美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H307
私の言葉にプリン伯爵の所の従業員たちがひそひそとしてる。多分皆さんで何かを相談してるんだろう。さてさて、その箱の中身を教えてくれるだろうか? 私はなかなかに大物っぽい雰囲気を出してるから、彼らの中で何やら凄い地位のある人の娘なのでは? となって、彼女ならなんとかしてくれるかも……的な論調に行ければいいんだが。
「失礼ですが、貴方様はいったい?」
うーん、まあそうなるよねーっていう質問が飛んできた。いや当たり前だね。だって私がいくら大物のような雰囲気を出してるとは言っても、結局私の見た目はただの小娘である。絶世の美少女なんだけど、そこはほら、見せたら一発でばれるじゃん。
宇宙一可愛い私は唯一無二の存在だ。だからこそ、こうやって特殊なサングラスで顔を隠してるんだからね。てもプリン伯爵側からしたら、何者かわからないような小娘に自分達の目的を話すなんてのはリスキーだもんね。
だから私の正体を掴もうとするのは当たり前だ。でも……ね。言えないしね。いや、別にばらしてもいいけど……今は非常事態だしね。それに私がいるってことで他の人たちも安心するかもしれない。
なにせ私はエデンの主だ。私がいるってだけで、エデンは本気で助けに来ることは確定する。そうなると、ここに閉じ込められて下に行けない恐怖で発狂寸前の皆さんも安心できるだろう。
(ゆっくりと待てばいいや)
となるかもしれない。なにせ私がここにいれば、見捨てられることはないだろうからね。絶対に助けは来ると確信できるはず。まあでも、一応お忍びだからなぁ~。迷う所ではある。
皆にばらすか、それかプリン伯爵だけにばらすか……プリン伯爵が私の正体をしれば、すぐにでも箱を開示してくれるだろう。それか理由を話してくれるはず。
ならやっぱり面倒ごとがきらいな私としてはプリン伯爵にだけばらして、あの箱の中身を譲ってもらおう。どうせその彼らの目的は既に頓挫してるだろうし、その箱の中身はきっとお披露目されることはない。けど、私に献上できるとなればどうだろうか? 絶対に嫌とは言えないはずだ。
「そうですね。私の正体はそんなに大っぴらにしていい物ではないのですよ。なので、伯爵だけにお教えしましょう」
そういって私は自分の白魚のような手で手招きする。警戒感を強めながらも、プリン伯爵はこちらに歩んでくる。そしてかがんでもらって、顔を近づけて、吐息がかかりそうな距離で私は認識疎外のサングラスをちょっとずらした。
「私がわかりますか?」
まあ分からなかったら極刑だけどね。
「ラッ!? ひゅ――!? ダハ――はっ――」
「ちょっと大丈夫?」
なんかいきなり過呼吸になりだした。私という存在が目の前に現れて耐えられなくなったかな? まあ私ほどの存在を認識したらただの人はそうなってしまうか。
彼は呼吸を乱しながらも、私の前に膝まづく。どっちが上か、ちゃんとわかってくれたようだ。さて、献上品でも求めましょうか?
「失礼ですが、貴方様はいったい?」
うーん、まあそうなるよねーっていう質問が飛んできた。いや当たり前だね。だって私がいくら大物のような雰囲気を出してるとは言っても、結局私の見た目はただの小娘である。絶世の美少女なんだけど、そこはほら、見せたら一発でばれるじゃん。
宇宙一可愛い私は唯一無二の存在だ。だからこそ、こうやって特殊なサングラスで顔を隠してるんだからね。てもプリン伯爵側からしたら、何者かわからないような小娘に自分達の目的を話すなんてのはリスキーだもんね。
だから私の正体を掴もうとするのは当たり前だ。でも……ね。言えないしね。いや、別にばらしてもいいけど……今は非常事態だしね。それに私がいるってことで他の人たちも安心するかもしれない。
なにせ私はエデンの主だ。私がいるってだけで、エデンは本気で助けに来ることは確定する。そうなると、ここに閉じ込められて下に行けない恐怖で発狂寸前の皆さんも安心できるだろう。
(ゆっくりと待てばいいや)
となるかもしれない。なにせ私がここにいれば、見捨てられることはないだろうからね。絶対に助けは来ると確信できるはず。まあでも、一応お忍びだからなぁ~。迷う所ではある。
皆にばらすか、それかプリン伯爵だけにばらすか……プリン伯爵が私の正体をしれば、すぐにでも箱を開示してくれるだろう。それか理由を話してくれるはず。
ならやっぱり面倒ごとがきらいな私としてはプリン伯爵にだけばらして、あの箱の中身を譲ってもらおう。どうせその彼らの目的は既に頓挫してるだろうし、その箱の中身はきっとお披露目されることはない。けど、私に献上できるとなればどうだろうか? 絶対に嫌とは言えないはずだ。
「そうですね。私の正体はそんなに大っぴらにしていい物ではないのですよ。なので、伯爵だけにお教えしましょう」
そういって私は自分の白魚のような手で手招きする。警戒感を強めながらも、プリン伯爵はこちらに歩んでくる。そしてかがんでもらって、顔を近づけて、吐息がかかりそうな距離で私は認識疎外のサングラスをちょっとずらした。
「私がわかりますか?」
まあ分からなかったら極刑だけどね。
「ラッ!? ひゅ――!? ダハ――はっ――」
「ちょっと大丈夫?」
なんかいきなり過呼吸になりだした。私という存在が目の前に現れて耐えられなくなったかな? まあ私ほどの存在を認識したらただの人はそうなってしまうか。
彼は呼吸を乱しながらも、私の前に膝まづく。どっちが上か、ちゃんとわかってくれたようだ。さて、献上品でも求めましょうか?
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