命改変プログラム
949
「ここだ」
そういうアギト。その前には白い円形の祭壇がいきなりある。山をそこだけ削って作ったかの様な不自然さ。やけに白いしね。汚れが全くみえない。こんな不自然に綺麗なら、結構遠くからでも僕なら確認できそうだが、わからなかった。
雪に埋もれてた? とか一瞬考えたが、この祭壇には全然雪が積もってない。ここはほぼ山頂だ。八千メートル級の山の山頂は雪が積もってる。息を吐けば白くなるのは普通だ。僕達はそんな場所に、一応コートは羽織ってるが、それも一枚程度。普通あり得ないし、実際なかなかに寒かった。防寒アイテムや薬使ってたが、流石にぬくぬくとはいかなかった。
まあそれでも死ぬほどじゃなかったが。けど、ここはどうだろうか? 祭壇の周囲はなんと春だった。明らかに周囲と温度が違う。ポカポカしてる。熱いほどじゃないが、寒くなんてない。風もとてもやさしい。僕にはそれがエアリーロの風だとわかる。
「結界だね。私も全然見えなかったし、隠蔽されてたんだね」
そういう会長。こんなのむき出しなら、流石に気づくもんな。僕達めっちゃ歩いたし……アギトの記憶があいまいだったのもあるが、結界で隠されてたのならしょうがない。僕達はネットで攻略版を見つつここまできた。反則? もうそういう時代ではない。
はっきり言えばお手あげだったのだ。所々に旗の様なあって、それがこれまでここにきたプレイヤーが残した目印とはわかったんだけど、ぜんぜん正確じゃなかった。よく吹雪くからか、飛んで行ったのもおおくあるんだろう。逆に混乱した。
アギトが。だからかなり探し回った。
「じゃあさっそく献上しよっか」
まあこれまでの事をぐちぐちと言ってもしょうがない。探し回った以外はそこまで大変でもなかったからな。もうちょっとちゃんと情報収集してればもっと楽だったろうと思えるから、確かにエアリーロはそこまで道中が大変ではない。
お手軽な精霊だろう。今回は会長がいきなり言って出発したから苦労しただけだ。円形の祭壇の中央には四角い岩が腰の高さまで上がってる。あそこに持ってきたアイテムを奉納すればいいんだろう。なんの装飾もない味気ない場所。
(ここって別にエアリーロってわかるようなのないよな?)
祭壇というなら、もっとエアリーロを特徴づけるような装飾がされてもおかしくないような気がするが……そんなのいっさいない。ただ白いだけだ。まあこの円形の祭壇は魔法陣が浮かぶんじゃないかとおもってるが。そしてそれは当たった。
会長が三つのアイテムを奉納すると、足元が光る。そして奉納したアイテムが光となって消えていく。それと同時に、風が吹き荒れた。飛ばされそうな程の風だ。僕達は踏ん張る。同時に、目とか開けてられなくなった。けどそれはほんの一瞬。優しい風が今度は体をなでる。
『求める者よ。私は風の精霊エアリーロ。なんのようでしょう?』
祭壇の上空にエアリーロが現れた。まるで初対面がの様な文言を言ってる。
そういうアギト。その前には白い円形の祭壇がいきなりある。山をそこだけ削って作ったかの様な不自然さ。やけに白いしね。汚れが全くみえない。こんな不自然に綺麗なら、結構遠くからでも僕なら確認できそうだが、わからなかった。
雪に埋もれてた? とか一瞬考えたが、この祭壇には全然雪が積もってない。ここはほぼ山頂だ。八千メートル級の山の山頂は雪が積もってる。息を吐けば白くなるのは普通だ。僕達はそんな場所に、一応コートは羽織ってるが、それも一枚程度。普通あり得ないし、実際なかなかに寒かった。防寒アイテムや薬使ってたが、流石にぬくぬくとはいかなかった。
まあそれでも死ぬほどじゃなかったが。けど、ここはどうだろうか? 祭壇の周囲はなんと春だった。明らかに周囲と温度が違う。ポカポカしてる。熱いほどじゃないが、寒くなんてない。風もとてもやさしい。僕にはそれがエアリーロの風だとわかる。
「結界だね。私も全然見えなかったし、隠蔽されてたんだね」
そういう会長。こんなのむき出しなら、流石に気づくもんな。僕達めっちゃ歩いたし……アギトの記憶があいまいだったのもあるが、結界で隠されてたのならしょうがない。僕達はネットで攻略版を見つつここまできた。反則? もうそういう時代ではない。
はっきり言えばお手あげだったのだ。所々に旗の様なあって、それがこれまでここにきたプレイヤーが残した目印とはわかったんだけど、ぜんぜん正確じゃなかった。よく吹雪くからか、飛んで行ったのもおおくあるんだろう。逆に混乱した。
アギトが。だからかなり探し回った。
「じゃあさっそく献上しよっか」
まあこれまでの事をぐちぐちと言ってもしょうがない。探し回った以外はそこまで大変でもなかったからな。もうちょっとちゃんと情報収集してればもっと楽だったろうと思えるから、確かにエアリーロはそこまで道中が大変ではない。
お手軽な精霊だろう。今回は会長がいきなり言って出発したから苦労しただけだ。円形の祭壇の中央には四角い岩が腰の高さまで上がってる。あそこに持ってきたアイテムを奉納すればいいんだろう。なんの装飾もない味気ない場所。
(ここって別にエアリーロってわかるようなのないよな?)
祭壇というなら、もっとエアリーロを特徴づけるような装飾がされてもおかしくないような気がするが……そんなのいっさいない。ただ白いだけだ。まあこの円形の祭壇は魔法陣が浮かぶんじゃないかとおもってるが。そしてそれは当たった。
会長が三つのアイテムを奉納すると、足元が光る。そして奉納したアイテムが光となって消えていく。それと同時に、風が吹き荒れた。飛ばされそうな程の風だ。僕達は踏ん張る。同時に、目とか開けてられなくなった。けどそれはほんの一瞬。優しい風が今度は体をなでる。
『求める者よ。私は風の精霊エアリーロ。なんのようでしょう?』
祭壇の上空にエアリーロが現れた。まるで初対面がの様な文言を言ってる。
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