少年の小言

白い線香

瑠璃空

瑠璃色の空を見上げながら僕は星を見ていた
あなたを思い出しながら星を見ていた
遠くに汽笛がきこえる
銀河鉄道の汽笛だ
あなたは鉄道に乗って消えて行った
僕は空を見上げて手を伸ばす
どれほどワープすれば君の元へ行けるのだろう
銀河鉄道は片道だ
君は帰ってこれない
それがわかってるのに僕は君が帰ってくるのを待っている
懐かしい歌ばかり思い出す
小さい頃の自分ばかり思い出す
無邪気に笑っていたあなたのことばかりを思い出す
なんでこんな気持ちになる
こんな気持ちにする君はもう帰ってこない
こんな気持ちにする君を僕は愛していて同時に憎んでいる


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