命改変プログラム
1139
「ダメダメねスオウ」
海から引き揚げられ……てはなくて、逆に海の底の竜宮城に連れていかれた。まあ本部はここだからね。げどここに他のメンバーがいたところを実は見た事ない。召喚獣なら見てるが……プレイヤーって意味では全然だ。あんりまここに来させたくないんだろうか?
「あんなの反則だろ」
僕は思ったことをそのままいうよ。何あれ? 強すぎってレベルじゃない。対抗手段がないぞ。それこそシステムからはみ出てたシクラ達でもないとやりようがなくない?
「切り札なんだからそのくらいじゃないと駄目じゃない? 疲れるんだからあれ。ねえ」
「そうですそうです! とっても疲れるんですよアレ!」
ローレの回りをフヨフヨと飛び回ってるのは光の精霊である『フィア』だ。その姿はただの白いフワフワとした光にしかみえない。どうやら疲れたから簡易的な表示しかしてないらしい。本当なら可愛らしい精霊な見た目してる。
「あれで楽々運用されたらたまった物じゃないっての。何か弱点とかないのかよ?」
「それはですね~」
「こらフィアやめなさい。それも試練でしょ」
「そうですそうです! そんな手には引っかかりませんよーだ!」
いやいま思いっきり引っかかりかけただろ。この精霊が精霊の頂点に位置してるってんだからちょっと複雑だよね。だって間抜けだし……小さいし……まあまじで強いんだけど。
「全く本当にダメダメですね。こんなんじゃ私の祝福は上げれませんよ?」
「わかってるよ。わかってるけど……」
僕はじっとフィアとローレを睨む。睨んだ所で解決策なんてないんだが……
「やっぱりスオウに取ってはオリジンが切り札であって枷になってるのが問題ね」
「枷?」
「だってあれって使いにくいでしょ? 特にプレイヤーには」
「まあ確かにな」
オルガトがいる場合なら、制御もしやすいが、そうでないと全てを破壊しつくしかねないからね。あんな物を無暗にプレイヤーに向けたらそのデータを破壊してしまいかねない。そうなるときっと恨まれるだろう。今でさえ結構恨まれてるのにこれ以上は勘弁してもらいたい。
けど頼りになるのも確かなんだよね。結局オリジンで会長倒した様な物だし。
「それにオリジンがあるから祝福をオルガトから受けれない」
「それもあるな……」
契約と祝福は両立できないと言われたからね。契約は精霊を召喚獣として使役する事が出来る事で、祝福は簡単に言えば力を授かる事なんだと思う。
まあなんかそれ以上の事が出来るのはなんでか知らないけどね。コードに干渉出来るし。ローレは契約をかわしてて、僕は祝福よりだ。会長もそうだ。けどオリジンとは契約してる。その時手に入った力がオリジンな訳だ。これもおかしいけどね。
本当ならオルガトを呼び出せないとおかしいんだ。でもオリジン。何かあの野郎隠してると思う。
「オリジンのスキルレベルをカンストしてその身に完全に宿せれは契約を解除して祝福受けれるんじゃない?」
「そんな事できるのか?」
オリジンはかなり特殊なスキルだ。そんな普通のスキルの様に出来るかな? 出来ない様な気がする。
「まあオルガトからは私が話しをきいておくわよ。あんたはオリジンのスキル上げをしなさい」
そんな言葉共に僕はいきなり海の中に放り出された。おいおいなんだよこれ!? 頭にローレの声が響く。
『オリジン対策と、敵を用意しておいたわ。今日でカンスト目指しなさい』
「ゴボッ! ガボボ!!」
抗議をしようと口を開いたら海水が入ってきた。しまった思うんだった。そんな事を思ってると、なんかめちゃデカい魚が向かってくる。数十メートルはある様なデカ物だ。なんてもん用意してんだよアイツ!! そんなこんなで僕の訓練の続きが始まった。
海から引き揚げられ……てはなくて、逆に海の底の竜宮城に連れていかれた。まあ本部はここだからね。げどここに他のメンバーがいたところを実は見た事ない。召喚獣なら見てるが……プレイヤーって意味では全然だ。あんりまここに来させたくないんだろうか?
「あんなの反則だろ」
僕は思ったことをそのままいうよ。何あれ? 強すぎってレベルじゃない。対抗手段がないぞ。それこそシステムからはみ出てたシクラ達でもないとやりようがなくない?
「切り札なんだからそのくらいじゃないと駄目じゃない? 疲れるんだからあれ。ねえ」
「そうですそうです! とっても疲れるんですよアレ!」
ローレの回りをフヨフヨと飛び回ってるのは光の精霊である『フィア』だ。その姿はただの白いフワフワとした光にしかみえない。どうやら疲れたから簡易的な表示しかしてないらしい。本当なら可愛らしい精霊な見た目してる。
「あれで楽々運用されたらたまった物じゃないっての。何か弱点とかないのかよ?」
「それはですね~」
「こらフィアやめなさい。それも試練でしょ」
「そうですそうです! そんな手には引っかかりませんよーだ!」
いやいま思いっきり引っかかりかけただろ。この精霊が精霊の頂点に位置してるってんだからちょっと複雑だよね。だって間抜けだし……小さいし……まあまじで強いんだけど。
「全く本当にダメダメですね。こんなんじゃ私の祝福は上げれませんよ?」
「わかってるよ。わかってるけど……」
僕はじっとフィアとローレを睨む。睨んだ所で解決策なんてないんだが……
「やっぱりスオウに取ってはオリジンが切り札であって枷になってるのが問題ね」
「枷?」
「だってあれって使いにくいでしょ? 特にプレイヤーには」
「まあ確かにな」
オルガトがいる場合なら、制御もしやすいが、そうでないと全てを破壊しつくしかねないからね。あんな物を無暗にプレイヤーに向けたらそのデータを破壊してしまいかねない。そうなるときっと恨まれるだろう。今でさえ結構恨まれてるのにこれ以上は勘弁してもらいたい。
けど頼りになるのも確かなんだよね。結局オリジンで会長倒した様な物だし。
「それにオリジンがあるから祝福をオルガトから受けれない」
「それもあるな……」
契約と祝福は両立できないと言われたからね。契約は精霊を召喚獣として使役する事が出来る事で、祝福は簡単に言えば力を授かる事なんだと思う。
まあなんかそれ以上の事が出来るのはなんでか知らないけどね。コードに干渉出来るし。ローレは契約をかわしてて、僕は祝福よりだ。会長もそうだ。けどオリジンとは契約してる。その時手に入った力がオリジンな訳だ。これもおかしいけどね。
本当ならオルガトを呼び出せないとおかしいんだ。でもオリジン。何かあの野郎隠してると思う。
「オリジンのスキルレベルをカンストしてその身に完全に宿せれは契約を解除して祝福受けれるんじゃない?」
「そんな事できるのか?」
オリジンはかなり特殊なスキルだ。そんな普通のスキルの様に出来るかな? 出来ない様な気がする。
「まあオルガトからは私が話しをきいておくわよ。あんたはオリジンのスキル上げをしなさい」
そんな言葉共に僕はいきなり海の中に放り出された。おいおいなんだよこれ!? 頭にローレの声が響く。
『オリジン対策と、敵を用意しておいたわ。今日でカンスト目指しなさい』
「ゴボッ! ガボボ!!」
抗議をしようと口を開いたら海水が入ってきた。しまった思うんだった。そんな事を思ってると、なんかめちゃデカい魚が向かってくる。数十メートルはある様なデカ物だ。なんてもん用意してんだよアイツ!! そんなこんなで僕の訓練の続きが始まった。
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