさに、異世界ファンタジー!
でもこの世界から早く帰りたい。
貧乳が見たい。
死にそう。
その為にもさっさと帰り方を見つけなければ!
僕は、リンカちゃんたちの案内でギルドへと向かった。


コメント

  • 風切切羽

    お知らせです。
    画像が変わってしまいましたがこれまで通りに書いて行こうと思っています。
    よろしくお願いします。

    1
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