命改変プログラム

ファーストなサイコロ

針の道

 混乱の只中を避けて僕達は再び四角い大きな正方形の箱をした第一研究所へと舞い戻ってきた。テトラの復活でかなり早くここまでこれたよ。こいつの力のお陰で周りの混乱に巻き込まれる事も無かったしな。
 まあ、あの黒い奴が暴れてる中、それをスルーするってのは心が痛む物があったけどね。ブリームスの兵隊さん達が果敢に立ち向かってた様だけど、響き渡る阿鼻叫喚の声は酷かったからな。
 でもそれでも、僕達は進んできた。それに今の僕達じゃ、奴等を止める事は結局出来ない。だからこそ、歯を食いしばってでも自分達がやれる事を見つめないといけない。


「ここだな。なんだか貴様の指輪になった箱に似てるな」
「……多分、無関係じゃないんだろう。第一•第二•第三はそれぞれ何かの役割があるっぽい」


 第四が除外されてるのは、あれは勝手に名乗ってるからだろう。第一〜第三まではこの街が直接管理してる研究機関だ。かなり古くからあるようだし、目的や役割があって作られた建物って線が濃厚だ。
 だってわざわざ三種の神器と呼ばれてるアイテムに関連させた形にしてるってな……何かあります––と言ってるようなものだろう。ある意味これで何も無いほうがビックリだよ。


「たらたらしてる時間はないわよ。さっさと初めて」


 孫ちゃんのそんな言葉に僕とテトラは顔を見合わせる。そして僕は頷くよ。僕達は第一研究所の敷地に入り、建物の扉にそれぞれ手を掛ける。その際、テトラの奴が僕の頭に手を置いた。
 そこから体に帰ってくる暖かな力の感覚。それを感じながらそれを僕は手の先に集める。そしてテトラの奴は手から黒い力を集めてる。そしてそれぞれの神の力を僕達は同時に建物へ流し込む! するとその瞬間、近くの空間に同じような黒い箱が数箱出現して、道路を潰して道へ落ちた。


「壊せたか?」
「みたいだな。孫ちゃんの推測通り」
「当然」


 僕の言葉に孫ちゃんが鼻高々にしてる。いやまあ、これは誇っても良いけどね。このクリエの体にある神の力を使えば錬金を打ち破れるかも知れないってのは孫ちゃんの提案だったからね。
 どうやって第一研究所に取り残された皆を助けるか……それの最大の妨害に成るのは、研究所内がランダムに組み替えられる錬金仕様。もう一度あの中に戻ったって、第一の警備に振り回されるのが目に見えてる。
 なんてたって、向こうが主導権握ってるんだからな。罠の中に飛び込む様な物だ。だからこそその錬金空間を壊す為に、孫ちゃんが提案したのが、クリエとテトラの力を使った干渉だ。
 僕を排除するようにこの研究所は外へ出した。そしてその前も何回かおかしな事が僕に……というか、この体で起こってたからな。もしもデカイ力をぶつけれる事が出来れば、錬金を狂わせるか破壊するとかが出来るかも知れない……そう孫ちゃんが言ったんだ。
 まあ逆説だし、一度は僕自身も考えたけど危険が大きすぎたからね。僕は自分自身で神の力を制御することは出来ない。だけど今はテトラがいる。だから出来た。こいつ自身の力とこいつに残ったクリエの力を返してもらう形で、それをちょっと操作するだけで出来たのはラッキーだ。
 元々テトラが力を分けておいてくれたお陰で複雑な事何もやらなくてよかったし。下手したら爆発する力なんて気軽には触れれないからな。


「さて、この箱のどこに所長達が居るのかが問題ね」
「複数の箱があるって事は、ランダムだったのはそれぞれの箱を継ぎ接ぎしてたって事か」
「多分異空間で繋いでたんだろう。それを今ので壊した。面倒だが、ここからは足で探すしかないな」


 確かにここからは結局足で探すしか……うん? 僕はここで重大な事に気付くよ。周辺に落ちてきた黒い箱……これって……


「おい、周りの箱には入り口が無くないか?」
「そんな事か」


 僕の指摘にテトラの奴は速攻で攻撃をぶつけて穴開けてた。流石邪神、荒々しい。だけどまあこれで突入できるな。けど一個一個見て回るのは流石に面倒––するとその時ドゴン!! と複数の箱からデカイ音が響く。


「出てくる……」


 連続したその衝撃の後に凶悪な顔が箱を突き破って姿を表す。暗い中ではわかりづらかったその姿はまさに機械って感じ。銀光りするその体は日の光を受けて頭頂部をキラリと輝かせてる。そして真っ赤に輝く目はギョロギョロ動いてこっちを見つけて大きな口を開こうとしてる。


「ヤバイ、デカイのが来るぞ!」
「デカイのな……なら潰すか」


 テトラの奴は不敵な笑みを浮かべてその手に力を集める。まあこいつならあのロボの攻撃なんか確かに弾きそうではあるけど……


「お前、あんまり力使い過ぎるとまた……」
「舐めるなよ。俺は貴様等とは出来が違う」


 さいですか……まあ神だしそうなんだろうけど、実際どの位回復できてるのかは知りようがないからな。でもテトラだし、大丈夫と言うのならそうなんだろう。それよりも派手なのぶちかまされてこの場所に奴等が気付くほうが問題……それならやってもらうしか無いか。
 今ここでアレを止めれるのはテトラの奴だけだしな。


「うおおおらぁ!」


 黒い力の靄を纏った拳で飛び出した頭部を吹き飛ばす。火花を散らして弾かれた頭部は少しの間、虫みたいに気持ち悪く動いてたけど、その光が沈むと動きを完全に止めたようだった。


「ちょっと何アレ? 気持ち悪い。てかやっぱ邪神ね。滅茶苦茶じゃない」


 孫ちゃんは呆れたような、でもちょっと怖がってるような、そんな入り混じった声をだす。まあでも確かにわかる所はある。いきなり顔面ぶっ飛ばしたから。潰れた生首とかグロいんだよね。
 なんか垂れてるし……オイルか何か? でもLROでオイルってのもな……錬金という力で動いてる筈では? そう思ってると頭や残った体の部分から何か、ブクブクと泡みたいなのが浮いてきた。そしてそれらは黒い箱へ流れると、立体的に浮き上がって小さな姿を形作る。


「ぷは〜、やられたです。やられたです」
「そうですね~そうですね~」
「クラクラです〜クラクラ〜」


 弾かれた顔面の方から出てきた奴は目をクルクルさせて足元不安定だ。てかこいつらが操ってたの? 出てきたのは小さな小人達だった。第一で大量に湧いて出てきてた小人……それがこの恐竜型ロボットを操ってたのか?


「なんだこれは?」
「はわわ〜」


 テトラの奴が興味津々にその一体の頭を掴んで持ち上げる。はわわ〜と叫んで居る割にはなんだか呑気そうな面構え……周りの奴等はすかさず逃げ出してた。なんて薄情な……「今です〜今です〜」とか「生け贄よろしくです〜」とか言ってる。ひっでぇな。
 可愛い姿形してるくせに中々にシビアな奴等のようだ。そう思ってると逃げ出した小人達は黒い箱に溶けるように消えてく。一人人質に成った小人は一粒の涙を流しながらこういった。


「僕は美味しいですよ」
「そこは美味しくないと言うべきだろ?」


 テトラじゃないけど、僕もそれには同じように心で突っ込んだ。セリフがあってないぞ。すると今度はそれぞれの箱から大量の小人達がにょきにょきと顔を出してくる。


「なんだ? 仲間を助けに来たのか?」
「いや、ちょっと待て」


 僕の警戒した言葉に待ったを掛けるテトラ。訝しむ感じて見てると奴等はそれぞれの箱の前に集結しだして、こっちにはあまり感心を見せない。そして何やらワイワイと楽しそうに相談したかと思ったらそれぞれのリーダーなのか、そんな奴が「ピッピッピーー」と笛を吹き出した。そしてそれを合図に箱の周りや上に乗り出す小人達。
 端から見てる分にはなんとも癒される光景だ。でも何をしようとしてるのか……それは気になる。こっちを完全に無視してるって事はテトラの手の中の仲間を助ける気は全くないんだろうけど……するとその時「ピピーー!!」と甲高い笛が成ってそれぞれの場所で小人達が小躍りを始める。そしたらなんと黒い箱が地面にだんだんと吸い込まれてく。
 それを見てテトラは気付いた。


「あいつ等、もう一度異次元へアレを送る気だ!」
「確かに、そうみたいだな」


 それは困る。異次元へ戻されたらまた厄介な事になるからな。一個一個調べるのも面倒だけど、ちゃんと物理的に繋がってくれてたほうが分かりやすくていい。異次元で繋がれたら、どれだけ進んだか、後どれだけ探せばいいのかも分からないからな。
 可愛いからちょっと心は痛むが……このまま異次元に送られる訳にはいかない。


「テトラ!」
「分かってる」


 そう言ってテトラは周囲に黒い玉を大量に出現させる。奴等貧弱そうだし、テトラなら息を吐くくらい簡単に消滅させれるだろう。


「待ちた〜まえ〜!」
「うん?」


 大人しかったテトラが捕まえてた奴がいきなり声を出してそう言った。しかもなんだか狂ったように小刻みに震えてる。


「何かしたのかテトラ?」
「いや、何もしてないが……」


 じゃあ恐怖に耐え切れなくなっておかしくなった? けどなんだか雑音みたいなのを口からも発してて、まるで変な電波でも受信でもしてるかのような感じだ。不気味に思ってると、その声が一変した。


「ききききききききききききゃみ達……いや君達、まちたたたたたたたたたまへ」
「あっ?」


 いきなり人間臭い声を発し出す小人。てかこれは明らかにこの小人を通してどっかの誰かが声を発してると思う。テトラも気付いてるのか「誰だ貴様?」とそう言った。


「コホン、私はこの第一けけけけ研究所の統括である。君達のやってることは重大な犯罪、特一級である。そのいいいいい意味する物はこの場で殺されても文句は言えない物。わかってるのかね? である」
「知らんなそんな事」


 そう言って箱に集まってる一つの集団に向けて攻撃を仕掛けるテトラ。一斉に散会した小人達はこっちを震えながら見つめてる。くっ……なんか罪悪感が……可愛いって卑怯だよなやっぱ。
 だけどそんな事を感じてるのは僕だけの様だ。


「次は向こうの奴等だな」
「そうね。やっちゃって邪神」


 テトラも孫ちゃんも冷酷だ。僧兵の奴は口出しできないからどうでもよさそうだしな。でももしかしたら同じように思ってるのかも……とか期待してたけど、なんだか目が虚ろっていうか心底どうでもよさそうだから有り得なさそうだ。全く、もうちょっと興味持てよな。
 すると小人の向こう側の奴、この第一研究所の統括だっけ? が慌ててこう言ってきた。


「やややややや、やめんかである! 貴様等の狙いはわかってる。こいつ等であるな!」


 そんな声と共に小人の目がビカーと光って映し出されるのは中の状況? そこには大量の恐竜型のロボの姿と中央に集まってる所長達の姿が映されてた。これはこれは……大変そうな状況だな。
 でもよく粘っててくれたとも言える。実はもう掴まってるんじゃないか? て思ってたしな。まあだけどこれならあんまり状況変わらないか……流石にあの数に一斉に掛かられたら終わりそうだ。
 リルフィンも僕の姿のクリエも結構ボロボロに見えるからな……


「お前が居るな……アレがクリエか」
「ピンチっぽいかな?」


 まあ予想はしてた。所長達を人質にこの第一の統括さんは何を言ってくるのか……一般的に考えると「大人しくしてないと、こいつらがどうなるかわからんぞ!」てな具合かな? 


「はははは! 仲間を助けに来たようだがおしまいだ。仲良く一緒に死刑にしてやるである! この第一の情報は特一級機密……それを求める者どもの処分は決まってる……である!」
「ふん、奴等が殺される前に助ければいいだけだろう」
「何を言ってる? 乱空間は壊されはしたであるが、貴様達にはその場所がどこかはわかるまい。数秒もあればアレは貴様達の仲間を肉片に変える事が出来る!」
「……ふん、試してみるか?」


 テトラの黒い靄が周囲に広がる。ヒンヤリとした底冷えするような冷気が漂う。こいつ……どうやら本気でやる気の様だ。でも流石にそれは無茶があるぞ。


「テトラ、幾らお前でも複数あるこの巨大な箱を一瞬で調べるなんて不可能だろ? 無茶やったらクリエの身が危ないぞ」
「不可能? そんな言葉を貴様から聞くとはな。そんなものやってみなければわかるまい。俺が一発で正解の箱を引き当てる可能性がゼロとでも言いたいのか?」
「それは……」


 確かにもしかしたらって可能性はあるだろう。だけどその可能性は危ないだろ。もしも外せばクリエ達が肉片になる……リスクが大きすぎるし、勝算が低すぎる。そもそもどうやって一瞬で調べるんだよ。
 一気に突撃するにしてもこの箱一個を調べるのにそれなりの時間はかかるだろう。無理ある。一斉攻撃して全部を破壊って事なら多分こいつは出来るだろうけど、それやると中の皆もお陀仏だしな。意味ない事だ。それに流石にそれは不味いしね。
 僕達はこのブリームスと敵対する気はないんだ。第一研究所を破壊とか、どう考えてもその後の関係改善とか不可能っぽいだろ。まあ今でも十分関係築く前に壊してるような物だけどさ、今ならまだ修復不可能って訳でもないと思う。
 色々と理由もあるし、第二が成果を得れば納得してくれる可能性はある。でもこっちから破壊行動を起こしちゃったら、それはもう明確な敵だ。そういうのはちょっとな……


「ややややややれるものならやってみるがいいである! だがその時が仲間の終わりと覚悟する事だな」
「ふん、仲間の終わりか……それなら貴様もそれを覚悟した方がいいな」
「何?」


 そう言うとテトラの奴は元の第一の建物へ黒い靄を集中させる。まさかこいつ……


「今、貴様の錬金は機能を果たしてしない。そしてその前からその映像の奴等のお陰で非常事態だったんじゃないか? そして見る限り、現れた他の箱には出入り口らしき物はない」
「そそそそそそれが……ななななんひゃと言うんであるか?」


 その言葉を聞いてテトラは悪人面して不敵に笑う。邪神の真骨頂見せ始めたな。


「もしも万が一の為に、ここの研究員は一体どの建物に集まるんだろうな? 俺が思うにそれは、一番元の建物だと考える訳だが、どうだろうか?」
「ああああああああ安直な考えだなそれは……ランダムに組み合わされてた中では、どれがどこの建物内かなんて誰も知らないんである。だからそこに居るとは限らない筈である」


 なんか苦しい言い訳に聞こえるな。テトラの言ってることの方が正しそうではある。確かに研究員というかこの第一内に居る人達はどの部屋が実はどの箱に実際入ってるかなんかは知らないかも知れない。
 だけど避難場所とかが決まってるのだとすればだ……その場所が入ってる箱は、実はあの元の建物である可能性は極めて高い。だって他の箱には出入り口所か窓とかもないからな。もしも避難場所を元の箱以外の箱内にしてたら、どこにも避難できてないじゃないかって事に成るだろ。
 そんなの間抜けの極みだ。それを考えるとテトラの考えは正しい。そしてそれが当たってるのだとしたら……今テトラも第一の研究員を人質に取ったことになる。こうなると状況は五分だな。


「居ないのだとしたら吹き飛ばしてみるか?」
「あ……はははは、この第一研究所はまだまだ幾つもの防壁が仕込んである。だから……
無駄……である!」
「確かにただの人にもモブリの魔法でも厳しいかも知れんな。だが俺は邪神テトラだ。神の力をただの錬金程度で防げると思うなよ」
「はっ?」


 間抜けな声が聞こえた。でもそれは仕方ない事だろう。だっていきなりそんな暴露されても普通は信じれないだろう。だから統括さんのその反応は仕方ない。だけどここで大事なのは可能性の問題だ。
 思わせれば良いんだ。この相手に、少しでもそれが可能であるかも知れないと。


「行き成り信じろと言う方が難しいだろう。だが貴様等が幾ら世界と隔絶してたと言っても、伝承すら忘れた訳ではないだろう。よく思いだせ、そして俺の姿を見るんだな。そして安心しろ。証明は直ぐに出来るさ。貴様の部下達の死でな」
「邪神……テトラ……」


 漏れてきた声は強張ってるのが分かった。その可能性を完全に否定する事はこの人には出来ない。それこそ限りなく低いだろうと必死に思ってる筈だけど、テトラの奴は上手く恐怖の部分を掻き立ててる。
 それでこの人の思考は同じ所で回ってるはずだ。「そんな馬鹿な」と、けど完全に否定出来ない可能性に最悪の想像が巡る。邪神テトラの伝承はこの世界の恐怖の象徴みたいな物だ。ここの人達は薄らいでるのかも知れないが、それさえもわざわざ刺激したからな。
 この第一の研究員は超優秀な天才集団らしいし、切り捨てるなんて事は出来ないだろう。


「だだだだだだが、建物を破壊するとか……貴重な資料が……貴様等の狙いもそれの筈であある!」
「知らんな。俺をそこのチビ共と同じにするなよ。目的なんかよりも、貴様等の恐怖を選ぶ」


 テトラの奴、かなりノリノリだ。まあ資料とかなら既に持ってるしな。それに今のセリフは中々世間一般の邪神のイメージ通りかも知れない。荒い息だけが、小人を通して伝わってくる。
 これなら行けるかも知れない。皆を無事に解放できるかも……そう思った時、一つの箱の上が深く地面にめり込んだ。


「なんだ!?」


 僕達はその箱に目を向ける。するとめり込んだ箱の上に何かがいる。箱に乗ってた小人達が急いでその何から逃げようと必死に走ってた。だけどそんな小人の一人が伸ばされた黒い腕に掴まれた。そしてそのまま大口を開いたそいつの口の中へ。
 グシャッ––ボリッ––と嫌な音を立てて胃袋へと流される小人。するとそいつの体に放射状の光が広がって、ゲプッと言う汚らしい音を出した。そして長い舌を出して次の獲物を奴は見据える。
 大鎌を構えて、赤く凶悪な瞳を持つその黒い悪魔は言った。


「やっぱこんなんじゃ満足できねぇな。だからもう一度……もう一度お前を食らわせろぉぉ」


 最高の飯を見つけたみたいな声は不快に頭に響いた。最悪だ……まさかここでこいつが……この悪魔に気付かれるなんて……状況はいつだって変化してる。時を止める術なんか僕達にはない。だからいつだって最悪の想定くらいはする。
 でもこれは……毎回そっち方向にしか振れてないんじゃないかってすらここ最近は思えてきた。



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