美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H402
「私が説明させていただきます! 今皆様に示しました地図の場所ですが、一つはかつてオウラムという国が栄えた場所、そして一つは長らくアクトパラスという存在が拠点にしてた場所。そして一つはエデンによって今の世界のマナの流れを計算してはじき出した結果です」
そういう彼女はテキパキと説明をしてくれていってくれてる。うん、眼鏡に三つ編みといった地味目な女の人なんだけど、人前に立っても堂々としてるその姿は安心感を覚えるね。
まあここに居るのは皆それぞれ信頼を勝ち得た人達だからね。ただおどおどするだけの人ではここには居られないから当然だと言える。私の琴線に触れるほどの美貌はないけど、その有能さは証明されてるんだよね。
(オウラムか……もう跡形もないんだよね。ざまぁだけど、人種の国も私の領地であったファイラルとかもないんだよね)
やっぱり数千年も経つとそういう人が居た形跡って残らないんだなって思うかもしれないが……実はそうじゃない。実際風化してひどい事になってたとは思うけど、ちょっとくらい面影が遺跡的に残ってる可能性は十分にあったと思う。
けど地上にはもうどんな種の痕跡も実はない。なぜならアクトパラスとゼンマイがそうしたからだ。どうやら地形とか環境からこの星を世界樹の生産拠点とするために変化させたみたいだ。
まあだからこそ、色々と調べるのは大変だったと思う。何せ地形が全く違うんだからね。昔の地図と照らし合わせてもどこがどこなんてわからない。
これが長い時の中で自然となった――のなら色々と予測とか出来るのかもしれないが、圧倒的な力によって強制的に変えられたみたいな物だからね。なにせ今のこの世界に山とかないし……多分海もない。ただただまっすぐに広がる大地があるだけだ。
海とかがなくてどうやって世界樹を育ててるのかっていわれそうだが、世界樹には別に水が必要って訳じゃない。必要なのはマナである。まあ量産型の世界樹がそうなのかは怪しいけど、それもサンプルを取って来たしそのうちわかるだろう。
「その三つの地点、かなり離れてるようだけどそんな時間掛けてられないわよ?」
ラリアの奴がもっともな事をいってくる。それぞれ示し合わせたように離れてるからね。エデンの移動スピードで移動してたら、この三つの地点に行くのに何日かかるか……それまでアクトパラスとゼンマイが大人しくしてるわけはない。
「それの対策くらいはちゃんあるわよ」
私は皆に勿論そんな事わかってます――的にどやってやる。そしてすっと私は右手の人差し指を上へと向ける。そして皆の視線が私の指を追って天井を見てるところにこう言ってやる。
「空の更に上、この星の軌道上から主砲を打てば良いのよ」
そういう彼女はテキパキと説明をしてくれていってくれてる。うん、眼鏡に三つ編みといった地味目な女の人なんだけど、人前に立っても堂々としてるその姿は安心感を覚えるね。
まあここに居るのは皆それぞれ信頼を勝ち得た人達だからね。ただおどおどするだけの人ではここには居られないから当然だと言える。私の琴線に触れるほどの美貌はないけど、その有能さは証明されてるんだよね。
(オウラムか……もう跡形もないんだよね。ざまぁだけど、人種の国も私の領地であったファイラルとかもないんだよね)
やっぱり数千年も経つとそういう人が居た形跡って残らないんだなって思うかもしれないが……実はそうじゃない。実際風化してひどい事になってたとは思うけど、ちょっとくらい面影が遺跡的に残ってる可能性は十分にあったと思う。
けど地上にはもうどんな種の痕跡も実はない。なぜならアクトパラスとゼンマイがそうしたからだ。どうやら地形とか環境からこの星を世界樹の生産拠点とするために変化させたみたいだ。
まあだからこそ、色々と調べるのは大変だったと思う。何せ地形が全く違うんだからね。昔の地図と照らし合わせてもどこがどこなんてわからない。
これが長い時の中で自然となった――のなら色々と予測とか出来るのかもしれないが、圧倒的な力によって強制的に変えられたみたいな物だからね。なにせ今のこの世界に山とかないし……多分海もない。ただただまっすぐに広がる大地があるだけだ。
海とかがなくてどうやって世界樹を育ててるのかっていわれそうだが、世界樹には別に水が必要って訳じゃない。必要なのはマナである。まあ量産型の世界樹がそうなのかは怪しいけど、それもサンプルを取って来たしそのうちわかるだろう。
「その三つの地点、かなり離れてるようだけどそんな時間掛けてられないわよ?」
ラリアの奴がもっともな事をいってくる。それぞれ示し合わせたように離れてるからね。エデンの移動スピードで移動してたら、この三つの地点に行くのに何日かかるか……それまでアクトパラスとゼンマイが大人しくしてるわけはない。
「それの対策くらいはちゃんあるわよ」
私は皆に勿論そんな事わかってます――的にどやってやる。そしてすっと私は右手の人差し指を上へと向ける。そして皆の視線が私の指を追って天井を見てるところにこう言ってやる。
「空の更に上、この星の軌道上から主砲を打てば良いのよ」
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