私、これでも副会長なんだけど!?
みゆにっき その3
新学期に入って、更なるイケメンズ狩りに邁進中。
ここでしか手に入らないイケメンズも多いので、リセットを多用して、一人一人、手に入れていた。
「あれ?」
一人、不思議なイケメンがいる。
ゲームで見た覚えのない隠れイケメンだ。
なんで、分かったかというと、わたしの類まれなイケメンセンサーが異様な反応を示したからだ。
眼鏡とちょっとズレた雰囲気で、武装しているが、そんなんで、わたしの目を欺こうなんて、まだまだだ。
ついでに、リセット技と共に得たステータスを見る能力を発揮する。
「えっ!?」
名前は分かったが、それ以外が何故か、???で隠されている。
―――これは、どういうことだ?
今まで、こんなことはなかったが……もしかすると、ステータスMAXにしないと出てこないレアキャラなのかもしれない。
ゲームでは、ここまでステータスを上げた覚えがなかったので、それはそれで新鮮だ。
思わず、にんまりと笑みが零れてしまう。
まずは簡単に挨拶をして、出会いフラグを立てておこう。
「こんにちは、先生」
そういって、いつもの笑顔で声をかけてみた。
普通はこう微笑めば、どんな相手でも今では怯んでしまう。
「こんにちは。君は二年の……」
「望月美柚です。今後、いろいろとお世話になるかもしれないと思って、ご挨拶させていただきました」
にこっ。もう一度、微笑んでみた。
「ああ、わざわざ挨拶ありがとう。でも、僕は3年の担任で、教えるのも3年だけなんだ。一応、英語を教えているから、わからないことがあったら、尋ねておいで」
そういって、彼もまた、にこりと微笑んだ。
「それは残念です。今年一年、先生と楽しく過ごせると思ったんですが」
「大丈夫だよ。君のような子なら、すぐにでも友達ができるから。僕のような先生を友達にしないで、学生同士仲良くね」
にっこり微笑まれて、そのまま職員室へと戻っていった。
…………。
………………こ、これは、本当に攻略対象じゃないのか?
いや、まだフラグが立っていないだけだ。
わたしはそう思い直す。
とにかく、作戦の練り直しが必要だろう。
それに、わたしにはまだまだ時間があるのだ。
家に帰って、攻略ノートを確認しようと心に決めたのだった。
ここでしか手に入らないイケメンズも多いので、リセットを多用して、一人一人、手に入れていた。
「あれ?」
一人、不思議なイケメンがいる。
ゲームで見た覚えのない隠れイケメンだ。
なんで、分かったかというと、わたしの類まれなイケメンセンサーが異様な反応を示したからだ。
眼鏡とちょっとズレた雰囲気で、武装しているが、そんなんで、わたしの目を欺こうなんて、まだまだだ。
ついでに、リセット技と共に得たステータスを見る能力を発揮する。
「えっ!?」
名前は分かったが、それ以外が何故か、???で隠されている。
―――これは、どういうことだ?
今まで、こんなことはなかったが……もしかすると、ステータスMAXにしないと出てこないレアキャラなのかもしれない。
ゲームでは、ここまでステータスを上げた覚えがなかったので、それはそれで新鮮だ。
思わず、にんまりと笑みが零れてしまう。
まずは簡単に挨拶をして、出会いフラグを立てておこう。
「こんにちは、先生」
そういって、いつもの笑顔で声をかけてみた。
普通はこう微笑めば、どんな相手でも今では怯んでしまう。
「こんにちは。君は二年の……」
「望月美柚です。今後、いろいろとお世話になるかもしれないと思って、ご挨拶させていただきました」
にこっ。もう一度、微笑んでみた。
「ああ、わざわざ挨拶ありがとう。でも、僕は3年の担任で、教えるのも3年だけなんだ。一応、英語を教えているから、わからないことがあったら、尋ねておいで」
そういって、彼もまた、にこりと微笑んだ。
「それは残念です。今年一年、先生と楽しく過ごせると思ったんですが」
「大丈夫だよ。君のような子なら、すぐにでも友達ができるから。僕のような先生を友達にしないで、学生同士仲良くね」
にっこり微笑まれて、そのまま職員室へと戻っていった。
…………。
………………こ、これは、本当に攻略対象じゃないのか?
いや、まだフラグが立っていないだけだ。
わたしはそう思い直す。
とにかく、作戦の練り直しが必要だろう。
それに、わたしにはまだまだ時間があるのだ。
家に帰って、攻略ノートを確認しようと心に決めたのだった。
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