美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H538
「これが別の宇宙……なんか息苦しいわね。空気悪いんじゃない?」
『まあ力が根本から違うからな。だがその程度で済んでるのは珍しいな』
「……そうなんだ」
私的には宇宙なんだから空気なんてねえよ! 的な突っ込みが来るかと思ってぼけたんだけど……古竜ズラララバライトはそこは華麗にスルーした。いや、というか私のボケにこれは気づいてない。全く察しの悪いドラゴンだ事……なんて事ではない。きっとというか、そもそも古竜ズラララバライトは空気を私とは違う感じで捉えてると思う。
空気=酸素……ではないと言うことだ。古竜ズラララバライトにとっては空気とはその世界の者達が自然と取込んでる力なのだ。その世界の生物の根本となる力……それをきっと私が言った空気みたいな感じだと思ってるとみた!!
『そうだぞ。普通は別の世界の力をいきなり受けると、それだけで体にが拒絶反応をするか最悪破裂する』
「ちょっと、なんて所にいきなり連れてきてるのよ」
そういう説明は連れ出す前にしなさいよ。私が適応能力高くなかったらどうするつもりだったわけ? 私という超絶美少女がこの宇宙から失われたらどれだけの損失になるか……想像を絶するからね。
『心配するな。その為に我がいる。その程度で済んでるのも我が貴様達を守ってるからだ』
「なるほど、けどそれならなんで微妙にこの宇宙の力の干渉を受けてるわけ?」
『完全に守ってはこの宇宙を感じれないでは無いか。それでは意味が無いだろう?』
「案外考えてるんだ」
『貴様は我を何だと思ってる』
「だってドラゴンってなんか大雑把なイメージがあるって言うか?」
デカいから細かいことを気にしないじゃん。そもそも気にしても意味が無いって言うかね。そんな感じだよ。でもまあ言いたいことはわかる。確かに私はただ観光に来たわけじゃ無い。何かを得に来たのだ。それなのに完全にズラララバライトに守って貰っていては何もこの宇宙を感じることができない。
ぱっと見、この宇宙はとても小惑星が多い。てか多すぎる。宇宙がゴミだらけだ。さっきから古竜ズラララバライトの体には小惑星が当たりまくってる。ズラララバライトは気にしてないが……これって何なの?
「星を作ろうとしてるの?」
『いや、これは崩壊した星の残骸だな』
「こんなに? どれだけの星が崩壊したらこんな風になるのよ」
ほぼこの宇宙はゴミで埋まってると言っていい。それくらい溢れてる。いやいや、普通は星の数に対して宇宙って領域って圧倒的に広いから、こんなことになるはずは無い。けど……ここはそうなってる……
『どうやらここの神、なかなかに面白いことをしてるようだぞ』
そういうズラララバライトの視線の先にはめっちゃデカい星があった。神の領域からみたら星なんて豆粒みたいな物だけど、一応私たちはちゃんと宇宙空間にいたから星もそのサイズではあった。実寸ね。古竜ズラララバライトはそこらの星よりもデカいし、太陽クラスにだって負けないくらいにはデカい。けど……その星は私が知ってる星なんて比較にならないくらいにデカかった。どうやらこの宇宙……いや神はこの一つの星を造る為に他の星々を全て犠牲にしたみたいだ。
なるほど、そういうやり方もあるんだね。
『まあ力が根本から違うからな。だがその程度で済んでるのは珍しいな』
「……そうなんだ」
私的には宇宙なんだから空気なんてねえよ! 的な突っ込みが来るかと思ってぼけたんだけど……古竜ズラララバライトはそこは華麗にスルーした。いや、というか私のボケにこれは気づいてない。全く察しの悪いドラゴンだ事……なんて事ではない。きっとというか、そもそも古竜ズラララバライトは空気を私とは違う感じで捉えてると思う。
空気=酸素……ではないと言うことだ。古竜ズラララバライトにとっては空気とはその世界の者達が自然と取込んでる力なのだ。その世界の生物の根本となる力……それをきっと私が言った空気みたいな感じだと思ってるとみた!!
『そうだぞ。普通は別の世界の力をいきなり受けると、それだけで体にが拒絶反応をするか最悪破裂する』
「ちょっと、なんて所にいきなり連れてきてるのよ」
そういう説明は連れ出す前にしなさいよ。私が適応能力高くなかったらどうするつもりだったわけ? 私という超絶美少女がこの宇宙から失われたらどれだけの損失になるか……想像を絶するからね。
『心配するな。その為に我がいる。その程度で済んでるのも我が貴様達を守ってるからだ』
「なるほど、けどそれならなんで微妙にこの宇宙の力の干渉を受けてるわけ?」
『完全に守ってはこの宇宙を感じれないでは無いか。それでは意味が無いだろう?』
「案外考えてるんだ」
『貴様は我を何だと思ってる』
「だってドラゴンってなんか大雑把なイメージがあるって言うか?」
デカいから細かいことを気にしないじゃん。そもそも気にしても意味が無いって言うかね。そんな感じだよ。でもまあ言いたいことはわかる。確かに私はただ観光に来たわけじゃ無い。何かを得に来たのだ。それなのに完全にズラララバライトに守って貰っていては何もこの宇宙を感じることができない。
ぱっと見、この宇宙はとても小惑星が多い。てか多すぎる。宇宙がゴミだらけだ。さっきから古竜ズラララバライトの体には小惑星が当たりまくってる。ズラララバライトは気にしてないが……これって何なの?
「星を作ろうとしてるの?」
『いや、これは崩壊した星の残骸だな』
「こんなに? どれだけの星が崩壊したらこんな風になるのよ」
ほぼこの宇宙はゴミで埋まってると言っていい。それくらい溢れてる。いやいや、普通は星の数に対して宇宙って領域って圧倒的に広いから、こんなことになるはずは無い。けど……ここはそうなってる……
『どうやらここの神、なかなかに面白いことをしてるようだぞ』
そういうズラララバライトの視線の先にはめっちゃデカい星があった。神の領域からみたら星なんて豆粒みたいな物だけど、一応私たちはちゃんと宇宙空間にいたから星もそのサイズではあった。実寸ね。古竜ズラララバライトはそこらの星よりもデカいし、太陽クラスにだって負けないくらいにはデカい。けど……その星は私が知ってる星なんて比較にならないくらいにデカかった。どうやらこの宇宙……いや神はこの一つの星を造る為に他の星々を全て犠牲にしたみたいだ。
なるほど、そういうやり方もあるんだね。
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