少年の小言

白い線香

愛の重さ

愛だけあっても
認められない僕は自分を責めるだけなんだ
信頼に報いることさえできずに
親の愛を恩返しすることさえできずに
そんな僕を僕が呪う
そしたら僕には傷が付く
そこにあなたが塩を振る
愛の鞭だよね
信頼するから
僕が立派になってほしいから
叩くんだよね
僕は悪い子だ愛れているのに不満があるなんて
そんな僕とはおさらばだ
両手を合わせて
死んでしまおう
ここで終止符を打とう
愛の重さに耐えられないから
こんな悪い子でも誰かに認めてほしかった
愛があっても
繕った笑顔で生きることになっちゃうのは何故だ
悪い子でごめん
悲しまないで僕が悪い
いい子になるから
認められないそれでも
愛に縛られて生きていくしかない

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