美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Ω109
あれから順調に装置を起動してきた。これは二つ起動して三つ目だ。どうやらあの時カンガタのせいで装置を起動できなかった所が順番的に最後になりそうだ。そろそろ慣れてきて、建物を見たらどこら辺にあるかっ検討がつけれる様になってきたよ。
大体一階にはない。これは絶対の共通らしい。後は上階か、地下である。そしてまともに行けない場所。隠された部屋。隠されてるのとそうでないのは違いはわからない。
「よし、これでここも――ん?」
三つ目の……いや、一番最初に起動したのがあるからこれで四つ目か。四つ目の装置を起動した時、何やら画面がザザッと乱れた。今までこんな事はなかった。なんかヤバイ感じがしたから直ぐに小手を装置から外す。けど画面の乱れはかわらない。なんか綺麗だった画面がどんどん黒ずんで行ってる様な……なんの演出? ちょっと悪趣味なんですけど。
そう思ってると、何やら文字が浮かんでくる。よめないけど、その文字も不気味だったから、絶対に何か良くないことが書いてあるんだと思った。なにせなんか血が滲むように文字が滲んで垂れてる。嫌な予感がしたから私は直ぐにその建物から出た。外から見ると、光の柱が立ってる。
「ちゃんと起動はしてるね」
なにか変な事が起きたから心配だったけど、起動自体はしてるみたいだ。一体何だったのか……そんな事をおもってると、地面が揺れる。そして盛り上がった部分がどんどん迫ってる来てた。そして私の十メートルくらい手前でそれが姿を見せて迫ってくる。
それは世界樹の根だ。私は全力ダッシュをした。そしてぶつかるギリギリで更に地面を蹴って飛んだ。それで何とか回避できた。けどこれで終わりなわけない。私は一回転して態勢を整えて周囲に目を光らせる。するとふと影が落ちる。
「真上!!」
不味い! これは回避できない!!
「お願い!!」
私は小手をはめた手を前に出す。小手が熱くなるのが分かった。小手の全体に青い光の線が走ってる。そして世界樹の根と小手がぶつかった。その瞬間、道路が衝撃で陥没する。私を中心に円状に道路が砕けてる。
「づっううううううううううううう!!」
私は体にかかる重圧に苦しみながらその事を確認した。ハッキリ言おう、受け止められただけでも奇跡だ。普通はこんなの受け止められない。人種の体では絶対に無理だ。けど、私はそれを受け止めてる。多分この小手の力だろう。小手部分だけじゃなく、小手が私の体をきっと強化してくれてる。
だから私はまだ生きてる。けどそう長くは持ちそうにない。小手の青い光もその筋が肩に近い方から赤く染まりつつある。多分これってきっと無理してるって表現な気がする。これが赤く染まり切ると、この小手は壊れるんじゃないだろうか? どうにかしないと……けど、支えてるだけで精一杯で……その時、空で衝撃が走る。カンガタとアラガタの戦闘の余波だ。上からの衝撃。押されるとプチっと行く可能性がある。
けど、全然違う力なら、この根も乱れるかも……私は出力をあげる。一気に半分近く赤くなったが、上からの衝撃分に耐えて、僅かに乱れた世界樹の根の力を横に反らした。
「づううううう!?」
地面に突き刺さった世界樹の根のせいで吹き飛んだ。けどいかないと……またすぐにおってくる。どうやら私の事は片手間で殺そうとしてるみたいで、そんなに根がやってこない。きっとカンガタとラーゼ様が善戦してるからこっちに手が回らないんだろう。この位……自分自身でなんとかしないと……私は徐々に足を速めていく。
諦めない! 私はラーゼ様を生きて返さないといけないんだ!!
大体一階にはない。これは絶対の共通らしい。後は上階か、地下である。そしてまともに行けない場所。隠された部屋。隠されてるのとそうでないのは違いはわからない。
「よし、これでここも――ん?」
三つ目の……いや、一番最初に起動したのがあるからこれで四つ目か。四つ目の装置を起動した時、何やら画面がザザッと乱れた。今までこんな事はなかった。なんかヤバイ感じがしたから直ぐに小手を装置から外す。けど画面の乱れはかわらない。なんか綺麗だった画面がどんどん黒ずんで行ってる様な……なんの演出? ちょっと悪趣味なんですけど。
そう思ってると、何やら文字が浮かんでくる。よめないけど、その文字も不気味だったから、絶対に何か良くないことが書いてあるんだと思った。なにせなんか血が滲むように文字が滲んで垂れてる。嫌な予感がしたから私は直ぐにその建物から出た。外から見ると、光の柱が立ってる。
「ちゃんと起動はしてるね」
なにか変な事が起きたから心配だったけど、起動自体はしてるみたいだ。一体何だったのか……そんな事をおもってると、地面が揺れる。そして盛り上がった部分がどんどん迫ってる来てた。そして私の十メートルくらい手前でそれが姿を見せて迫ってくる。
それは世界樹の根だ。私は全力ダッシュをした。そしてぶつかるギリギリで更に地面を蹴って飛んだ。それで何とか回避できた。けどこれで終わりなわけない。私は一回転して態勢を整えて周囲に目を光らせる。するとふと影が落ちる。
「真上!!」
不味い! これは回避できない!!
「お願い!!」
私は小手をはめた手を前に出す。小手が熱くなるのが分かった。小手の全体に青い光の線が走ってる。そして世界樹の根と小手がぶつかった。その瞬間、道路が衝撃で陥没する。私を中心に円状に道路が砕けてる。
「づっううううううううううううう!!」
私は体にかかる重圧に苦しみながらその事を確認した。ハッキリ言おう、受け止められただけでも奇跡だ。普通はこんなの受け止められない。人種の体では絶対に無理だ。けど、私はそれを受け止めてる。多分この小手の力だろう。小手部分だけじゃなく、小手が私の体をきっと強化してくれてる。
だから私はまだ生きてる。けどそう長くは持ちそうにない。小手の青い光もその筋が肩に近い方から赤く染まりつつある。多分これってきっと無理してるって表現な気がする。これが赤く染まり切ると、この小手は壊れるんじゃないだろうか? どうにかしないと……けど、支えてるだけで精一杯で……その時、空で衝撃が走る。カンガタとアラガタの戦闘の余波だ。上からの衝撃。押されるとプチっと行く可能性がある。
けど、全然違う力なら、この根も乱れるかも……私は出力をあげる。一気に半分近く赤くなったが、上からの衝撃分に耐えて、僅かに乱れた世界樹の根の力を横に反らした。
「づううううう!?」
地面に突き刺さった世界樹の根のせいで吹き飛んだ。けどいかないと……またすぐにおってくる。どうやら私の事は片手間で殺そうとしてるみたいで、そんなに根がやってこない。きっとカンガタとラーゼ様が善戦してるからこっちに手が回らないんだろう。この位……自分自身でなんとかしないと……私は徐々に足を速めていく。
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