人間として転生した元創造神〜テンプレ通り、人生という名のストーリーを急ピッチで進めていく〜

和羽

22話~天使再来




 「エルフ?」

 リリスの言っている意味がわからず、思わず聞いた。

 「はい♪言い方が悪かったですね…人間はエルフの所有物。つまり奴隷になるということです」

 「やだ」

 「死にたいのですか?」

 「……お前…何様だ?」
 そう、気になってもおかしくない。むしろ気になるのが普通である。国王ですら降伏しているのに、なぜ立ち向かうのか…

 「…ダークエルフ」

 「…!」
 リリスに言われ、髪の毛を見る。……たしかに黒髪だ。

 「やっぱり気が変わっちゃった♪ここでみんな死んでね?」

 「くっ…」
 俺は死を覚悟し、目を閉じる。


 「どりゃあ!」

 「「へ?」」
 俺とリリスが戸惑い、驚いて目線を声の主へと向けると、可愛い見た目とは裏腹に、ドスの効いた低い声で「どりゃあ!」と言う掛け声とともに走ってきた。否。飛んできた天使が、今度は可愛らしい声で、
 「ご主人様をいじめちゃだめぇぇぇ」
 ………着いてきたのかよ。まあ、助かったからいいんだけどさ。

 「なぜ天使が……ご主人様……こいつの事か………動くな!動けばこいつを殺すぞ」

 「でもぉ、あなたが首を刺そうとした瞬間にあなたを殺せば、ご主人様は死なないよ?」
 化物かよ…何?ナイフ数センチ動かすより早く殺せるの?すごくね?

 「……………降伏します…なので、命だけは……………」
 リリスは、ナイフを地面におき、両手を上げた刹那、リリスに無数の金色に輝いたナイフが刺さっていた。

 「ご主人様をいじめた報いです」
 すると、天使は、俺の前にすぐさま来た。すぐさまと言っても、見えなかった程の速さだが…

 今にも褒めて褒めて撫でて撫でてと言い出しそうな顔でこちらを見つめている。


 おらは仕方なく、天使を撫でる。

 「ところでお前…名前は?」
 「ご主人様…忘れてしまったのですか?」
 今にも泣き出しそうな顔でこちらを見つめてくるので、俺は慌てて
 「いやいや、教えて貰ってないから」
 と言った。

 「そうだったんですね!私の名前は、リ・ゼロ・ノゲ・ノラ・エスエー・オー・オ・バロ・コノス・バ・アニメーションです!」

 「………いや、色々とアウトだろ…」
 「えっ……」
 リ・ゼロ・ノゲ・ノラ・エスエー・オー・オバロ・コノス・バ・アニメーションは、うるうるした目で、こちらを見つめてくる………何回泣きそうになんだよこいつ。

 「そ、そうだ!俺が名前を付けてやるよ」
 「ほんとですか!」

 「あ、あぁ。だから落ち着いて…な?」
 「はい!」

 俺は考えに考えた…が、思いつかないので、単純なのにすることにした。

 人(天使だが)。そしてよい。

 「…お前の名前は、強恩    命しおん    めいだ。」
 「嬉しいです!」
 
 喜んでもらえてよかったぁ。どっちも下の名前みたいだから、嫌がるかも…っていう心配は不要だったようだ。
 天使に人間みたいな名前を付けたから、気づかれることはないと思うが……
 

 「ご主人様、次はどちらへ行けれるんですか?」
 「帰る」
 「私が送りましょうか?持っていきましょうか?
 「結構です」




 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 忙しくなるので、毎日投稿ができなくなると思います。
 次話もぜひ読んでくださいね。

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