人間として転生した元創造神〜テンプレ通り、人生という名のストーリーを急ピッチで進めていく〜

和羽

14話~洗脳




 「ここは…どこ?」
 「大丈夫か!?」

 「だぁれぇ?」
 「…!頭をうった衝撃で脳に影響が…?」

 「私、頭をうったの?」
 「あぁ、そうだ」

 フッ…俺の完璧な演技力には、役者も惚れ惚れするだろうな…いや、確定的だ!

 「……私とあなたの名前は?」
 「お前はマム。俺はこうだ。」

 「うん、わかった!」
 「ほんとに…記憶を失ったのか?」

 「そう…みたい……」
 「そうか………」

 「ねぇ、私、どうしたらいいの?」

 「とりあえず、知っておいてほしいことがある。俺たちは互いの国の国王だ…」

 「国王!?2人とも?」
 「あぁ。」

 「じゃあ、敵同士なの?」
 「いいや?俺たちは表向きでは敵対しているが、本当は国王同士、仲良くしている」

 「そーなの?」
 「そうだよ」

 「じゃあ、これからも仲良くすればいいの?」
 「それは難しいかもな…」

 「なんで?」
 「さっき、表向きでは敵対してるって言ったろ?」

 「うん…」
 「そのせいで、マムの国の首脳達が、俺を殺そうとしてるんだ」

 「…そんな」
 「だから、助けて欲しいんだ」

 「できるだけやってみる!」
 「頼んだ」

 よし、完璧だ。記憶を失って不安な時、親しげに接してきたやつがいれば、自ずとそいつを信用してしまうのは世界の摂理も同然。なら、それを利用すればいい。

 そう、記憶を上書きする。それだけの話だ。

 「「「マム様!ご無事ですか!?」」」
 …おぉ、ヒゲ三人衆。

 「「「貴様ァ!マム様に何をした!?」」」
 「俺は、マムと話をしていただけだ」

 すると、ヒゲ三人衆はマムを見やる。

 「え、えぇ、本当よ!」
 「「「…そう…ですか……」」」

 「そうだ、お前らに言うことがある」

 「んだとこら」
 「んだとあぁ?」
 「んだと小僧」

 「今日をもって、大実力無空国は、ウィーキストの支配下となる」

 「は?」
 「あ?」
 「え?」


 「てことでこれからよろしく〜」


 「「「……………」」」

 マムは一瞬、支配下という言葉に戸惑っていたが、なにか意図があるのだろうと思ったのか、口を開いた。


 「そ、そうなのよ。急でごめんなさいね」


 「「「マム様……」」」



 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回は少し短めでしたが、セリフを多めにいれたつもりです。主人公の性格の悪さクズさがよくわかったと思いますw次回もぜひ読んでくださいね。
 

「人間として転生した元創造神〜テンプレ通り、人生という名のストーリーを急ピッチで進めていく〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く