#140文字小説

北西時雨

2018/08/02

人生は流星だ。自分より大きなものに巻き込まれて始まる。始まりと終わりも、落ち始めと消えかけという意味で大差なく一瞬のことである。外野から見れば美しいらしいが、常に燃え続けているのだからたまったものではない。
そして、消えたら何も残らない。

今日も私は墜ち続けている。

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