転生したら最強の薬膳魔導師になった

紅桜

ミストポーションスプレー

女神様に有難うと言い、スキルを持つことが出来ますとは言われたのでとりあえず十三個までお願いした。
[イベントリー(収納箱)] [ 薬膳箱/薬膳器具][亜空間室/異空間ドア] [魔法書/魔法作成書]
[魔導料理器具(必要な時に押すと器具が出る)] [インターネット][ 構造鑑定/食物鑑定]
[超回復薬作製/ソフトクリーム製造機][台所建設/寝室/シャワー建設][転移][超記憶力]
[陶芸][乾燥建設]を女神様に頼んだ。女神様の名を尋ねたが、名で呼ばれた事が一度も無いと言うので代わりに名をあげた。
「君の名は、ラナン。ある花の名前から取って付けたんだけどそれで良いかな?」
「そのある花とは何?」
「ラナンキュラスとは、晴れやかな魅力・名声・名誉・あなたは魅力的で美しい人格の持ち主と言うところかな。」
「ありがとう、お礼に何かするわ!」
「じゃ、[ラナンの加護(小)]と[状態無効/健康的な身体]と[超回復薬作製Ⅱ]を次のレベルが上がった時点で貰えるかな?それと同時にラナンの部屋に案内されて前世の食事を作って持って行くね。」
「契約よ、絶対よ!」
僕はラナンと契約を結ぶ条件として前世の食事を運ぶと約束した。ラナンは僕と契約を結んだら、転生先の事について話した。
転生先は魔法と剣と冒険が始まる世界で君は新しい家族の元で暮らすんだけどここで約束があります。あっちではお酒の制限は無いわ。エール(ビール)は有るけどワインは無いわ。もし、君が作製したワインがあれば飲みたいわ。神の商店で販売したいからね。売価は君が決めといて!
・魔法の練習や薬膳薬を作成するのは二歳になってからやる事。
※早い時期にやると後で冒険が楽しく無くなるからね。チート廃人になるので辞めてくれると助かるわ。
・料理は早い方がいいわ。後からやると失敗するので
ここで約束の話は終わった。
「えーと、君が住む世界ではポーションが希少品になっているから目をつけられ無い様にね」
ポーションが希少品?生産スキルがあるのに売らないのかな?それともポーションの成分が異常だから売買しないのかな?どちらにせよ僕の人生はこれから始まる!と思いきや自分の目の前には女の姿があって自分は二度目の人生に成功したのでは無いかと考えた。
普通赤ちゃんならこの時は泣いていなきゃいけないと考え泣いた。
「お、泣いているぞ。こんにちは、君の父ですよ!そうだ、君の名はハルだ!」
と、誰かしらの声が聞こえるが泣き疲れたのでまた眠ってしまった。赤ちゃんの労働ってこんなにも疲れるのかと思いつつまた寝ていた。

それから五年後・・・・・・
一歳になってからは立ち上がっていたけど五歳の誕生日の時点でラナンの約束を破る事が出来たが、次の日から始めると決めた。その翌日父に尋ねた。
「父さん、どうしてポーションが希少品なの?」
「それは、王命で騎士団や兵士達や冒険者が怪我等をした時に直ぐに飲めるように沢山必要だが、冒険者や騎士団または兵士に家族がいれば売買する事が出来るがいなければ話は別だ。作るのにレシピが分からなければ無理なんだよ。だから買うにしろ物価が高くなる事がある。」
「ところで父さんに話があるのですが、あの使われていない地下室を使ってもいいですか?」と言ったら地下室を使う許可を得た。
許可を得たが何に使うのかと逆に聞かれた。一番に考えるのが兄弟の事そして自分の事そして自分のスキルである。そして自分が出した決断は兄弟の事でした。この家には冒険者の兄が三人と商人の母と漁師である父は朝早く行き、夕方過ぎには帰って来るという労働者だった。
実際に兄達の声がうるさくて眠ることが出来ないこともあった。その事を伝えると父は許可した。
ベイルド通りを父と歩いているとポーション売りに目が入った。長蛇の列を見ていると兄さん達がいた。兄さん達の側に行く途端に馬車に轢かれそうになった。でもギリギリで回避することが出来た。
「あ、あぶっね」
御免やすいませんとかの謝罪も無しで素通りするなんてもしこれが父さんが見ていたらもちろん言うだろうな。しかし驚いていた、そして頭を下げていた。
「大丈夫でしたか?僕、大丈夫?」
「えーと、はい大丈夫です。えーともしかしてこの国の王子だったりします?」
「何故?分かったのだ!ちゃんとバレない様に身分が違う着衣を着てきたのに!」
「魔力の多さに気が付きますよ。あっ失礼しました、言い方に失礼しました。身分があるのにペラペラと王子の前で申し訳ありません。」
「失言は許すが私からもお願いがある。」
「お願い?何ですか、何でございましょうか?」
「その敬語は辞めてくれ!敬語の生活は飽きた。」
飽きたってそれ王子様が発言しては駄目だろう?まぁ、疲れる事もあり得るけどそんなに疲れるなら一度一緒に王子様が勉強している所を拝見したいと言ったら「そんな恥ずかしい所なんて見せるわけには行かない」と言われるに違いないので辞めておこう。
「じゃあ、セア様と一緒にギルド登録する?もう少ししたら王妃様と国王の婚約記念日ではないですか?それに王妃様は今苦しそうに見えて王子様には我慢をして笑顔を見せている様子だし。」
「我慢しているだと?嘘をつくでは無い!俺は信じない、絶対に信じない!お前とは今を持って絶交だ!誰が平民と一緒に行くか、俺は王子だぞ。身分をわきまえろ!」
いきなり会って、話していきなり絶交されるとはなんかめんどくさい王都の王子様だと事。まぁいいや関わらない方が身のためだ。
「お兄様、冒険ギルドや商人ギルドに登録したい!僕もお兄様方のお手伝いをしたい!」
「ハルが俺らの手伝いを手伝ってくれるのか?」
「はい、お父さんが反対しても絶対に勝手に登録します!」
頼られて、反対されて、落ち込む姿を見て僕は心の中で笑った。
「分かったが、無理なクエストは駄目だ。手続きの前に、試験がある。商人ギルドも同じだ。受けるからにはちゃんとやれよ。」
「マスター、冒険ギルドと商人ギルドへの登録をお願いしたい。」
「お前らがか?大丈夫か?」
「違う、俺達の大事な弟だ。」
「弟ってどこにいるのよ?」
「あの、すいません。僕です、僕の大事な兄様達にひどい言葉を言わないでください。」
「あー。ごめんね、今のは酷いじゃなくて優しい言葉だからね。」
「そうなんですね、これからよろしくお願いします。って言う前から魔法の詠唱を始めないでください、ギルマス殿」
この子、私の詠唱を感じて発した事を読み取ったの?有り得ないわ、だとしたらこのお兄さん達よりも感が鋭くて賢い商人になるわよ。絶対に!
最初に石碑に手を置いてステータスを作るのが基準何だけどこの子の場合はこの方法は辞めて早速試験場を借りて試験を始めようかなと思う。始めるまでに時間はかからないと思うけど先に商人ギルドの試験を受けさせようかなと思い、双子の弟が商人ギルドのマスターであるので案内させ試験を始めた。
僕は案内してもらい試験用紙を渡されて、問題を見た瞬間驚いた。一時間もいらないと思った。
問題文が小学一~三年まで問題だった。
その問題文がこちら↓
・当てはまる数を書きなさい。
 7+?=139
 6+?=500
 9×?=810
あっという間に終わった。それを見せたら、合格だと言われ商人ギルド〈仮〉身分証明書を受け取った。
「兄さん~合格しました!」
「えっ、一発合格だと俺達だって無理だったのに。」
「こっちも準備完了だよ。ってこっちが予約していたじゃん!」
おっ登録したいと言うのはあの子か?丁度いいあの子を倒して登録するのを辞めて貰おうかな!
はは、そりゃいい!と言っているに違いないと思った僕はトイレに行くと言い待って貰った。
トイレに行って、[超回復薬作製]と薬草を買って出来たのを紹介するのは後にしよう。それと魔法書にある魔法を覚えた。
ちょっと賭けの前に鑑定しようかな!
「ふぅん、対したレベルじゃないのに何でそんなに威張る必要があるのかな?」
「なんだと?登録前に死にたいようだな?俺一人で十分だ。」
「へぇー一人ね。そこの二人付けて、三対一でどうかな?」
「ああ、良いぜ。」とその前にその汚れた服で戦うのは、自分は嫌だ。
「水よ来たれ 全ての汚物を消し落とせ バブルウォッシュ」
「どうかな?水魔法で貴方方先輩の汚れた服を綺麗にしたけど?」
「ありがてぇ、さっきの事は謝るよ。俺らはお前を仲間だと認めてやる!」
「ランクがGなのは最近入った人達なの?」
「合格よ、これが冒険商人ギルド身分証。無くさないでね!無くした場合、銀貨8枚だからね」
銀貨8枚も取るのかぼったくりだな。ちょっと早いけど売ってみるか!
「ハルと言います。迷惑をかけるかもしれませんが、その点についてはちゃんと治します。よろしくお願いします。そして今から討伐や狩りに行く先輩達におすすめ商品があります。そこの人ポーション飲むのストップ!ポーションを買うのはちょっと物価が高くて買うのが悩んでしまいますよね?」
「ああ、そうだ。結局のところ最後は買ってしまうのがオチ何だよな!なんかいい商品あるのか?」
「ええ、その名も『ミストポーションスプレー』これは足や目をつぶって顔や傷ついた場所にスプレーするとほら傷が回復していく!優れ物で1年間有効で銀貨1枚でどうかな?」
数時間後には全部売れて銀貨50枚をノルマ達成した!



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