VRMMOをガチャで生き抜くために

りっきー

86話──最後の最後で

1話のリュウのステータスに職業を追加しました。





「くそー! 後10分でこのイベントも終わりかー! 結局、あの鬼人に勝てなかったなー。リベンジしたいけど、普通の世界の所にも出てくるのかな?」

「私も負けたままでは悔しいです。」

(我も同意見です。)
すると詩織とはる姉が帰ってきた。

「「ただいまー!」」

「ってリュウ達どうしたの? そんなに悲壮感漂わせて。」
俺は鬼人の話を2人にした。

「えー! リュウ兄とリルとグレイスでも勝てなかったの?」

「それは異常な強さよね。」

「そうなんだよ! 剣術も上手いし、再生能力も高くて、殺気かわかんないけど、異様なオーラを放ってたんだよ…ってあ! 【信長の怒り】使えばよかったー!」

「何それ?」

「えっと、侍の派生スキルかな? めっちゃMPの消費激しいけど、一時的にステータスが倍になるスキルなんだ。」

「そんなのあるの!?」

「流石リュウ兄だね! 職業で侍にした人は多いって聞いたけど、みんなそこまでレベル上がってないらしいからね!」

「そうなんだ! じゃあこれは秘密かな。」

「そうね。でも、そんなスキルがあるな誰でも使いたくなるわね。」

「でも、10秒で1000MP消費だよ? 結構きつくない?」

「確かにそんなに使われると次の攻撃が出来なくなるからね!」

「そうだね。良い所もあり、悪い所もあるって感じかな? まあ、あと数分でイベント終わるし、テント片付けよ。」

「はーい。」

「分かったわ。」

「よし! こんな感じでいいかな? 2人はさっきは何を倒してたの?」

「私達は、近くにあった湖にいた、アメンボみたいな魔物を倒してたら水の中で呼吸出来て、少しだけ泳ぐのが早くなるアイテムがドロップしたから、海に行って、海底探索してたのよ。」

「へー! いいなー! 俺も海底探索したかった! まさかそんなアイテムがあるとはね。」

「ふっふっふ。そんなリュウ兄のために、余分に取っておいたよ!」
そう言って詩織は【魚の気持ち】を取り出した。

「おー! 流石我が妹よ! これで俺も海底探索が出来るな!」

「あ、リュウそれ使う時注意してね。魔力をそのアイテムにある程度入れないと効果発揮しないからね。」

「おう! 気をつけるよ!」

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これで『夏の追い込み合宿』は終わりになります。後ほどランキングと報酬をメールで送りますので確認をお願い致します。

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