美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H583
「増やしたエネルギーを消失させることで容量を増やしてるって事なら、消したそのエネルギーもどこかにはあるんだよね? てかそれは利用できるの?」
「消失させたエネルギーは事実、消失しています。宇宙の記録にだけ残ってるのです」
「じゃあストックして無くない?」
そんなことを言ってると、間にズラララバライトが入ってきた。
「消失したエネルギーは宇宙の中心に帰ってきてるんだろうな。根本的に、マナと呼ばれるエネルギー、その原子は全て宇宙の中心……そこで常に起ってる超新星爆発によって生まれている」
「全ての宇宙のエネルギーをまかなってるの?」
「そうでは無い。そもそもが前提が違うな。宇宙の中心には無限のエネルギーがうまれてる」
なんか想像できない。無限のエネルギーって。そしてズラララバライトの言い方的には、きっとそれはずっと増え続けてるんだろう。そこで私はふと思う。
「ねえ、ズラララバライト達古竜って宇宙の中心を押さえてるって言ってたよね?」
「そうだな」
「宇宙の中心のエネルギーは今も増え続けてるんだよね?」
「そうだな」
「古竜の数は?」
「増えては無いな。少なくともこの数億年は」
億の単位なんだ……と思ったけど、今はそこじゃ無い。ようは宇宙の中心は膨らみ続けてるのに、それを頑張って押さえてる古竜という仕事してる人達は増えてないって事が問題だ。
「じゃあ、ヤバくない?」
「ヤバいな」
主語をなくした私の言葉をどうやらズラララバライトはくみ取ってくれたらしい。そして現状、宇宙はヤバいらしい。いやいやでも待って、よくよく考えたらズラララバライトとか神とかさ、あいつらの時間の感覚ってバグってる。私も神に片足突っ込んで時間の感覚バグってるからね。普通に星内部にいたら数百年とか過ぎても、宇宙の、神の空間にいたら一瞬である。いや、流石に一瞬は言い過ぎたけど、実際、色々と操作できちゃう神にとって、数百年とかすぐなんだよね。
だから私はまだ星の内部の時間感覚をもってるからおかしいんだろう。でも時間って概念が神やドラゴンには無いんだよね。だってそれは永遠だからだ。永遠に生きる奴等だから、時間なんて物を気にする必要が無い。
「もしかしたらこいつらのこの聖杯システムは役に立つかもしれん」
「それは……とても光栄です」
「聖杯に触れることは出来るか?」
「それは……」
流石に触れられると困るのか彼は困った様にうなる。でもそれはそうだよね。だって下手に触れてもしも壊れたら、この建物は崩壊してしまうかもしれない。いや、この建物だけじゃ無い、この宇宙がどうなるのか……だからね。下手な決断は出来ない。とか思ってたけど、なんか他の人と連絡を取ってくれたらあっさりオーケーが出た。
セキュリティ大丈夫ここ? 私達のこと、信頼しすぎじゃ無い?
「消失させたエネルギーは事実、消失しています。宇宙の記録にだけ残ってるのです」
「じゃあストックして無くない?」
そんなことを言ってると、間にズラララバライトが入ってきた。
「消失したエネルギーは宇宙の中心に帰ってきてるんだろうな。根本的に、マナと呼ばれるエネルギー、その原子は全て宇宙の中心……そこで常に起ってる超新星爆発によって生まれている」
「全ての宇宙のエネルギーをまかなってるの?」
「そうでは無い。そもそもが前提が違うな。宇宙の中心には無限のエネルギーがうまれてる」
なんか想像できない。無限のエネルギーって。そしてズラララバライトの言い方的には、きっとそれはずっと増え続けてるんだろう。そこで私はふと思う。
「ねえ、ズラララバライト達古竜って宇宙の中心を押さえてるって言ってたよね?」
「そうだな」
「宇宙の中心のエネルギーは今も増え続けてるんだよね?」
「そうだな」
「古竜の数は?」
「増えては無いな。少なくともこの数億年は」
億の単位なんだ……と思ったけど、今はそこじゃ無い。ようは宇宙の中心は膨らみ続けてるのに、それを頑張って押さえてる古竜という仕事してる人達は増えてないって事が問題だ。
「じゃあ、ヤバくない?」
「ヤバいな」
主語をなくした私の言葉をどうやらズラララバライトはくみ取ってくれたらしい。そして現状、宇宙はヤバいらしい。いやいやでも待って、よくよく考えたらズラララバライトとか神とかさ、あいつらの時間の感覚ってバグってる。私も神に片足突っ込んで時間の感覚バグってるからね。普通に星内部にいたら数百年とか過ぎても、宇宙の、神の空間にいたら一瞬である。いや、流石に一瞬は言い過ぎたけど、実際、色々と操作できちゃう神にとって、数百年とかすぐなんだよね。
だから私はまだ星の内部の時間感覚をもってるからおかしいんだろう。でも時間って概念が神やドラゴンには無いんだよね。だってそれは永遠だからだ。永遠に生きる奴等だから、時間なんて物を気にする必要が無い。
「もしかしたらこいつらのこの聖杯システムは役に立つかもしれん」
「それは……とても光栄です」
「聖杯に触れることは出来るか?」
「それは……」
流石に触れられると困るのか彼は困った様にうなる。でもそれはそうだよね。だって下手に触れてもしも壊れたら、この建物は崩壊してしまうかもしれない。いや、この建物だけじゃ無い、この宇宙がどうなるのか……だからね。下手な決断は出来ない。とか思ってたけど、なんか他の人と連絡を取ってくれたらあっさりオーケーが出た。
セキュリティ大丈夫ここ? 私達のこと、信頼しすぎじゃ無い?
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