美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H82
「う゛ぇう゛ぇう゛ぇ――」
何やら変な音が後方からきこえる。私は絶対に本体では出来ないような逃げ方をしてるが、あの魔物を撒ける気がしない。私はここらの変な木を蹴りつつ、地面に足を付かずに跳んでいる。はっきり言って身体強化しても人種ではここまで出来ないだろうっていう動きだ。てもあの野郎、まったく意に帰してない。なにせ向こうは異常に頑丈な下を使って私を追いかけてきてる。
(いやいや、超キモいよ!?)
あの巨体を使って木々なんて吹っ飛ばしてくるのかと思ったが、案外頭脳派? らしい。ただの本能なのかも知れ無いけど……でもこのままじゃ振り切るのは難しい。
「あっ」
とか思ってるとビタン!! とでっかい木にぶつかった。やっぱりタダのアホだったか――とか思ってたら、木が弾けた。
(いやいやいやいやいやいや!? 何した!?)
ちょ!? なんか理解不能な力を持ってないアレ? いきなり木が消滅したように見えたよ!? てかよく考えたら、あいつが攻撃をした魔物も今考えると弾けたんじゃなく、消滅したのかも? でも消滅って何? マナ……どこいったよコラ。おかしくない? あの存在おかしくない? あんなの存在してていいの? 魔物だよね? 私は逃げながら目に力を通して開眼させる。
私だってこれまでただ遊んでた訳じゃない。体を鍛える……なんて事はしてないが、体を重ねる事はしてきたのだ。ミリアほど簡単じゃないが、私だって種族の特性を得る術がある。そしてエデンには沢山の種がいる。まあ誰とでも体を重ねる程に私は尻軽ではないが、功績に見合った褒美をあげるのも上の者の勤めだからね。仕方ない。別に種事にそういう好意も千差万別だから、色々なプレイを楽しんでる訳じゃない。いやほんと。
「むむ……どうみてもマナはこの世界のマナじゃん」
もしかしてアラガタとか他の星のマナの影響で未曾有の化け物が生まれたのかも……とか思ったが、見る限り不純なマナは混ざってない。それどころか、あれは限りなく純なマナに近い。
「もしかしてアレって……私と同列みたいな……」
あの化け物とイコールで自分が結ばれかけたところで斜線を引いて否定する。いやいや、あり得ないでしょう。だって私は宇宙一の美少女だよ。それとあれがイコールはないわー。絶対にないわー。とか思ってると、ガリッと着地した足が幹を滑った。
(しまっ!?)
その瞬間、奴がここを好機と捉えたのか一気にスピードを上げた。そして舌を巻き取り向かってくる中で奴は拳を握る。心なしか、角が光ってる様な……しかも白い光だ。純なマナの証である光方。私は体をマナで出来る限り強化する。でもその時、アンティケイドの一体が私と魔物の間に入ってきた。一瞬にして消滅するアンティケイド。そしてその拳は私にまで届く。
何やら変な音が後方からきこえる。私は絶対に本体では出来ないような逃げ方をしてるが、あの魔物を撒ける気がしない。私はここらの変な木を蹴りつつ、地面に足を付かずに跳んでいる。はっきり言って身体強化しても人種ではここまで出来ないだろうっていう動きだ。てもあの野郎、まったく意に帰してない。なにせ向こうは異常に頑丈な下を使って私を追いかけてきてる。
(いやいや、超キモいよ!?)
あの巨体を使って木々なんて吹っ飛ばしてくるのかと思ったが、案外頭脳派? らしい。ただの本能なのかも知れ無いけど……でもこのままじゃ振り切るのは難しい。
「あっ」
とか思ってるとビタン!! とでっかい木にぶつかった。やっぱりタダのアホだったか――とか思ってたら、木が弾けた。
(いやいやいやいやいやいや!? 何した!?)
ちょ!? なんか理解不能な力を持ってないアレ? いきなり木が消滅したように見えたよ!? てかよく考えたら、あいつが攻撃をした魔物も今考えると弾けたんじゃなく、消滅したのかも? でも消滅って何? マナ……どこいったよコラ。おかしくない? あの存在おかしくない? あんなの存在してていいの? 魔物だよね? 私は逃げながら目に力を通して開眼させる。
私だってこれまでただ遊んでた訳じゃない。体を鍛える……なんて事はしてないが、体を重ねる事はしてきたのだ。ミリアほど簡単じゃないが、私だって種族の特性を得る術がある。そしてエデンには沢山の種がいる。まあ誰とでも体を重ねる程に私は尻軽ではないが、功績に見合った褒美をあげるのも上の者の勤めだからね。仕方ない。別に種事にそういう好意も千差万別だから、色々なプレイを楽しんでる訳じゃない。いやほんと。
「むむ……どうみてもマナはこの世界のマナじゃん」
もしかしてアラガタとか他の星のマナの影響で未曾有の化け物が生まれたのかも……とか思ったが、見る限り不純なマナは混ざってない。それどころか、あれは限りなく純なマナに近い。
「もしかしてアレって……私と同列みたいな……」
あの化け物とイコールで自分が結ばれかけたところで斜線を引いて否定する。いやいや、あり得ないでしょう。だって私は宇宙一の美少女だよ。それとあれがイコールはないわー。絶対にないわー。とか思ってると、ガリッと着地した足が幹を滑った。
(しまっ!?)
その瞬間、奴がここを好機と捉えたのか一気にスピードを上げた。そして舌を巻き取り向かってくる中で奴は拳を握る。心なしか、角が光ってる様な……しかも白い光だ。純なマナの証である光方。私は体をマナで出来る限り強化する。でもその時、アンティケイドの一体が私と魔物の間に入ってきた。一瞬にして消滅するアンティケイド。そしてその拳は私にまで届く。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
35
-
-
4503
-
-
1512
-
-
3087
-
-
440
-
-
124
-
-
52
-
-
381
-
-
1978
コメント