美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Ω183
「ふう……」
私は一仕事終えた感じで息を吐く。そういえば今は私のほうがミリアよりも権限が強くなってるみたいだ。ミリアがバカみたいにマナを引き出すのを止められた。これは……使えるのでは? ミリアとはいずれ必ずぶつかるのだ。今は協力関係だけど、私たちは別に理解し合ったわけじゃない。
今はお互いに妥協し合ってるに過ぎない。アラガタのマナを追い出せる事が出来て、目障りな奴らがいなくなったら、そのときは……だから今のうちに楔を打っておくのは悪い選択じゃない。別にいつでも出来るのかもしれない。
何せ鍵は私の存在に組み込まれてる。ミリアに奪われる事は無いだろう。でもあいつもきっと今回の事、気付いてるかもしれない。
「何よ?」
白カラスが私を見てる。そのくりっとした目が可愛い。カラスなんて前は……前は? あれ? なんか私忘れてる気がする。そういえばカラスとの関係性があったような……
「カアカア」
そう言ってトテトテと白カラスが近寄ってくる。そして自分の体をつつきだした白カラス。そして一つの白い羽をむしった。
「くれるの? 別にいらないけど」
「カアーカアー!」
なんか抗議するような声なきがする。だって既にカラスの羽は一本ある。まあこっちのほうが貴重か。
「ばっちくないよね? イタタ」
受け取った白い羽を見ながらそんなことを言ったら白カラスにつつかれた。
「それで、あんたはもう役目を終えた訳だけど、消えないの?」
「我はまだ見届けてないからな。油断するな。奴は強いぞ。かつてこの世界を制しただけの力を奴は持っている」
「そんなの過去じゃない。過去に負ける気なんて無い」
私はそう言い切ってやった。とりあえず色々とやりたいが、私の知識だけでは難しいね。でも流石にここに羽持ち共を連れてくることは出来るだろうか? 無理っぽい。あいつらこの世界のマナを持ってないし。もっと上位というか、特殊な存在になってる。まあ私の存在を越しに解析くらいは出来るだろう。
とりあえず今はミリアにストッパーをつけるだけにしておこう。後は私の弁を太くしておく。ミリアのは補足しておこう。そのくらいなら簡単だ。
「ふふ」
ちょっと優越感に浸る。最近ミリアのせいで私の希少性が薄れてたからね。別に天然記念物になる気はないけど、私はチヤホヤされないとイヤなのだ。特にミリアよりもチヤホヤされないとイヤだ。まあ美少女度では負ける気は一切無いけどね。
「思ったけど、もう歌う必要ないんじゃない?」
「外に戻っても、干渉できるのならな」
「…………」
やっぱりプリムローズのライブはもう少し続行だ。あのマイクがは発する波長がアラガタとかが強制的に連れてったこいつの種が仕込んだ物に反応して色々と影響を及ぼしてるみたいなのは、鍵を得てみれた。
でもここを離れたら、流石にまだそれに干渉は出来ない。
「これって二つよりも四つのほうが良いよね?」
そういって私は二人のマイクを持って手で転がす。すると二本が四本になった。うんうん、このくらいは簡単だね。後は四人に適したマナをプリムローズに循環するようにしよう。それで披露もなんとかなるでしょう。私は二人の頭をなでる。
「もうちょっとだけ頑張ってね」
そう言って私は二人にバイバイした。
私は一仕事終えた感じで息を吐く。そういえば今は私のほうがミリアよりも権限が強くなってるみたいだ。ミリアがバカみたいにマナを引き出すのを止められた。これは……使えるのでは? ミリアとはいずれ必ずぶつかるのだ。今は協力関係だけど、私たちは別に理解し合ったわけじゃない。
今はお互いに妥協し合ってるに過ぎない。アラガタのマナを追い出せる事が出来て、目障りな奴らがいなくなったら、そのときは……だから今のうちに楔を打っておくのは悪い選択じゃない。別にいつでも出来るのかもしれない。
何せ鍵は私の存在に組み込まれてる。ミリアに奪われる事は無いだろう。でもあいつもきっと今回の事、気付いてるかもしれない。
「何よ?」
白カラスが私を見てる。そのくりっとした目が可愛い。カラスなんて前は……前は? あれ? なんか私忘れてる気がする。そういえばカラスとの関係性があったような……
「カアカア」
そう言ってトテトテと白カラスが近寄ってくる。そして自分の体をつつきだした白カラス。そして一つの白い羽をむしった。
「くれるの? 別にいらないけど」
「カアーカアー!」
なんか抗議するような声なきがする。だって既にカラスの羽は一本ある。まあこっちのほうが貴重か。
「ばっちくないよね? イタタ」
受け取った白い羽を見ながらそんなことを言ったら白カラスにつつかれた。
「それで、あんたはもう役目を終えた訳だけど、消えないの?」
「我はまだ見届けてないからな。油断するな。奴は強いぞ。かつてこの世界を制しただけの力を奴は持っている」
「そんなの過去じゃない。過去に負ける気なんて無い」
私はそう言い切ってやった。とりあえず色々とやりたいが、私の知識だけでは難しいね。でも流石にここに羽持ち共を連れてくることは出来るだろうか? 無理っぽい。あいつらこの世界のマナを持ってないし。もっと上位というか、特殊な存在になってる。まあ私の存在を越しに解析くらいは出来るだろう。
とりあえず今はミリアにストッパーをつけるだけにしておこう。後は私の弁を太くしておく。ミリアのは補足しておこう。そのくらいなら簡単だ。
「ふふ」
ちょっと優越感に浸る。最近ミリアのせいで私の希少性が薄れてたからね。別に天然記念物になる気はないけど、私はチヤホヤされないとイヤなのだ。特にミリアよりもチヤホヤされないとイヤだ。まあ美少女度では負ける気は一切無いけどね。
「思ったけど、もう歌う必要ないんじゃない?」
「外に戻っても、干渉できるのならな」
「…………」
やっぱりプリムローズのライブはもう少し続行だ。あのマイクがは発する波長がアラガタとかが強制的に連れてったこいつの種が仕込んだ物に反応して色々と影響を及ぼしてるみたいなのは、鍵を得てみれた。
でもここを離れたら、流石にまだそれに干渉は出来ない。
「これって二つよりも四つのほうが良いよね?」
そういって私は二人のマイクを持って手で転がす。すると二本が四本になった。うんうん、このくらいは簡単だね。後は四人に適したマナをプリムローズに循環するようにしよう。それで披露もなんとかなるでしょう。私は二人の頭をなでる。
「もうちょっとだけ頑張ってね」
そう言って私は二人にバイバイした。
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