美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H491
「そんなの……必要……ない。あいつらは……君を……ころ……ころころころ……」
なんか黒い人が不安定になっていく。ころころと呟いてその存在から大きなエネルギーが……それにゴクリとつばを飲み込む女王様。怖いだろうね。なにせその力が自分にこのまま向かってきたら、きっと女王様は耐えられない。一応黒い人は後ろから彼女を抱きかかえて、その力を背中側から発してるから、影響はないと思うが……それでもとんでもない力が溢れてるのはきっと感じてる筈だ。
このまま黒い人が落ち着くまで静かに待つしか……とか想ってると、女王様は動いた。なんと、今度は逆に彼女が黒い人を抱きしめたのだ。
「大丈夫ですわ……私は死にませんし。殺されません。私を護ってくれるのでしょう? それと、そういう存在にしてくださいな?」
おいおい、あの女王様、あのエネルギーを感じて震えてると思ってたら、どうやら興奮してたらしい。やぺえ……あの女王様、私が思ってたよりもずっとやべえ一だったみたい。まあけど――
「面白くなりそう」
――と思った。世界が面白くなるのは大歓迎だ。
「私も死にたくなんてない。老いたくなんてないのです。出来ないですか?」
なんかついでに不老不死を願ってますよ。この女。いやー流石に女王様は強欲である。なんかこの黒い人が自分に甘いって分かってきたな。なら、利用しよう……とは恐れ入ります。
「死ななく……老いなく……」
「そうですわ。そうなれれば、きっとずっと一緒にいられます。違いますか?」
「ずっと……一緒」
「ええ、すっと一緒です」
その瞬間、黒い人は興奮が頂点に達したのか、なんか空にどばーんと力が上がっていった。まあ力を上に逃してるみたいな? 黒い柱がその日、モンスター大陸に昇った。しばらくしてそれば収まったけど、同時に立ち上がり黒い人は女王様をくるくると回しだした。
もしもこれが綺麗な湖畔で水面がキラキラとしてたりしたら、とても良い場面だったのかも知れないが、周囲が薄暗くて、黒い沼の上だからね……絵面的には中々きたない。数日既に沼に居続けてるから、女王様は汚れてるしね。なにせ黒い人は人じゃないからその汚れを気にしてないし……女王様は気にしてたけど、死ぬよりは……って事で諦めてた臭い。でもこいつを利用する事を決めたみたいだし、これからはもっと積極的に行くかもね。
「なろう……一つに」
「ええ……一つに……え?」
次の瞬間、黒い人が彼女の穴という穴から入り出した。最初は口からだったけど、鼻の穴耳の穴、更にはしたの穴とか……人体の穴という穴からその体に入り出したのだ。めっちゃ苦しそうに女王様はしてる。けど……抵抗なんて出来ない。私はどうなるのかわくわくしながら見物してた。
なんか黒い人が不安定になっていく。ころころと呟いてその存在から大きなエネルギーが……それにゴクリとつばを飲み込む女王様。怖いだろうね。なにせその力が自分にこのまま向かってきたら、きっと女王様は耐えられない。一応黒い人は後ろから彼女を抱きかかえて、その力を背中側から発してるから、影響はないと思うが……それでもとんでもない力が溢れてるのはきっと感じてる筈だ。
このまま黒い人が落ち着くまで静かに待つしか……とか想ってると、女王様は動いた。なんと、今度は逆に彼女が黒い人を抱きしめたのだ。
「大丈夫ですわ……私は死にませんし。殺されません。私を護ってくれるのでしょう? それと、そういう存在にしてくださいな?」
おいおい、あの女王様、あのエネルギーを感じて震えてると思ってたら、どうやら興奮してたらしい。やぺえ……あの女王様、私が思ってたよりもずっとやべえ一だったみたい。まあけど――
「面白くなりそう」
――と思った。世界が面白くなるのは大歓迎だ。
「私も死にたくなんてない。老いたくなんてないのです。出来ないですか?」
なんかついでに不老不死を願ってますよ。この女。いやー流石に女王様は強欲である。なんかこの黒い人が自分に甘いって分かってきたな。なら、利用しよう……とは恐れ入ります。
「死ななく……老いなく……」
「そうですわ。そうなれれば、きっとずっと一緒にいられます。違いますか?」
「ずっと……一緒」
「ええ、すっと一緒です」
その瞬間、黒い人は興奮が頂点に達したのか、なんか空にどばーんと力が上がっていった。まあ力を上に逃してるみたいな? 黒い柱がその日、モンスター大陸に昇った。しばらくしてそれば収まったけど、同時に立ち上がり黒い人は女王様をくるくると回しだした。
もしもこれが綺麗な湖畔で水面がキラキラとしてたりしたら、とても良い場面だったのかも知れないが、周囲が薄暗くて、黒い沼の上だからね……絵面的には中々きたない。数日既に沼に居続けてるから、女王様は汚れてるしね。なにせ黒い人は人じゃないからその汚れを気にしてないし……女王様は気にしてたけど、死ぬよりは……って事で諦めてた臭い。でもこいつを利用する事を決めたみたいだし、これからはもっと積極的に行くかもね。
「なろう……一つに」
「ええ……一つに……え?」
次の瞬間、黒い人が彼女の穴という穴から入り出した。最初は口からだったけど、鼻の穴耳の穴、更にはしたの穴とか……人体の穴という穴からその体に入り出したのだ。めっちゃ苦しそうに女王様はしてる。けど……抵抗なんて出来ない。私はどうなるのかわくわくしながら見物してた。
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