人間として転生した元創造神〜テンプレ通り、人生という名のストーリーを急ピッチで進めていく〜
21話~形勢逆転、そして形勢逆転?
エルフ
それは、人である。そう、人だった。元々、人間とエルフは同種族であったが、突然変異により、見た目はまったく同じだが、種族が2つに分断。それぞれ独自の文化を繁栄してきた。
エルフは森に住んでいたことから、自然をこよなく愛する種族としても知られている。また、魔石以外で唯一魔法陣を使える種族でもある。
曰く、エルフは全種族最強の魔法士たちの集団である。
曰く、自然破壊を進めるオークを嫌っている。
曰く、美男美女しかいない。
曰く、肌が白く、銀髪、金髪しかいない。
これを兵士から聞いた時、あ、そこはテンプレじゃないのね。と、思ってしまった。
「さてと…この国の王様は誰かなぁー?」
エルフたちが道を開け、さっきの美少女が前に歩みでた。
「…私です」
「…名前は?」
「…佐藤    環奈」
「へぇ…」
あ、そっか…元々、人間だから、名前の付け方も一緒なのか…ん?リリスは名前の付け方が……
「で?」
「え?」
「これから私たちエルフをどうするの?」
「殺すと言ったら?」
「こっちは戦う準備もしてないし、抵抗するだけ無駄ね」
「なら、エルフの国…えーと……」
「ウーデン国です」
エルフの国名を知らない俺に、兵士の1人が教えてくれた。
「今日をもってウーデン国は、我らのものだ」
「そうはさせませんよ?」
背後から、聞き慣れた声がし、思わず振り向く。
「リリス!」
俺が声を上げた刹那、リリスは、はたまた背後にまわり、俺の首元にナイフを当てる。
兵士たちがざわめくのが聞こえる。
「あと数センチこのナイフを動かせば、こう様は死んでしまいますね♪」
「…リリス……何…を………」
「喋るな劣等種」
メイドやってた頃には想像も出来ないような冷たい声でそう言ってきた。
「…!?」
「メイドしてた頃…ほんっとーに居心地が悪かったよ!」
「……………」
「周りには木造物ばかり…人間が、オークにも負けないくらい自然破壊を繰り返してるなんて!」
「……………」
「ってことで、あなたたちはこれからエルフです♪」
「「「へ?」」」
俺合わせたこの場にいる人間全員が、シンクロした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回は短めですが、許してください。
次回もぜひ読んでくださいね♪
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