美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Ω45
「全くまたですか?」
「なんじゃ? お前か……あと少し……あと少しなんじゃよ。この宿題さえクリア出来れば奴らから更に高みを求めれるんじゃ」
「わかってますよ。私達も期待してるので頑張ってください。けど少しいいですか? ラーゼ様からのお客様です」
何やら二人はとても親しげだ。なにか特別な関係? とか疑ってしまう。けど流石にネジマキ博士は枯れてそうな年齢だ。しかも研究とかにしか目がない様に見えるし……よくわからない。そんな失礼な事を考えてると「かぁーこんな時にか」とか言いながら彼がこちらに来る。
「儂がネジマキじゃ」
「お会いできて光栄です博士」
そんな挨拶から私達は名前を言った。でもネジマキ博士は私達に興味無さそうだ。多分名前とかすぐに忘れるんじゃないかな? けどそれは困る。だってネジマキ博士は最初にアンティカを動かせるようにした人で、今も新型や新装備次々に開発してる人だ。てか私のゼロの改修もきっとネジマキ博士がやってる筈。
お近づきになってても絶対に損はない。損はないんだけど……私はさっきからとても気になってる物があってここに来てずっとうずうずしてる。
「あ、あの! ネジマキ博士!!」
「なっ、なんじゃ?」
なんかユングと話してたけど、私は我慢できなくなってちょっと大きな声をだしてしまった。てかユングもユングだよ。なんでこんなものを前にして全然関係ない事を聞けるんだ? ちょっと意味がわからない。何やら小難しい話してたけど、明らかにネジマキ博士は面倒そうだった。
ユングがなんだか非難の目を向けてるが、そんなの関係ない。私はもう我慢できないんだ。
「あの! あの吊られてるアンティカって……白と黒のアンティカという事はまさかアレですか!?」
「むむ……お主アレが何かわかるのか?」
「勿論です! アンティカに関する資料や報告書は全部読んでいます!! 白と黒のアンティカは一年前にここエデンで発見された機体ですよね!!」
「そうじゃ! その力はまさに桁違いといえるものじゃ! いや、機体だけではなく、その装備もじゃがな」
「わかります!! 確か次元を切り裂く剣を持ってたとか!!」
「うむ! あれはまさにエデンの技術の結晶! 次元を切り裂くなどとてつもない代物じゃ!!」
凄い、とても楽しい。今まで私のこのテンションについてきた人がいるだろうか? いや、いない!! 大体は面倒くさがるしね。機甲師団の奴らなら、まだそれなりに話は出来るんだけど、誰も私ほどの熱をアンティカに持ってはない。まあ全員と話した事なんかないけど。
今いる第一機甲師団では流石にこんな話できないしね。なにせ身分が違いすぎてね。それを言うならネジマキ博士も私なんかとは比べる事も出来ないくらい偉い人だが、なにせネジマキ博士はアンティカの権威だ。この人に会ってるのにアンティカの話しない方が失礼でしょ?
だからいいのだ。
「なかなかお主、見込みあるぞ」
「ありがとうございます!」
「そもそも彼女がゼロのパイロットですよ」
「なんと、亜子嬢の変わりはお主であったか。なるほどのう」
なんと私がゼロのパイロットと認識されてなかった。確か名前を言ったときに同時に伝え筈だけど……まあしってもらえたしいいか。
「ふむ……以前は亜子嬢に合わせてゼロはチューニングしてたんじゃ。今回はあの子程に特殊ではないからということじゃったが、やはり情報はこの目で確かめねばな」
そういってニッと笑うネジマキ博士。私はこの人が何を考えてるか何故かわかる気がした。準備万端って意味を込めて私は頷いた。
「なんじゃ? お前か……あと少し……あと少しなんじゃよ。この宿題さえクリア出来れば奴らから更に高みを求めれるんじゃ」
「わかってますよ。私達も期待してるので頑張ってください。けど少しいいですか? ラーゼ様からのお客様です」
何やら二人はとても親しげだ。なにか特別な関係? とか疑ってしまう。けど流石にネジマキ博士は枯れてそうな年齢だ。しかも研究とかにしか目がない様に見えるし……よくわからない。そんな失礼な事を考えてると「かぁーこんな時にか」とか言いながら彼がこちらに来る。
「儂がネジマキじゃ」
「お会いできて光栄です博士」
そんな挨拶から私達は名前を言った。でもネジマキ博士は私達に興味無さそうだ。多分名前とかすぐに忘れるんじゃないかな? けどそれは困る。だってネジマキ博士は最初にアンティカを動かせるようにした人で、今も新型や新装備次々に開発してる人だ。てか私のゼロの改修もきっとネジマキ博士がやってる筈。
お近づきになってても絶対に損はない。損はないんだけど……私はさっきからとても気になってる物があってここに来てずっとうずうずしてる。
「あ、あの! ネジマキ博士!!」
「なっ、なんじゃ?」
なんかユングと話してたけど、私は我慢できなくなってちょっと大きな声をだしてしまった。てかユングもユングだよ。なんでこんなものを前にして全然関係ない事を聞けるんだ? ちょっと意味がわからない。何やら小難しい話してたけど、明らかにネジマキ博士は面倒そうだった。
ユングがなんだか非難の目を向けてるが、そんなの関係ない。私はもう我慢できないんだ。
「あの! あの吊られてるアンティカって……白と黒のアンティカという事はまさかアレですか!?」
「むむ……お主アレが何かわかるのか?」
「勿論です! アンティカに関する資料や報告書は全部読んでいます!! 白と黒のアンティカは一年前にここエデンで発見された機体ですよね!!」
「そうじゃ! その力はまさに桁違いといえるものじゃ! いや、機体だけではなく、その装備もじゃがな」
「わかります!! 確か次元を切り裂く剣を持ってたとか!!」
「うむ! あれはまさにエデンの技術の結晶! 次元を切り裂くなどとてつもない代物じゃ!!」
凄い、とても楽しい。今まで私のこのテンションについてきた人がいるだろうか? いや、いない!! 大体は面倒くさがるしね。機甲師団の奴らなら、まだそれなりに話は出来るんだけど、誰も私ほどの熱をアンティカに持ってはない。まあ全員と話した事なんかないけど。
今いる第一機甲師団では流石にこんな話できないしね。なにせ身分が違いすぎてね。それを言うならネジマキ博士も私なんかとは比べる事も出来ないくらい偉い人だが、なにせネジマキ博士はアンティカの権威だ。この人に会ってるのにアンティカの話しない方が失礼でしょ?
だからいいのだ。
「なかなかお主、見込みあるぞ」
「ありがとうございます!」
「そもそも彼女がゼロのパイロットですよ」
「なんと、亜子嬢の変わりはお主であったか。なるほどのう」
なんと私がゼロのパイロットと認識されてなかった。確か名前を言ったときに同時に伝え筈だけど……まあしってもらえたしいいか。
「ふむ……以前は亜子嬢に合わせてゼロはチューニングしてたんじゃ。今回はあの子程に特殊ではないからということじゃったが、やはり情報はこの目で確かめねばな」
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