命改変プログラム
私の観察
お恥ずかしながら、私はシルクです。周りからは自主性がないとか、協調性がないとか言われます。でもそれは違うと思うのです。
周りが強すぎるだけです。美人すぎるフワフワ髪のお姫様とかそれの付き添いの巫女さんとか、最近加わった今隣の隣にいるメイド服暗器使いのツン○レちゃんとか。
セラちゃんの場合デレがあるかは微妙だけど、時折スウオウ君にはそれっぽいのは見せます。最初に会ったときのアギトに対するデレっぷりは凄かったけど、あれは演技ぽかったです。
実際の所はわからないけど、スオウ君に対するのが一番自然っぽい気が私はします。今も複数の絵の具が混じり合った様な泉の中を心配そうにのぞき込んでいるのです。
だけど光と色の混じり具合で中を覗くことは出来ません。ここにはついさっきスオウ君が沈んで行ったのです。それは反省ながらも私のせいでも有ります。
(うう……やっちゃったな)
私が彼の救いの手を払ったのです。もう、まさしく呼んで字の如くの事をしました。スオウ君が私に届かせる為に継ぎ足した自分のちぎれた腕……私はああいうのは苦手です。
ゲームという仮想空間なんだからあれは本物じゃない! そう思うおうとしたけど、LROの表現力はそんな思いを断ち切るのです。五感に訴えてくるのです。何故か未だに血が通ってる様に暖かな腕……それにスオウ君はあの時気付かなかっただろうけどハッキリ言いましょう。
動きました! あのちぎれた腕、私の手を握り返してきたんです! これで気持ちがらずに振り払わない女の子はいません。握った腕から悪寒が這い上がって全身にくまなくその感覚が巡ったときには私はその腕を恐怖で振り払っていました。
理性や思考は断ち切られ、それは反射の出来事。隣の鍛冶屋さんもその隣のセラちゃんも私のやったことを口を半開きにして見てました。
いやいや、二人はもっと滅茶苦茶な事してたよ。ねえピク。
「くぴ~」
肩に乗る桜色の小さな友達に私は同意を求めます。私だけの、この中だけのとっても綺麗な友達です。ピクは私の絶対的な味方。
だけどあの時、一番傷ついた顔をしてたのは何を隠そうスオウ君でした。彼は何故か私に絶対的な信頼を寄せてる気がします。そんな良い子じゃないのに……私は普通に普通な子だよ。
振り払った腕はスオウ君の顔にぶつかって彼と共に沈んでいきました。
「う~ん、流石にやばいか?」
現状を鑑みて鍛冶屋さんがそんな神妙な声を出します。う~ん、それも今更ですよ。LROはスキルが無いと泳げない……訳じゃないです。
実を言うと普通に泳ぐ事はスキルが無くったって出来ます。当然でしょう。体一つで出来る事はLROは大抵出来ます。ただスキルがあるとリアルでは出来ない事が出来る様に成るわけです。
もの凄い流れの中でも泳げたり、深海に生身一つで行けたり、もっと単純に水中で息が出来るスキルなんてのもあります。下半身だけ魚の様にするとか、つまりは人魚に成るスキルがあれば魚の様に水中でも動けます。
だけどスオウ君がそんなスキルの数々を持ってる訳が有りません。ここまで来れたのが不思議な位に彼はスキル少ないですからね。
殆ど奇跡です。彼は奇跡を続けてます。でもそれは彼の諦めない姿勢や、困難に立ち向かう勇気の延長線上の様な気もするのです。
奇跡は続かないから奇跡であって、続く奇跡とは実力と捉える事も出来ます。私は混濁する泉を見つめて立ち上がります。でも同時にもう一つ立ち上がった陰が有りました。
「私が行くわ。あのバカ!」
そう言ったのはセラちゃんです。彼女の表情はなんだか複雑。瞳を何回も瞬かせて、首を振ります。何かと葛藤でもしてるのでしょうか?
それを知る術は私にはありません。でもやっぱりスオウ君をなんだかんだ言っても心配してるのは分かります。けれど彼を沈めちゃったのは私だし、セラちゃんを水浸しにするのは気が引けます。
「ダメですよ。私のせいだから私が行きます」
そう言ってセラちゃんを私は押しとどめました。私だって有る程度の泳ぎスキルは持ってるから、この小さな泉位なら楽勝です。必ず引き上げて見せましょう。
「う……でもシルク様。それなら私達の悪ふざけのせいですから、私とそこの武器マニアの方が罪はあります。なのでシルク様はここに居てください」
武器マニア――鍛冶屋さんに更に名前が増えている。と、言うか私達は彼の名前を知りません。彼は会ったときから鍛冶屋だったのです。そう呼ばれてました。
何故か彼も自身の名前を言わないし、それが私達にも定着したんです。
次第に暗さを増していく作られたフィールド。時間は刻々と迫ってきています。そして何のスキルを持たない水の中で、スオウ君のHPも刻まれているはずです。
セラちゃんは私に罪はないと言ってくれました。じゃあ、自分ではそれを感じてるのかな?
「セラちゃんは優しいね」
口をついて出てきた言葉に彼女は狼狽えます。自分に対して抵抗のある言葉だったようで首をもの凄い勢いで振ってガツッと肩を捕まれました。
「シルク様……安易に優しいなんて言わないでください」
なんだろう? 今のセラちゃんはとってもかわいいです。頬を染めてそっぽを向き、唇を僅かに尖らせたセラちゃん。
「とにかく! 私が行きますから! それでいいですね?」
「――う、うん」
それを言うときには意を決した様な顔で迫られた。そんな迫力に押されて私は首を縦に振る。なんて良い人なんでしょう。
セラちゃんは私のしたことや鍛冶屋さんがしたことも全部ひっくるめて返す気です。総合してプラマイゼロなのにそれを率先してやるなんて良い人の証です。
「あの~俺が行ってもいいぞ」
そんな鍛冶屋さんの囁きは聞こえなかった事にしました。ここまで決意したセラちゃんの思いを折ってはいけません。私としては心苦しいけど、友達にこうも言われたら身を引きます。
ちゃんと心得てますよ。セラちゃんは地面の際に立ってスオウ君が沈んだ泉を見つめています。右手を振ってウインドウを開き、何かを操作する動作。
きっと泳ぐためのスキルを用意してる。だけどその時、私達の前方から声がしました。それは色を混濁させた泉の上に浮かんでいる泉の精から聞こえます。
「やめなさい。無駄な事ですよ」
「無駄ですって? まだ邪魔する気なのアンタ!」
辛辣な泉の精の言葉にセラちゃんは怒ってる。だけどそれは私も同じだよ。無駄な事なんて無い。そう思える事も明日に繋がる物だよ。
泉の精は私達の様子を見てちょっと趣向する。そしてため息を吐いて再び口を開いた。
「少し、伝わり方に語弊があるようですね。落ち着きなさい。別に彼を助ける事が無駄だと言ったわけではありません。彼を助ける行為が無駄でいらない事だと言ったのです」
「一緒じゃない! 無駄だから、諦めなさいって言ってるんでしょ!? アンタには今頃HPが尽きたあのバカが見えてるって言うの?」
セラちゃんの声に促される様に、周りのモンスター達の呻きが増す。それは私達を今か今かと食す瞬間を心待ちにしているかの様で恐怖というスパイスが滲み出てきます。
叫び終わったセラちゃんはかなり興奮していて、今にも泉の精に対して暗器を抜きそうな勢いです。でもそれは困ります。それをやるとどうなるか分からないから。
普通はNPCを攻撃するなんて出来ないけど、今目の前に立つ存在は異常だからどうなるか分かりません。最悪本当に倒せたら、スオウ君が願うシルフィング復活は成し得ないのです。
だから私は取りあえずセラちゃんの手をそっと握ります。熱く成ったものを少しでも冷静な私と合わせる事で緩和するのです。熱伝導って奴ですね。ぬるま湯には成ってくれる筈でしょう。
だけど、結局は私もセラちゃんと余り変わらない考えにしか至らなかったんです。だってあんな泉の精の言葉じゃそう受け取っちゃいます。
でも、もしそれが違うのならもっと具体的に聞かせて欲しい。その言葉の意味がもっと別のところなら。
「どう言うことなんですか? その言葉じゃイヤな事しか想像できないですよ。伝わり方に語弊があって、助ける事がいらない事って……」
「その通りの意味ですよ。寧ろ手順が一つ減ったので助かりました。心配症な貴方達にはこう言った方が良いのですか? 心配ないと」
泉の精はこともなげに簡素に最後の一言を言った。それを余りにも普通に自然に言うものだから、
「え? 何が?」的な事を心で思う程でした。
けれどそれを聞いてただ素直に安心……する程セラちゃんは私ほど楽観的じゃありませ。そっちの方がきっと正しいんでしょう。だって泉の精と私達は実質、敵みたいな物だから。
そう易々と信じたらいけないのは道理なのかも知れません。
「心配ない……ハッキリとそう言いなさいよ。だけど私は行くわ。敵の情報だけを鵜呑みにしない。私は自分の目と耳で確かめないと気が済まないの!」
セラちゃんは幾分か落ち着けた心でそう言った。それは最悪の事態を避けるためにも必要な事でしょう。言葉に確証なんてないんですから。だけど私はそこまで出来ません。
言葉でよく丸め込まれてしまいます。もしかしたらセラちゃんの方が分かってるのかも知れないです。今やっている事はゲームであってゲームじゃないってことを。
どんな疑いも有るなら晴らさなきゃいけない。取り返しのつかない事に成るかも知れない人が一名居るんだから。そしてその人は失う訳にはいかないんです。
「はぁ~それだと言葉なんて意味を成し得ませんね。それにいつ私が貴方達の敵に成ったのでしょうか?」
そう呟く泉の精を無視してセラちゃんは泉に飛び込もうとします。当然服を着たまま。ここLROは衣服や装備に寄って泳ぎが阻害される事は無いのです。
まあ、ただし体が欠落したらきっと泳ぎにくいとは思います。例えば腕を片方失ったりとかしたら、ただでさえ水中に向いてるとは言えない人の体です。泳ぐのがままなら無くなるのは当然でしょう。
「私はただ、ウエポンアライアスを願い通りに発動しただけです。その後もキチンとこなしたじゃないですか。少し仕様と外れた暴走も有りましたけど、私は貴方達に危害は加えていませんよ」
「それが何? アンタは親玉に従ってるだけでしょ。そんなアンタだからこそ言葉が軽薄なのよ」
「そうかも知れませんね。でも今、異物に入られると困ります。それに他人を気にしてる場合ではもうないですよ」
不穏な言葉にセラちゃんは顔を上げます。そして次の瞬間、私達が死闘を繰り広げたフィールドを形作っていた雷撃の柱が遂に消え去って行ったのです。
光が無くなると最初にこの森に入った時に立ちこめていた黒い陰が染み込む様に伸びてきました。そしてその後ろでは赤く輝く無数の瞳が踊っています。
「くぴー! くぴー! くぴー!」
甲高く響くピクの鳴き声は警告音。私達に危険を知らせてくれています。だけどそれを聴くまでも無く、その危険は肌で突き刺す様に感じられました。
だけど奴らは直ぐには襲ってきません。互いに隣同士の奴らを威嚇し合って牽制し合ってるのです。自分が獲物を食らうために先立つタイミングを伺っています。
「おい……どうする? いよいよ持ってヤバいぞ」
泉に背を向けて周りを伺いながら鍛冶屋さんが私達に尋ねてきます。どうすると言われても、私達にはどうする事も出来ません。
逃げ場なんてないんです。そして勝ち目も今度こそ有りません。それは絶対的な数の差です。一対多数はこちら側がする事で逆をされたらプレイヤーは脆弱です。
ここを切り抜けるにはそれこそ超強力な攻撃で一撃必殺をしていくか、ハイスピードのスキルコンボの連続で波打つように迫る奴らの攻撃が届く前に斬っていくしかありません。
だけど実質それをなせるプレイヤーはいない。一撃で倒すのは出来なくはないかもですけど、タイミングや運が付きまといます。何より、それだけ強力な武器とスキルを持ち合わせた人がここにはいない。
少なくとも一振りで周りの数十体は巻き込まないと、直ぐに後ろのモンスターにやられるでしょう。
魔法という手もあるけどこれだけ大勢だと詠唱が長く強力な魔法は使えません。ああいうのは充実した前衛がいて初めて強力な魔法は活きるのです。
そして反撃を許さないハイスピードコンボ。これは敵の攻撃が届く前に斬る、それだけです。桁外れの早さと、その中での瞬時の判断力が必要で、実質これも不可能です。
「どうするも何も、私達は結局ゲームだから良いですけど……スオウ君は……」
スオウ君はこのゲームと密接に繋がりつつ有ります。そんな彼のここでの死は誰にも予想がつきません。まだ大丈夫なのか、もうダメなのか……判断の仕様がないんです。
だから絶対に訪れさせてはいけないこと……けれど、今その瞬間が二つの危機としてスオウ君には迫ってる。一つは水中でHPが減っていくこと。片腕を無くした彼は泳げない。
そしてもう一つは目の前に広がる、死を象徴する大群です。これもこの森を出るためには避けられない傷害と今ではなっています。
本当に泉の精が言うとおりに無事なら彼は直ぐにこの大群とぶつかる事になるんです。そしてその時私達はもう既にいないかも知れない。
するとそれこそ終わりなのかも知れないと私は思いました。
「本当にあのバカは無事なんでしょうね?」
「間違いなく。それをあの方も望んでいますから」
セラちゃんはおかしな事を確かめながら泉から背を向けました。本当はそんな事絶対にしたくない筈なのに、今は屈辱にも敵の言葉を信じるしかないようです。
今にも飛びかかりそうな奴らに立ち向かうなら一人でも多い方がよくて、無事らしいスオウ君に全滅した私達は見せられない……そう判断したのかもしれません。敵の言葉だけど、私達は彼がそう簡単やられるなんて思えないのです。
再び周りに立ちこめた黒い陰。だけど未だ光を発する泉にそれは近づけません。
そして遂にその時はやってきます。森を通る風がやけに冷えた様に感じられました。大きく唸った一体のモンスター。それが先行したのがキッカケだったのです。タガが外れた様に迫る大量のモンスター。
それはあたかも森自身が迫ってきてる様な錯覚を覚える程です。それぞれに武器を構え、ピクも私の肩から飛び立ちました。光、赤い瞳は大量のモンスターのせいでしょうか。幾重にも伸びたラインの様です。狂気を放つそのラインが私達に迫ります。
再び月が見えてるのに月明かりが射さなくなった森の中、私達の選択肢はただ一つです。
「「「やるしかない!」」」
そう覚悟を決めて私達は頷きあいました。けれどその時、場にそぐわない落ち着き払った泉の精の声が届きます。
「ウエポンアライアスの達成、おめでとうございます」
それは独り言だったのかも知れません。それとも私達に知らせてくれたのか。それかやっぱりスオウ君に向けたのでしょうか。どれかなのか分からないけど、ここから空気が変わる様なことが起こりました。
まずは泉の水が空に吹き出しました。渦を巻き光を称えた水が再び辺り一面を照らします。その色はニーベルの様な銀色でした。
そしてさっきまでとは違う風が水を無くした只の空洞から流れてきます。いいえ流れて来たときには既にそれは起こっていました。
理解できない現象にモンスター達は足を止めて空に舞った輝く水を見ていた筈です。その時、捉える事の出来ない早さで来襲した何かが一瞬にして先頭を駆けていた奴を潰しその後ろの大群に風穴を開けました。
泉の水が綺麗にその場に落ち着いた時には、空には新たな陰が舞っていました。
(あれは……何?)
私の目がようやくその姿を捉えることが出来たのは自身の周囲の敵全てを宙に上げた後の事。宙に上がったモンスターは次々と砕け散り、そのエフェクトが彼の周囲に流れています。
キラキラキラキラと輝いて。
「風が見えるみたい……」
その声はセラちゃんでした。そっか、セラちゃんはスオウ君の本気の二刀流は初めてです。でも、あれは今までと少し違います。
あれが新しいシルフィング。彼の両手にある剣には一筋の流れ星が見て取れました。そして次第に蒼い刀身に浮かぶ白銀の星々。
「って、あれ? 手が元に戻ってる」
今更だけどその事に私は気づきました。恐怖に駆り立てられたモンスター達が次々とスオウ君に襲いかかるけど、彼は完全復活した両腕を振るってシルフィングを瞬かせます。
それが今までの乱舞状態の時の様に速いです。乱舞を使ってるのかも知れないけど、今まで見えてた赤いエフェクトは今は上がっていません。
その代わりに見えるのは青白い電気が時折火花を散らす所です。あれは白銀の角……もとい雷精の角の持ち主だった麒麟が精霊化した時の感じと少し似てる気がしました。
今まで『風』の属性が主体だったシルフィングに『雷』が新たに加わって得た力なのかな? とにかく今までのシルフィングでは無いのはわかります。
風が吹きすさび、雷がはぜます。その度に吹き飛ばされるモンスター達。そこには嵐が有るようでした。私が思ったハイスピードコンボ、それを彼はやっています。二刀流の彼にはその手数とスピードがありました。
ついにはモンスター達の動きが止まります。スオウ君は奴らに剣を一本向けて牽制しています。
「スオウ! お前……その剣は?」
震える声を出したのは鍛冶屋さんでした。みたことも無い武器に彼は興奮してるみたいです。でも確かに気になる事だったので、私もセラちゃんも彼の言葉を待ちました。
なんだか幻の様に見えるスオウ君は顔だけを覗かせて答えてくれます。
「『セラ・シルフィング』僕の新しい相棒だ」
そう言ったスオウ君の声には自信が溢れる様です。『セラ・シルフィング』それが新しい彼の力。今回頑張った結果で報われた事の証明。
「本当に、アンタなの? だって……こんなの」
セラちゃんは目の前の事が信じられない様子です。実際私も信じられません。だけど納得は出来ちゃうんです。それは今までのスオウ君のやってきた事を見てきたから。
「スオウ君、その腕は……」
私のその言葉を聴くと彼は更に後ろをジッと見つめました。その視線の先に居るのは泉の精です。混濁していた泉は元の緑に戻り光りも落ち着いています。そして視線を向けられた泉の精はなんと笑みを浮かべていました。
「どうですか左腕の感覚は?」
「まあ、ぼちぼち。サンキューな」
その会話で私達は腕を治してくれたのは泉の精だとわかりました。一体水の中で何があったのでしょうか? ずっと話してた筈だけど……だけどそんな疑問を口にする前に彼は前を向きます。
「話は後にしよう。まずはこの森を抜けてだ。僕が道を開く――」
セラ・シルフィングが青い刀身を輝かせます。モンスター達は再び一斉に彼に牙を突き立て様と駆けだした。そしてスオウ君も臆す事なく二対の剣を振りかざします。流星が流れ、現れるのは一筋の道。
「――続けぇぇぇ!」
その道を進み私達は再びアルテミナスを目指します。
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