美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Ω33
「全く、何やってたんですか? うっ……臭い」
「酒臭いって言いなさいよ! 私の素の匂いが臭いみたいじゃん!!」
ユングの奴が女性に言ってはいけないワード上位の文言を口走ったから怒っておいた。全く王様の養子にしてはちゃんと教育されてないんじゃない。そこら辺はやっぱり養子なのかも?
「ちょっとーユング酒ない?」
「さっき気持ち悪いって言ってませんでした?」
「吐いたらまた飲む物でしょ」
「…………知りませんよ」
なんかユングの奴が残念な奴を見る目をしてる気がする。けどそんなの私は気にしない。冷蔵庫なる物がエデンから輸入される様になって、ファイラル領では軍の施設や大きな公共機関にはこれが導入されてる。あとは金持ちとかは個人で買ってるらしいが、まだまだ一般人には高嶺の花な筈だった。
けどここには普通にあった。やっぱり特別な建物? とか思ったが、ここはエデンだからね。もしかしたらエデンでは既に民間に普及してるのかもしれない。てかユングの奴はこれを見ても驚きもしなかった。やっぱり腐っても王族に連なる奴らしい。
まあ今までもこういうのがなかった訳じゃない。食材を冷やして保存する装置とかはあったけど、人種の脆弱な魔力では一般に普及なんて出来そうもない代物だったのだ。そもそも人種には自覚して魔力を使える人が少ないしね。
あるのは大量に冷やす為のどでかいとかでそれこそ大量に魔法を使える人を抱えるて施設とかでしかなかったわけだ。それが、こんな魔力いらずで使えるという物をエデンが開発した。これならいつでも冷やしたてのお酒が飲めるのだ。革命か?
お酒やエールみたいなのは持ち運びで提供なんてされてなかったが、これもエデンで小さな容器が発明されて転倒に並んでる。今はファイラル領ではそこらで結構手軽に買える。けどちゃんと冷やす様の冷蔵庫も導入してる店は限られてたわけだが、エデンではそんな心配ない。
寧ろ還ってきてからも冷やしておけるというね。そもそも私もユングもエールも酒も買ってなかったが、冷蔵庫には食材とお酒がちゃんと入ってた。やっぱりそれなりに優遇されてるみたいだ。私はその中の一つの酒をとってプシュッとあけてごくごく煽る。
「ぷはー!」
「そんなに飲んで……遊びに来たんじゃないんですよ?」
「わーってるわよ。わーってる。私だってただ飲んでた訳じゃないっての」
堅苦しい服を脱ぎつつ私はそういうよ。
「ちょっ!? 何やってるんですか!!」
そういってバッとユングが私から顔をそむける。憂い奴だ。どうやらあんまり女の子に態勢がないみたいな? 酔ってる私はそれが面白くなった。肌着とパンツを晒してとりゃーと後ろからユングに襲い掛かる。
「どうだりゃー! これが女の子の感触だぞー」
「やめっ……やめてくだ――――やめろーーー!!」
とうとう敬語も忘れてマジ切れするユング。私は突き飛ばされたけど、面白くってげらげら笑ってた。
そして翌朝、ソファで目覚めた私は二日酔いに苦しんだ。
「酒臭いって言いなさいよ! 私の素の匂いが臭いみたいじゃん!!」
ユングの奴が女性に言ってはいけないワード上位の文言を口走ったから怒っておいた。全く王様の養子にしてはちゃんと教育されてないんじゃない。そこら辺はやっぱり養子なのかも?
「ちょっとーユング酒ない?」
「さっき気持ち悪いって言ってませんでした?」
「吐いたらまた飲む物でしょ」
「…………知りませんよ」
なんかユングの奴が残念な奴を見る目をしてる気がする。けどそんなの私は気にしない。冷蔵庫なる物がエデンから輸入される様になって、ファイラル領では軍の施設や大きな公共機関にはこれが導入されてる。あとは金持ちとかは個人で買ってるらしいが、まだまだ一般人には高嶺の花な筈だった。
けどここには普通にあった。やっぱり特別な建物? とか思ったが、ここはエデンだからね。もしかしたらエデンでは既に民間に普及してるのかもしれない。てかユングの奴はこれを見ても驚きもしなかった。やっぱり腐っても王族に連なる奴らしい。
まあ今までもこういうのがなかった訳じゃない。食材を冷やして保存する装置とかはあったけど、人種の脆弱な魔力では一般に普及なんて出来そうもない代物だったのだ。そもそも人種には自覚して魔力を使える人が少ないしね。
あるのは大量に冷やす為のどでかいとかでそれこそ大量に魔法を使える人を抱えるて施設とかでしかなかったわけだ。それが、こんな魔力いらずで使えるという物をエデンが開発した。これならいつでも冷やしたてのお酒が飲めるのだ。革命か?
お酒やエールみたいなのは持ち運びで提供なんてされてなかったが、これもエデンで小さな容器が発明されて転倒に並んでる。今はファイラル領ではそこらで結構手軽に買える。けどちゃんと冷やす様の冷蔵庫も導入してる店は限られてたわけだが、エデンではそんな心配ない。
寧ろ還ってきてからも冷やしておけるというね。そもそも私もユングもエールも酒も買ってなかったが、冷蔵庫には食材とお酒がちゃんと入ってた。やっぱりそれなりに優遇されてるみたいだ。私はその中の一つの酒をとってプシュッとあけてごくごく煽る。
「ぷはー!」
「そんなに飲んで……遊びに来たんじゃないんですよ?」
「わーってるわよ。わーってる。私だってただ飲んでた訳じゃないっての」
堅苦しい服を脱ぎつつ私はそういうよ。
「ちょっ!? 何やってるんですか!!」
そういってバッとユングが私から顔をそむける。憂い奴だ。どうやらあんまり女の子に態勢がないみたいな? 酔ってる私はそれが面白くなった。肌着とパンツを晒してとりゃーと後ろからユングに襲い掛かる。
「どうだりゃー! これが女の子の感触だぞー」
「やめっ……やめてくだ――――やめろーーー!!」
とうとう敬語も忘れてマジ切れするユング。私は突き飛ばされたけど、面白くってげらげら笑ってた。
そして翌朝、ソファで目覚めた私は二日酔いに苦しんだ。
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