人間として転生した元創造神〜テンプレ通り、人生という名のストーリーを急ピッチで進めていく〜
6話~勘違い
まあ、あれからなんやかんやあって、
とにもかくにも、1000種族になっちゃいましたぁ。「テヘペロ〜」…………やだ泣きそう。
元神は、鏡の前でそんな馬鹿げたことをし、自分の気持ち悪さに絶望していた。
国民に謝る練習をしていたが、俺は、無意味なことに今更気づいた。
「歴史変えられてんだから謝っても『は?』って返されるだけじゃん!」
と、自分の行動の無意味さと虚しさのあまり、大声をあげた。
国王になったからといって、流石に1歳児に仕事を押し付けるようなクズはおらず、のんびりゆったりとした生活を過ごしていた。
「暇だなぁ」と毎日のように言い続け、数年が過ぎた。
俺の5歳の誕生日パーティの際に、楽しい雰囲気が一気にぶち壊しになった。
理由はごくごく単純だ…
国王の誕生日にも関わらず、俺のケーキを用意していないのだ!マジギレした俺は、使用人を全員死刑執行しようかと思ったが、美少女メイドが泣きついてきたので、心の広い俺は許してやることにした。
まあ、その代わりといってはなんだが、その美少女メイドこと『リリス』を俺の専属メイドにした。
決して可愛いからじゃないよ?うん。
そんなたわいのない生活を送っていたが、とうとう俺も10歳。初のダンジョン探索だ。
だが、俺は毎日筋トレ、走り込み、剣の素振り、勉学を怠らずに約9年間過ごしてきたので、ステータスもかなり上がっていた。
発再 神
人族
おそらく男
Lv1
HP 190
MP 190
攻撃力 240
防御力 220
俊敏 890
魔力 901
幸運度 5
スキル
アイテムボックスLv1
称号
魂永き者 神々に愛されし者 ホモ 努力家 秀才 国王
魔力は、魔法を当てる対象がないとなかなか上がらず、アイテムボックスは図書室の本を毎日頑張って運んでたら手に入れた。
幸運度は、楽しかったパーティの数が4回なので、4増えた。
レベルはモンスターと戦わないと上がらないらしい。
パラメーターの上がり具合は、パラメーターによって決まる。あ、まって、何言ってんだこいつみたいな目で見ないで!
例えば、俺の場合はLv1の段階で他の人がLv1だった状態に比べるとパラメーターが数倍勝っている。だから、これからレベルが上がる時の成長スピードも数倍になるってわけ。お分かり?
てことで、早速行ってみよーー!
俺は勢いよくドアを開け、廊下を走る……寸前でリリスに止められた。
「どちらへ行かれるのですか?」
「ダンジョン」
「…誠に申し上げにくいのですが………」
あれ?なんかリリスの様子が変…
「ダンジョン攻略は3ヶ月後でございま すよ?」
「え………」
その時!俺の脳裏に1つの言葉が浮かんだ!「マジですか…」と!
読んでくれた方、ありがとうございます。
次回の6.5話は、下ネタが多く、本編とは全く関係のない話となっております。そういうのが苦手な方はご控えください。
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