美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Ω120
目の前に迫る世界樹の根。更にアラガタのドリルも迫ってる。既にカンガタの腕は一本しかないし、私を抱えてるから反撃に出る事も出来ない状態まで追い込まれてる。私もこの星のマナを吸うのに集中してるから、カンガタが回復するまでのマナには足りないようだ。
(それにしてもタフね)
既に結構マナをゼルへと送ってる筈なんだけど……流石に大量のマナを既に内包してるだろうアラガタと世界樹はなかなか動きが鈍らない。
「ちょっと、奴らに派手な技を使わせなさいよ」
「これ以上無茶を言うな! 既にギリギリだぞ。これ以上の攻撃が来たら持たん!」
むむむ……まあカンガタは既にボロボロだからね。確かに無茶だったか――とかおもってると、なんか違う声が聞こえてきた。
「ラーゼ様の仰せのままに!」
「え?」
「何!?」
確かに今、カンガタの方から発せられる思うがなんかカンガタもびっくりしてる。それにこいつはラーゼ様なんてはいわない。なら今のは……
「体が! っ!!」
カンガタが一気に一つの建物へと突っ込んでいく。倒れて他の建物に寄りかかってる大きなビル。それに突っこんだカンガタはそのビル自体を建てや阻害物として利用したらしい。だがこの程度で止まる奴らじゃないよ。それにどうやって他の攻撃をさせるのか……カンガタは次々にビルへと突っ込む。それと共に、何やら変な瓦礫がついて来てた。
何をしてるの? よくわからない。私の供給してるマナを何かに使ってるようだけど、そこまでしか私にはわからない。
「何を……なにをする気だ!」
それは私が聞きたいよ。あんたでしょやってるのは。けどいくつものビルを犠牲にしたおかげで距離を開ける事はできた。このままクリエイトを回収に行けるのでは? と思ったらカンガタはアラガタ目掛けてスピードをあげた。
確かに細々としたドリル達は置き去りに出来たが、奴の身にはまだ四つのドリルが残ってるよ。腕一本の今のカンガタが突撃するのは自殺行為だ。
「ようやく死ぬ気になったか」
「ふざけるな死ぬのは貴様だアラガタ!」
「ふん、消し炭となれ」
アラガタのドリルが超高速に回転しだし、その音が空に……世界に響く。ドリルの回転が速すぎて電気が、そして次第に何やら次元が歪んでる様に、その周囲の景色が歪む。ドリルをちかづけていくと、黒い穴が開き、そしてそれが私達へと襲い掛かる。漆黒の渦はきっと防御不可能だ。何せ空間から何やらを削って進んでくる。本能でわかる。これはどんな力も現象も飲み込む一撃だと。
「これで宜しいですかラーゼ様!」
いや、よろしくないけど! 死んだら意味ないんだよ!! そう思ってると、ビルをぶち抜いて集めた瓦礫をカンガタは前にだす。けどそんなのなんの意味が……と思ったら、集めてた瓦礫は理解できない文字を輝かせだした。いや、それでもあっという間に飲み込まれてるけどね。
「むっ、そういう事か!! ラーゼ、我と繋がれ!」
「は? いきなり何エッチな事言ってるのよ。ぶっ飛ばすわよ」
私はそんな安い女じゃありません。
「分けわからないことをいうな、読み取れと言ってるんだ」
何やら鎧から変な端子が出てくる。それを掴むと変な情報が頭に流れてきた。
「マナを調整しろ、 活路はそこにある!」
意味がわからない。わからないが、何やらやらないと死にそうである。
(ええいこうなったら、お願いゼルエモーン!)
これしかない。私は自分が頭良くないって知ってるもん。
(それにしてもタフね)
既に結構マナをゼルへと送ってる筈なんだけど……流石に大量のマナを既に内包してるだろうアラガタと世界樹はなかなか動きが鈍らない。
「ちょっと、奴らに派手な技を使わせなさいよ」
「これ以上無茶を言うな! 既にギリギリだぞ。これ以上の攻撃が来たら持たん!」
むむむ……まあカンガタは既にボロボロだからね。確かに無茶だったか――とかおもってると、なんか違う声が聞こえてきた。
「ラーゼ様の仰せのままに!」
「え?」
「何!?」
確かに今、カンガタの方から発せられる思うがなんかカンガタもびっくりしてる。それにこいつはラーゼ様なんてはいわない。なら今のは……
「体が! っ!!」
カンガタが一気に一つの建物へと突っ込んでいく。倒れて他の建物に寄りかかってる大きなビル。それに突っこんだカンガタはそのビル自体を建てや阻害物として利用したらしい。だがこの程度で止まる奴らじゃないよ。それにどうやって他の攻撃をさせるのか……カンガタは次々にビルへと突っ込む。それと共に、何やら変な瓦礫がついて来てた。
何をしてるの? よくわからない。私の供給してるマナを何かに使ってるようだけど、そこまでしか私にはわからない。
「何を……なにをする気だ!」
それは私が聞きたいよ。あんたでしょやってるのは。けどいくつものビルを犠牲にしたおかげで距離を開ける事はできた。このままクリエイトを回収に行けるのでは? と思ったらカンガタはアラガタ目掛けてスピードをあげた。
確かに細々としたドリル達は置き去りに出来たが、奴の身にはまだ四つのドリルが残ってるよ。腕一本の今のカンガタが突撃するのは自殺行為だ。
「ようやく死ぬ気になったか」
「ふざけるな死ぬのは貴様だアラガタ!」
「ふん、消し炭となれ」
アラガタのドリルが超高速に回転しだし、その音が空に……世界に響く。ドリルの回転が速すぎて電気が、そして次第に何やら次元が歪んでる様に、その周囲の景色が歪む。ドリルをちかづけていくと、黒い穴が開き、そしてそれが私達へと襲い掛かる。漆黒の渦はきっと防御不可能だ。何せ空間から何やらを削って進んでくる。本能でわかる。これはどんな力も現象も飲み込む一撃だと。
「これで宜しいですかラーゼ様!」
いや、よろしくないけど! 死んだら意味ないんだよ!! そう思ってると、ビルをぶち抜いて集めた瓦礫をカンガタは前にだす。けどそんなのなんの意味が……と思ったら、集めてた瓦礫は理解できない文字を輝かせだした。いや、それでもあっという間に飲み込まれてるけどね。
「むっ、そういう事か!! ラーゼ、我と繋がれ!」
「は? いきなり何エッチな事言ってるのよ。ぶっ飛ばすわよ」
私はそんな安い女じゃありません。
「分けわからないことをいうな、読み取れと言ってるんだ」
何やら鎧から変な端子が出てくる。それを掴むと変な情報が頭に流れてきた。
「マナを調整しろ、 活路はそこにある!」
意味がわからない。わからないが、何やらやらないと死にそうである。
(ええいこうなったら、お願いゼルエモーン!)
これしかない。私は自分が頭良くないって知ってるもん。
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