巨乳だらけの世界で、貧乳求め旅をする。

風切切羽

この素晴らしい主人公に貧乳を!

「いってて、、」
気づいたら僕は知らない場所に寝かされていた。
天井を見る限りでは全体が木で作られた古びた雰囲気のある所である。
(俺は何処かに運ばれたのか?)
と、状況把握をしようとしていると。
「あ!やっと起きた〜〜!」
と、甲高い声が響いた。
「だ、誰だっ!?」
僕はとっさに身構え、そう言った。
「もー、助けてあげたのは、私たちなんだからそんなに怖がらなくていいよ」
べ、別に怖がってなんかないし、知らない世界で知らない人がいたら警戒するし、これは普通だし。
取り敢えず言い訳を頭の中で、あくまで頭の中で言った後に、さっきから喋りかけてきている少女に目を向ける。すると、
ばるん!!
当時の状況を本人は語る。
「はい、それはもうすごかったですよ。よく漫画とかでこんなのあるわけないだろ、みたいなおっぱおの人がいるじゃないですか。そんなのリアルでいるわけ無いとその時まで僕は思っていましたよ、けれども僕が見たのは、なんて言ったらいいんでしょうか、よくメロンのような、とか言う表現があるじゃ無いですか。
そんなもんじゃありませんでした。
あくまで表現ですが、あれはスイカの方が的確だと言えるようなサイズでしたね、はい。もう貧乳好きの僕からしたら何じゃこりゃ!!の一言に尽きましたけどねwww」
ふぅ、頭の中でとっさにインタビューに答え、現実を受け入れようとする。こんなの見て普通でいられる奴が居たらそいつは勇者にでもなった方がいい。
こんなに早く落ち着けた僕は、勇者のパーティーに入ってもいいと思う。
「き、君は誰だ?」
至極もっともな質問をすると、
「私?私はリンカ、訳あって冒険中なんだー。貴方はなんて言うの?」
敵対しているような雰囲気は感じられない。何より助けてくれたのは事実であるので、名乗らないわけにはいかないな。
「つ、じゃなくて、カイトだよ」
「つ?」
「何でもないって」
(異世界では苗字がないことも多々あるし、名乗った時に言わなかったってことはこの人にはないと考えた方がいいだろう)
「君が助けてくれたんだよね、取り敢えずありがとう」
と言うと、
「正確には、私達だけどねー」
そうだ、複数人なんだった。
「他の人達は?」
僕が問いかけると。
「あ、そうだねー、今呼んでくるよー」
と、気の抜けた返事をして何処かへ行ってしまった。
この隙に今の状況を確認する。
僕はいつも通り下校していた。
変な声が聞こえてきた。
巨乳好きの神様だった。
怒らせて、異世界に強制的に転生させられた。
女の子達の上に落ちて、思いっきりビンタされて、気を失って、気づいたらここで寝ていたと。
我ながら惚れ惚れする転生っぷりだなーと感心していると。
「みんなを連れてきたよー」
と、リンカちゃんが現れ大勢の足音と共に3人の美女美少女が現れた。
バイーーン
その時の状況を本人は語る。
「ス○ーウォーズのデス○ターかと思いました」
と。
なんとなく予想はしていたが、目の当たりにすると言葉も出ないがさっきよりはかなり落ち着いている。
もう勇者になれるかもしれない。
僕の目の前に立つ四人の見目麗しい女性達、全員には共通点があった、


服に収まりきらんばかりの巨乳であった。


僕はこれからどうなるんだろう。
それは、神にさえわかるはずもなく、海斗にはわかるはずもない。
しかし、海斗は切に願う。

貧乳が見たい.........と。

コメント

  • Kまる

    俺は思った…ちょこちょこ開けてもらわないと見にくいということを…

    2
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