美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H480
人類は絶望に瀕してた。なぜなら、モンスター達の猛攻が止まらないのだ。人々はその魔法に自信を持ってた。けど、絶え間なく、そして恐れることなく侵攻してくるモンスターに確実に追い詰められて行ってる。それは誰の目から見ても明らかだった。
このままでは近いうちにこの大陸もモンスターによって支配される……その思いが人々の間には芽生えてた。だから、明日が見えない。未来が暗い。厚い雲で覆われしまったようで、残ってる国にも活気はなかった。そうなると、押し返すなんて事は出来ない。
戦いは気持ちだけではどうにもならないのかも知れないが、気持ちがなければ勝てる戦いも負けてしまう物だ。それだけ人にとって気持ちというのは大切だ。このままじゃ人類は負ける。それは神の視点から見てる私も感じてる。てかヒシヒシとね。悲劇は何処でも起きるのに、希望が芽生えるような事ってなかなか起きないんだよね。頑張ってる人達は各所でいる……でも……なかなか崇高に本当に皆の事を思ってるような子がね……居ないね。権力者には……だけど。
上に居る女性陣はかわいいからチヤホヤされてきて、危機になったからって何かが出来るような、そんな人達じゃないんだよね。一応皆の前では堂々としてるが、ひとたび後ろに下がれば『私のために早くモンスターを追い返しなさい!』とか言うのが関の山だ。
絶対に戦場に行こうとはしないし……何だったら近づこうともしない。自分はきらびやかでかわいいから、戦場のすさんだ空気、ボロボロの兵士達を見下してるところがあるね。その人達のおかげでまだ優雅な生活が出来てるというのに……
「どうやってこの窮地を乗り越えさせるのが最善だろうか?」
私はそんなことを考える。このままじゃ人類は絶滅だ。だからといって、私が直接乗り出して神罰と称してモンスターを一掃したとしよう。そのくらい私には出来るが、でもそれではいざとなれば神の裁きが自分達を護ってくれると、人は助長するのではないだろうか?
私は人が強欲だと知ってる。何せ自分がそうだからね。だからただ楽に助けるのはどうかと思う。まあけど助けないと滅びるからね。助けるのは確定だ。
「やっぱり相応しい子に力を託すのが神的なやり方かな?」
神様も苦労するね。私は戦場を俯瞰する。そこには大きな葉っぱに乗って飛び回りながら魔法を放ってる魔法部隊が見える。その部隊の一人……女の子の兵士に狙いを定めてる。その部隊の一人がかわいいんだよね。私の眼鏡にかなう可愛さ……それに心も綺麗で、その目的は『皆の為に』という綺麗な心だ。
そんな彼女の葉っぱが攻撃されて、部隊の中、彼女だけが墜落して、敵のど真ん中に落ちる。仲間達が彼女を助けようとするが、どうしようもない。
モンスターの中に落ちた彼女は自分の最後を分かってた。手を重ねて、祈ってるその姿は美しい。良い感じだね。最後の最後まで気高いその姿……私は気に入ったよ。
「君に決めた!!」
モンスターが彼女に襲いかかる。けどその時、天から光が降り注ぐ。その光を浴びたモンスター達は消えていく。
「貴女は……」
そういう彼女はきっとどこかで私が何者なのか感じ取ってると思う。なにせ私の姿を見て恍惚な表情してるからね。
このままでは近いうちにこの大陸もモンスターによって支配される……その思いが人々の間には芽生えてた。だから、明日が見えない。未来が暗い。厚い雲で覆われしまったようで、残ってる国にも活気はなかった。そうなると、押し返すなんて事は出来ない。
戦いは気持ちだけではどうにもならないのかも知れないが、気持ちがなければ勝てる戦いも負けてしまう物だ。それだけ人にとって気持ちというのは大切だ。このままじゃ人類は負ける。それは神の視点から見てる私も感じてる。てかヒシヒシとね。悲劇は何処でも起きるのに、希望が芽生えるような事ってなかなか起きないんだよね。頑張ってる人達は各所でいる……でも……なかなか崇高に本当に皆の事を思ってるような子がね……居ないね。権力者には……だけど。
上に居る女性陣はかわいいからチヤホヤされてきて、危機になったからって何かが出来るような、そんな人達じゃないんだよね。一応皆の前では堂々としてるが、ひとたび後ろに下がれば『私のために早くモンスターを追い返しなさい!』とか言うのが関の山だ。
絶対に戦場に行こうとはしないし……何だったら近づこうともしない。自分はきらびやかでかわいいから、戦場のすさんだ空気、ボロボロの兵士達を見下してるところがあるね。その人達のおかげでまだ優雅な生活が出来てるというのに……
「どうやってこの窮地を乗り越えさせるのが最善だろうか?」
私はそんなことを考える。このままじゃ人類は絶滅だ。だからといって、私が直接乗り出して神罰と称してモンスターを一掃したとしよう。そのくらい私には出来るが、でもそれではいざとなれば神の裁きが自分達を護ってくれると、人は助長するのではないだろうか?
私は人が強欲だと知ってる。何せ自分がそうだからね。だからただ楽に助けるのはどうかと思う。まあけど助けないと滅びるからね。助けるのは確定だ。
「やっぱり相応しい子に力を託すのが神的なやり方かな?」
神様も苦労するね。私は戦場を俯瞰する。そこには大きな葉っぱに乗って飛び回りながら魔法を放ってる魔法部隊が見える。その部隊の一人……女の子の兵士に狙いを定めてる。その部隊の一人がかわいいんだよね。私の眼鏡にかなう可愛さ……それに心も綺麗で、その目的は『皆の為に』という綺麗な心だ。
そんな彼女の葉っぱが攻撃されて、部隊の中、彼女だけが墜落して、敵のど真ん中に落ちる。仲間達が彼女を助けようとするが、どうしようもない。
モンスターの中に落ちた彼女は自分の最後を分かってた。手を重ねて、祈ってるその姿は美しい。良い感じだね。最後の最後まで気高いその姿……私は気に入ったよ。
「君に決めた!!」
モンスターが彼女に襲いかかる。けどその時、天から光が降り注ぐ。その光を浴びたモンスター達は消えていく。
「貴女は……」
そういう彼女はきっとどこかで私が何者なのか感じ取ってると思う。なにせ私の姿を見て恍惚な表情してるからね。
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