美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H508
イケメン達が悲惨な姿になってしまった。大きな目玉に触手がうようよしてるとても気持ち悪い存在になってる。あんなのを侍らせておくつもりなのかな? それだととても趣味が悪いというか……ベルちゃんはもっと美しい物が好きだと思ったんだけど、違ったかな? もしかしたらそこら辺の美的感覚も変わってしまってる可能性はある。
なにせ自分よりも圧倒的に強い存在をベルちゃんはその体の中に取込んだんだ。それに影響を受けないはずがないって言うね。
「なんて悍ましい……なんて事をするんですか!!」
流石にこれには聖女ちゃんも声を荒げる。なにせあの四体の化け物は人が触媒になってるからね。そんなこと、聖女ちゃんにしてみれば許せないんだろう。まさに命を弄ぶような行為だしね。
「何てこと? それってこういうことかしら?」
そういうと、化け物の触手が伸びて、一人の聖騎士を捕らえた。
「うああああああ!?」
触手に捕らえられた聖騎士は、引き上げられて、その体がなんだが一気にしわしわに……生気を吸ってるのかな? このままでは彼はすぐににミイラになってしまうだろう。
「くそ!」
「放せ!!」
聖騎士達が攻撃して捕まった彼を助けようとしてるが、他の触手に邪魔されて彼の所までいけないみたいだ。
「させません!!」
聖女ちゃんが動く。その力を強く出して、光が周囲を包む。眩しいほどのその光は私もに影響があった。けどそれが収まっても、なんと触手はそのままだった。
「なんで……」
そう思うのも無理はないね。だってこれまではモンスターは聖女ちゃんの力を受けてその姿を消していってた。けど……聖騎士の一人を捕らえてる触手は消えてない。それを見て、ベルちゃんは満足そうだ。
「消えないわよ? その為に人間を触媒にしたのだからね。はい、ごちそうさま」
そういって何かが聖女ちゃんの前に堕ちてくる。いや、何か……何て言っても意味は無いね。それは聖騎士……だった人だ。既にカラカラに干からびてしまってるけどね。
「そんな……」
「ふふ……わかった? 貴女は誰も守れもしないのよ聖女様」
そう言って更に触手達の攻撃を苛烈にするベルちゃん。流石にこいつらには聖騎士達も苦戦してる。なにせこれまではモンスターは一撃で倒せてきたんだ。それなのに、この触手達はそうは行かない。もしかしたらここで聖女ちゃんの心が折れるかも……とか想った。
でも……彼女は迷わずからからになってしまってる聖騎士に触れて涙をこぼす。けど、それは諦めた涙でも悲しみに暮れた涙でもないみたいだ。
「まだです。まだ彼は死んでません!!」
その瞬間、さっきとはまた違う力強い光が輝いた。
なにせ自分よりも圧倒的に強い存在をベルちゃんはその体の中に取込んだんだ。それに影響を受けないはずがないって言うね。
「なんて悍ましい……なんて事をするんですか!!」
流石にこれには聖女ちゃんも声を荒げる。なにせあの四体の化け物は人が触媒になってるからね。そんなこと、聖女ちゃんにしてみれば許せないんだろう。まさに命を弄ぶような行為だしね。
「何てこと? それってこういうことかしら?」
そういうと、化け物の触手が伸びて、一人の聖騎士を捕らえた。
「うああああああ!?」
触手に捕らえられた聖騎士は、引き上げられて、その体がなんだが一気にしわしわに……生気を吸ってるのかな? このままでは彼はすぐににミイラになってしまうだろう。
「くそ!」
「放せ!!」
聖騎士達が攻撃して捕まった彼を助けようとしてるが、他の触手に邪魔されて彼の所までいけないみたいだ。
「させません!!」
聖女ちゃんが動く。その力を強く出して、光が周囲を包む。眩しいほどのその光は私もに影響があった。けどそれが収まっても、なんと触手はそのままだった。
「なんで……」
そう思うのも無理はないね。だってこれまではモンスターは聖女ちゃんの力を受けてその姿を消していってた。けど……聖騎士の一人を捕らえてる触手は消えてない。それを見て、ベルちゃんは満足そうだ。
「消えないわよ? その為に人間を触媒にしたのだからね。はい、ごちそうさま」
そういって何かが聖女ちゃんの前に堕ちてくる。いや、何か……何て言っても意味は無いね。それは聖騎士……だった人だ。既にカラカラに干からびてしまってるけどね。
「そんな……」
「ふふ……わかった? 貴女は誰も守れもしないのよ聖女様」
そう言って更に触手達の攻撃を苛烈にするベルちゃん。流石にこいつらには聖騎士達も苦戦してる。なにせこれまではモンスターは一撃で倒せてきたんだ。それなのに、この触手達はそうは行かない。もしかしたらここで聖女ちゃんの心が折れるかも……とか想った。
でも……彼女は迷わずからからになってしまってる聖騎士に触れて涙をこぼす。けど、それは諦めた涙でも悲しみに暮れた涙でもないみたいだ。
「まだです。まだ彼は死んでません!!」
その瞬間、さっきとはまた違う力強い光が輝いた。
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