美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H472
「なにあれ?」
凄い力の波動を感じる。なんかメッチャ中二っぽいがまごうこと無き事実だから仕方ない。どうやら悲劇はとんでもない奴を生み出してしまったらしい。どうやらそいつは仲間というか、家族というかその全てを殺されてしまったらしい。確認してみたらどうやらその地域には三つの集落があった。最初は上手くやってたようだ。
けど、魔法を得てどんどんとその生活圏が広がってる人々である。勿論彼らだって例外じゃない。それに魔法のおかげで出生率とかも上がってるぽい。魔法で保護してあげれば赤ちゃんを死なせるって事が劇的に減った? よう。それによってどんどんと増えている。それに……私が可愛いが正義を植え付けたのもあるようだね。
どっちかと言うと私が可愛いは正義を世界の法則にしたせいなのか、女性の方が立場が強い傾向にどこもあるんだよね。そして当然、そのコミュニティで一番可愛い子が頂点に君臨してる。可愛いは正義だし、それはしょうがないよね。でもそうなるとコミュニティ同士ではどっちの方が一番可愛いか……になる訳で、私のように圧倒的な可愛さがあるのならきっと争いになんてならないのかもしれない。
でもそうではない。コミュニティの頂点に位置してる女の子達は際はあれど、皆可愛い。一部可愛くないのもいるが、でもそこは可愛いも細分化されてきてると見てる。ブス専が居たって私はゆるすよ。愛嬌ってあるしね。私は多様性は尊重するのだ。
まあけど明らかにブス専と普通の奴等……の方が悲劇は起きなかったのかも知れない。なまじどっちもちゃんと可愛かったのが悲劇の始まり……その三つの集落の頂点の子達はちゃんと皆可愛かったのだ。だからこそ、誰もが引けなくなった。
最初はそれこそ女らしく、裏工作というか、自分の魅力で男達を自分達の方へと寝返らせる……とかやってた。やっぱり男って単純で可愛い子におだてられるとコロッと行くんだ。鼻の下伸ばしてね。でもそんなことやってると、色々と問題が出てくる。行ったり来たりしてる男共もどうかとおもうが、その内全てのコミュニティで不和が出てきた。イヤ当たり前だけどね。だって寝返らせて、更に寝返らせて……その度に甘い言葉をささやいてた訳で、どっちの方が頼りなるのか――とか本当はどっちが好きなのか……そんなのが何処でも繰り広げられるようになった。そしてついには一時の感情だったのか、暴走した男が……ならまだ良かったのかもしれない。その男を処分するだけですんだから。
でもそれをやったのは一つのコミュニティのトップの女の子。感情にまかせて炎で別のコミュニティの女の子を焼き殺した。それが地獄の蓋を開けた。そこら中で繰り広げられるバトル。そして最後に立ってたのが凄い力を目覚めさせたあの男性だ。
彼は黒焦げになった女性の遺体を抱いて泣いていた。多分だけど、最初に殺された女の子の遺体だろう。血縁者かな?
「この世界は間違ってる」
ごめんなさい。なんか思わずそんなことを思ってしまった。涙ながらにそんなことを呟く彼の声は怖かったんだもん。
「この世界で一番可愛い妹が死に、他のブサイク共がのさばってるなど……許せん!!」
なんだそれ……と思った。なんという個人的な理由。でも彼の激情は凄いものだ。心に反応するようにその黒い力が広がっていく。
「妹は頂点であらねば……そのためには、全ての女を殺さないとな。待ってておくれ、またお前を頂点にしてあげるよ」
やべえシスコンがそこにはいた。シスコンを拗らせて人類を滅亡させようとしてるぞあいつ。
凄い力の波動を感じる。なんかメッチャ中二っぽいがまごうこと無き事実だから仕方ない。どうやら悲劇はとんでもない奴を生み出してしまったらしい。どうやらそいつは仲間というか、家族というかその全てを殺されてしまったらしい。確認してみたらどうやらその地域には三つの集落があった。最初は上手くやってたようだ。
けど、魔法を得てどんどんとその生活圏が広がってる人々である。勿論彼らだって例外じゃない。それに魔法のおかげで出生率とかも上がってるぽい。魔法で保護してあげれば赤ちゃんを死なせるって事が劇的に減った? よう。それによってどんどんと増えている。それに……私が可愛いが正義を植え付けたのもあるようだね。
どっちかと言うと私が可愛いは正義を世界の法則にしたせいなのか、女性の方が立場が強い傾向にどこもあるんだよね。そして当然、そのコミュニティで一番可愛い子が頂点に君臨してる。可愛いは正義だし、それはしょうがないよね。でもそうなるとコミュニティ同士ではどっちの方が一番可愛いか……になる訳で、私のように圧倒的な可愛さがあるのならきっと争いになんてならないのかもしれない。
でもそうではない。コミュニティの頂点に位置してる女の子達は際はあれど、皆可愛い。一部可愛くないのもいるが、でもそこは可愛いも細分化されてきてると見てる。ブス専が居たって私はゆるすよ。愛嬌ってあるしね。私は多様性は尊重するのだ。
まあけど明らかにブス専と普通の奴等……の方が悲劇は起きなかったのかも知れない。なまじどっちもちゃんと可愛かったのが悲劇の始まり……その三つの集落の頂点の子達はちゃんと皆可愛かったのだ。だからこそ、誰もが引けなくなった。
最初はそれこそ女らしく、裏工作というか、自分の魅力で男達を自分達の方へと寝返らせる……とかやってた。やっぱり男って単純で可愛い子におだてられるとコロッと行くんだ。鼻の下伸ばしてね。でもそんなことやってると、色々と問題が出てくる。行ったり来たりしてる男共もどうかとおもうが、その内全てのコミュニティで不和が出てきた。イヤ当たり前だけどね。だって寝返らせて、更に寝返らせて……その度に甘い言葉をささやいてた訳で、どっちの方が頼りなるのか――とか本当はどっちが好きなのか……そんなのが何処でも繰り広げられるようになった。そしてついには一時の感情だったのか、暴走した男が……ならまだ良かったのかもしれない。その男を処分するだけですんだから。
でもそれをやったのは一つのコミュニティのトップの女の子。感情にまかせて炎で別のコミュニティの女の子を焼き殺した。それが地獄の蓋を開けた。そこら中で繰り広げられるバトル。そして最後に立ってたのが凄い力を目覚めさせたあの男性だ。
彼は黒焦げになった女性の遺体を抱いて泣いていた。多分だけど、最初に殺された女の子の遺体だろう。血縁者かな?
「この世界は間違ってる」
ごめんなさい。なんか思わずそんなことを思ってしまった。涙ながらにそんなことを呟く彼の声は怖かったんだもん。
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なんだそれ……と思った。なんという個人的な理由。でも彼の激情は凄いものだ。心に反応するようにその黒い力が広がっていく。
「妹は頂点であらねば……そのためには、全ての女を殺さないとな。待ってておくれ、またお前を頂点にしてあげるよ」
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