VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

87話──何とか帰還

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。




俺達はイベント前最後に訪れた街へテレポートされた。

「ふう。お疲れ様!」

「お疲れー!」

「おつかれ様ー! さあさあ、報酬タイムですよー!」
詩織がとても楽しそうだ。俺も報酬を見てみた。メールが送られてきていた。【討伐数1位報酬(グループ)】、【討伐数3位報酬(個人)】だけだ。報酬はガチャチケット、称号、アイテムがいくつかあった。アイテムは使う時にまた説明しようと思う。

「なかなかいい報酬だったね!」

「そうだね。で、リュウ個人の討伐数何位だった?」

「えっと...3位。」

「えー! リュウ兄3位なの!? 私1位だよ?」

「私は2位ね。」
なんと、2位と3位との差は200体も離れていたのだ。

「ごめんなさい! 普通に冒険してました。」

「ふぅーん。そうかそうか。私たち二人でこの討伐イベント頑張ってたのに、リュウは1人で冒険してたんだー。」
はる姉の顔が鬼のようになっている。しかし、今はそんなことを考えてる場合ではない。この状況をどうやって抜け出すかだ。

「はい。ごめんなさい。で、でも、美味しい魔物の肉頂いたからそれでチャラに出来ないかな?」

「無理です。許しません!」
詩織が後ろから言ってきた。

「はい...」

「罰として私達二人が今欲しいものなんでも買ってね。」
はる姉に怖い笑顔を向けられたら流石に断れない。

「分かりました。」

「じゃあ今日はここで解散ね。明日買いたい物メモして渡すから買って来といてね。」

「はい。」
やっと解放される。2人はそのまま狩りに言ったので俺はそろそろ第2回目のボス戦をしようと思っていた。ボスは既に攻略されていて、攻略法なども出回っているらしいが、そんなものは見ないでいく。

「よーし! グレイス、リル、アイテム整理したらボス戦行くぞ!」

「おぉ! それはいいですね!」
リルは少し楽しそうにしている。

(分かりました。)
アイテム整理をするために俺達は一旦家に帰った。


「ただいまー! グレイスとリルは外で待っててね。」
2人は家には入れないので外で待っててもらった。俺は自分の部屋に向かった。

「あったあった。アイテムボックスだ。」
家にはアイテムボックスが置けて、大きさ、種類は様々だ。俺の部屋には普通のアイテムボックスが置いてあり、容量は少し多めだ。

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