美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H243
「メル!」
「母よ、ここに」
「うわ!?」
ここって目の前じゃん。目を開けた瞬間にあんたのでかでかとした顔しか映んないよ!!
「近い……それで源泉はどう?」
「源泉は開放された様子はありません」
「ならやっぱりまだアクトパラスとゼンマイの融合体は生きてるか」
王の剣に貫かれたアクトパラスとゼンマイの融合体だけど、さすがにあれだけでやられるような奴ではないだろう。少なくともアクトパラスとゼンマイの融合体はアラガタやカンガタクラスには強いはずだ。
それにどういう風な力をもってるかって結局見えてないし。触手が気持ち悪かったみたいな? でもあれってアクトパラスの特性であってゼンマイとは違うし、アクトパラスもあれはただの体の特性みたいな感じであって、あれだけで種の頂点に行ける程にこの世界は甘くない。
鉄血種の奴らがハステーラ・ぺラスとかいうアホな力を所有してるんだよ? それに同等するか上回るようななにかを持ってるはずだろう。
まあアラガタとカンガタみたいに肉体一つ……の可能性もなくはないが、もしもアクトパラスがそうだとしてもきっとゼンマイはもっと絡め手を使う種だ。それに融合をしたからきっと変化は起こってるし、メリットもなくするわけはないだろう。
とりあえず私の頭で想像できるのは限界があるね。頭いい奴らにアクトパラスとゼンマイの融合体のことは任せよう。アンティケイドの行動は常にログが取ってある。それで何かわかるかもだし。
「ラーゼ様よ、だだ大丈夫なのか?」
「何か?」
「うむ……その……」
なんかいつでも遠慮なくいってくるネジマキ博士らしくないね。私はそれが不思議だったけど、とりあえず彼が指さすところを触ってみる。なんか髪がべちゃッとしてる。
私の頭には常に天使の輪が輝くほどにつややかな髪がふわふっわっで流れてる……と相場が決まってるのに……だ。それに明らかに私のストロベリーブロンドの髪とは違う真っ赤な液体がついてる。
「なにこれ?」
「出血かと……」
「大丈夫ですよ母。問題はありません」
冷静な事をメルはいうがそうじゃない。確かにこんな傷は私には問題なんてない。血は出てるけど、別に傷があるわけでもないし……多分メルが直したのかな? でも違うんだよ……だってこれって、あれでしょう? つまりは王の剣の攻撃がアンティケイドの仮の体を通じて本体にまで攻撃を届けたってことじゃない?
そんな事が……と思うけど、実際私が自然と寝てる内に寝相悪くてどっかに頭をおもいっきりでもぶつけてない限りこんな血は出ない。
「ネジマキ博士、ちょっと確認するけど、私って寝相悪い方かしら?」
「ううむ……別にかわいく寝息を立ててただけじゃったぞ」
なんかかわいくとか言われたとき、ちょっとぞくっとした。だってネジマキ博士がそういうって……まあ私の魅力はヤバイからね。なにもしてないよね? それはいいか。とりあえず私は寝てても美少女だとわかった。
ならやはりこの血の原因は王の剣しかない……
「あれは危険物に指定しよう」
最優先であれは処分する。それを私は決断した。
「母よ、ここに」
「うわ!?」
ここって目の前じゃん。目を開けた瞬間にあんたのでかでかとした顔しか映んないよ!!
「近い……それで源泉はどう?」
「源泉は開放された様子はありません」
「ならやっぱりまだアクトパラスとゼンマイの融合体は生きてるか」
王の剣に貫かれたアクトパラスとゼンマイの融合体だけど、さすがにあれだけでやられるような奴ではないだろう。少なくともアクトパラスとゼンマイの融合体はアラガタやカンガタクラスには強いはずだ。
それにどういう風な力をもってるかって結局見えてないし。触手が気持ち悪かったみたいな? でもあれってアクトパラスの特性であってゼンマイとは違うし、アクトパラスもあれはただの体の特性みたいな感じであって、あれだけで種の頂点に行ける程にこの世界は甘くない。
鉄血種の奴らがハステーラ・ぺラスとかいうアホな力を所有してるんだよ? それに同等するか上回るようななにかを持ってるはずだろう。
まあアラガタとカンガタみたいに肉体一つ……の可能性もなくはないが、もしもアクトパラスがそうだとしてもきっとゼンマイはもっと絡め手を使う種だ。それに融合をしたからきっと変化は起こってるし、メリットもなくするわけはないだろう。
とりあえず私の頭で想像できるのは限界があるね。頭いい奴らにアクトパラスとゼンマイの融合体のことは任せよう。アンティケイドの行動は常にログが取ってある。それで何かわかるかもだし。
「ラーゼ様よ、だだ大丈夫なのか?」
「何か?」
「うむ……その……」
なんかいつでも遠慮なくいってくるネジマキ博士らしくないね。私はそれが不思議だったけど、とりあえず彼が指さすところを触ってみる。なんか髪がべちゃッとしてる。
私の頭には常に天使の輪が輝くほどにつややかな髪がふわふっわっで流れてる……と相場が決まってるのに……だ。それに明らかに私のストロベリーブロンドの髪とは違う真っ赤な液体がついてる。
「なにこれ?」
「出血かと……」
「大丈夫ですよ母。問題はありません」
冷静な事をメルはいうがそうじゃない。確かにこんな傷は私には問題なんてない。血は出てるけど、別に傷があるわけでもないし……多分メルが直したのかな? でも違うんだよ……だってこれって、あれでしょう? つまりは王の剣の攻撃がアンティケイドの仮の体を通じて本体にまで攻撃を届けたってことじゃない?
そんな事が……と思うけど、実際私が自然と寝てる内に寝相悪くてどっかに頭をおもいっきりでもぶつけてない限りこんな血は出ない。
「ネジマキ博士、ちょっと確認するけど、私って寝相悪い方かしら?」
「ううむ……別にかわいく寝息を立ててただけじゃったぞ」
なんかかわいくとか言われたとき、ちょっとぞくっとした。だってネジマキ博士がそういうって……まあ私の魅力はヤバイからね。なにもしてないよね? それはいいか。とりあえず私は寝てても美少女だとわかった。
ならやはりこの血の原因は王の剣しかない……
「あれは危険物に指定しよう」
最優先であれは処分する。それを私は決断した。
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