美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Ω186
アラガタがいないのなら、あんな鎧なんてただの時間稼ぎではないだろうか? こっち側にカンガタや、ゼロやファーストがいるからどんどん削ってるわけだが、なにせ数が本当に多い。漏れた奴らがゼウスに向かってくるというか、奴ら全員ゼウスに向かってきてる気がする。
そのせいで、一番太い陣の部分。ある意味基礎というか、基盤を描いてるゼウスが星に近づけない。これはまずい。
「あの鎧たちってゼウスっていうよりも、私に狙いを定めてるんじゃない?」
「それは……」
艦長さんもそう思ってたのか、言葉が詰まる。まあもしかしたら、描いてる陣を理解していて、一番太く描いてるゼウスを狙ってる可能性もあるにはあると思う。けどそれよりも奴らは世界樹に操られてるのなら、マナというものに敏感だと思うんだ。
私のマナは圧倒的なはず。それを感じ取ってこのゼウスを襲ってるとするなら、私はここにいない方がいいかもしれない。
「まだ飛行ユニットはある?」
「既に全てつかっております。いえ、あったとしてもそれはダメです!」
艦長は察したのか、ダメという。私は近くにいるベールをみる。
「セカンドがあれば、その役目を引き受けたのですが、私がふがいないばかりに、機体は今動くとが出来ません」
「止めないんだ?」
「私達の言葉で止まってくださるのですか?」
ベールはよくわかってるじゃん。いや、半分くらいだけどね。本当はこんな事やりたくないよ。ゼウスの良い椅子に座ってふんぞり返っておやつでも食べてたいってのが本音だ。でもそれはこの戦いを終わらせれば、沢山出来る。
今はこの戦いを早く終わらせるのが先決。ならもうちょっと頑張ってもいい。またアラガタが出てきたら怖いしね。あいつはきっと何かをやるために星に戻ったんだろう。その何か――が始まる前に決めたい。
「一刻も早く陣を完成させなさい」
私はそういうと、椅子からたった。そして外に向かう為に歩き出す。背後にはベールとベララがついてくる。
「ラーゼ様、何かお入りの物はありますか?」
「何か持ってきてるの?」
「これなら」
「まあそうだね。これくらい持っていこうか」
そう言って私は綺麗なハンカチに包まれてたそれをとった。それは小さな銃だ。私が昔愛用してた銃。まあ前はただの何の変哲もない銃だったが、今は私用に華美に装飾されてる。更に色々と魔法的にも技術的にも改良されてるのだ。
一応戦場に出るわけだし、武器はあってもいいだろう。
「お召し物はどうしましょう?」
「いいよ、どうせ戦場で変えるからね」
「かしこまりました」
そんな会話をしてる間に、なんかメイドたちが私達の周りに集ってきた。そしてハッチの所まで来て、それが開くと彼女達は綺麗に動作をそろえてこういった。
「「「いってらっしゃいませラーゼさま。お帰りをお待ちしております」」」
それは絶対に戻ってきてっていうお願いかな? 可愛い子たちである。そんなかわいい子たちに言ってあげるよ。
「任せといて。直ぐに戻ってくるよ」
そう言って私は宇宙服も着ないまま、宇宙空間に出た。
そのせいで、一番太い陣の部分。ある意味基礎というか、基盤を描いてるゼウスが星に近づけない。これはまずい。
「あの鎧たちってゼウスっていうよりも、私に狙いを定めてるんじゃない?」
「それは……」
艦長さんもそう思ってたのか、言葉が詰まる。まあもしかしたら、描いてる陣を理解していて、一番太く描いてるゼウスを狙ってる可能性もあるにはあると思う。けどそれよりも奴らは世界樹に操られてるのなら、マナというものに敏感だと思うんだ。
私のマナは圧倒的なはず。それを感じ取ってこのゼウスを襲ってるとするなら、私はここにいない方がいいかもしれない。
「まだ飛行ユニットはある?」
「既に全てつかっております。いえ、あったとしてもそれはダメです!」
艦長は察したのか、ダメという。私は近くにいるベールをみる。
「セカンドがあれば、その役目を引き受けたのですが、私がふがいないばかりに、機体は今動くとが出来ません」
「止めないんだ?」
「私達の言葉で止まってくださるのですか?」
ベールはよくわかってるじゃん。いや、半分くらいだけどね。本当はこんな事やりたくないよ。ゼウスの良い椅子に座ってふんぞり返っておやつでも食べてたいってのが本音だ。でもそれはこの戦いを終わらせれば、沢山出来る。
今はこの戦いを早く終わらせるのが先決。ならもうちょっと頑張ってもいい。またアラガタが出てきたら怖いしね。あいつはきっと何かをやるために星に戻ったんだろう。その何か――が始まる前に決めたい。
「一刻も早く陣を完成させなさい」
私はそういうと、椅子からたった。そして外に向かう為に歩き出す。背後にはベールとベララがついてくる。
「ラーゼ様、何かお入りの物はありますか?」
「何か持ってきてるの?」
「これなら」
「まあそうだね。これくらい持っていこうか」
そう言って私は綺麗なハンカチに包まれてたそれをとった。それは小さな銃だ。私が昔愛用してた銃。まあ前はただの何の変哲もない銃だったが、今は私用に華美に装飾されてる。更に色々と魔法的にも技術的にも改良されてるのだ。
一応戦場に出るわけだし、武器はあってもいいだろう。
「お召し物はどうしましょう?」
「いいよ、どうせ戦場で変えるからね」
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それは絶対に戻ってきてっていうお願いかな? 可愛い子たちである。そんなかわいい子たちに言ってあげるよ。
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