美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Δ148
とりあえずラジエルを殺す為にできる限り力をこめた。腕が消滅したけど、これでラジエルが死ぬのなら安いもの。別に治るしね。けどげせない。なぜならラジエルの奴は私の攻撃に狼狽えてなかったからだ。周りの雑兵は混乱してたのにラジエルの奴の言葉でそれさえ収まったように見えた。
そしてそのまま力に飲まれた訳だけど……これで死んでるとは私には思えない。私の力で大きくキューブが傾く。オウラム側に沈んでキューブの天面の角度が七十度位まで傾いたよ。ごめんごめん、キューブの天面で戦ってる皆には凄く迷惑だっただろう。実際、敵味方関係なく滑り落ちて行ってた。
傾いたって事は私の力はラジエル達に届いてさらにキューブにまで当たったってことだよね? 私の力が当たった時点でキューブの面に読めない文字が浮かんでた。まあけど今はそれはどうでもいい。問題はラジエルの奴が死んでるかどうか。
私は力を集めて腕を再生する。消滅は痛くないからいいよね。もしかしたら普通は消滅とかしたらもとに戻らないのかもしれないが、なんか私は再生できる。
「あれ? そういえば世界の理は?」
ふと気になった。守ってもらってないぞ。自滅だからだろうか? その可能性が高い。
「うおおおおおおおおお!!」
どこから現れたのか、ラジエルの奴がその剣を振りかぶって襲い掛かってくる。避けてもいいが、そこまで籠の面積は広くはない。どうせ大丈夫だろうと私はラジエルの剣を受ける。やっぱり思った通り、何もしなくても理が私を守ってくれる。跡はそのまま落ちていけばいいよ。下はこっちの軍でいっぱいだ。袋叩きにあいなさい――とかおもったが、ラジエルが消えてさらに現れて追撃をしてくる。
(空間移動してる?)
今の動きはそうとしか考えられない。だって亜子も同じような感じで移動するし。でもラジエルはハステーラ・ぺラスを持ってはない。どうやって空間移動してるのか? 私は冷静にラジエルを観察する。斬っては消え、斬っては消え、また現れる。
でもそれで私にダメージが通ることはない。下から攻撃しもらってるが、空間移動してるラジエルには当たらないし……どうするか? まわりの状況はこちらが押されつつある。グルダフはカマキリの相手に忙しそうだし、アンティカはアンティカ同士でぶつかってる。セーファと呼ばれる炎の女はキララは魔法を弾幕的に張って足止めしてるが、ダメージは通ってないみたいだ。
てか、セーファは美人だし、もしかして理が働いてるかも……理の問題点はこちら側だけに適用される訳じゃないってことだ。私を倒す事は出来ないが、こちら側にも倒すことができない相手を生み出したという事……どうするべきか?
まあ可愛くない奴らは基本使えない限りいらない、あんまり問題じゃない。すべての可愛いと綺麗は私のもとにあるべきだし。
「ねえ、そろそろ諦めない?」
私は必死に攻撃してるラジエルに向かってそういうよ。けど奴は爽やかなイケメン顔を熱くしてこういう。
「ふざけるな!」
僅かに輝く剣。それはもしかしたら理を超えることが出来るのかもしれない。そういう剣なのかも……けど残念。ラジエルは扱えてない。そんな弱い光じゃ、理はおろか、私の世界そのもののマナだって超えられないよ。
そしてそのまま力に飲まれた訳だけど……これで死んでるとは私には思えない。私の力で大きくキューブが傾く。オウラム側に沈んでキューブの天面の角度が七十度位まで傾いたよ。ごめんごめん、キューブの天面で戦ってる皆には凄く迷惑だっただろう。実際、敵味方関係なく滑り落ちて行ってた。
傾いたって事は私の力はラジエル達に届いてさらにキューブにまで当たったってことだよね? 私の力が当たった時点でキューブの面に読めない文字が浮かんでた。まあけど今はそれはどうでもいい。問題はラジエルの奴が死んでるかどうか。
私は力を集めて腕を再生する。消滅は痛くないからいいよね。もしかしたら普通は消滅とかしたらもとに戻らないのかもしれないが、なんか私は再生できる。
「あれ? そういえば世界の理は?」
ふと気になった。守ってもらってないぞ。自滅だからだろうか? その可能性が高い。
「うおおおおおおおおお!!」
どこから現れたのか、ラジエルの奴がその剣を振りかぶって襲い掛かってくる。避けてもいいが、そこまで籠の面積は広くはない。どうせ大丈夫だろうと私はラジエルの剣を受ける。やっぱり思った通り、何もしなくても理が私を守ってくれる。跡はそのまま落ちていけばいいよ。下はこっちの軍でいっぱいだ。袋叩きにあいなさい――とかおもったが、ラジエルが消えてさらに現れて追撃をしてくる。
(空間移動してる?)
今の動きはそうとしか考えられない。だって亜子も同じような感じで移動するし。でもラジエルはハステーラ・ぺラスを持ってはない。どうやって空間移動してるのか? 私は冷静にラジエルを観察する。斬っては消え、斬っては消え、また現れる。
でもそれで私にダメージが通ることはない。下から攻撃しもらってるが、空間移動してるラジエルには当たらないし……どうするか? まわりの状況はこちらが押されつつある。グルダフはカマキリの相手に忙しそうだし、アンティカはアンティカ同士でぶつかってる。セーファと呼ばれる炎の女はキララは魔法を弾幕的に張って足止めしてるが、ダメージは通ってないみたいだ。
てか、セーファは美人だし、もしかして理が働いてるかも……理の問題点はこちら側だけに適用される訳じゃないってことだ。私を倒す事は出来ないが、こちら側にも倒すことができない相手を生み出したという事……どうするべきか?
まあ可愛くない奴らは基本使えない限りいらない、あんまり問題じゃない。すべての可愛いと綺麗は私のもとにあるべきだし。
「ねえ、そろそろ諦めない?」
私は必死に攻撃してるラジエルに向かってそういうよ。けど奴は爽やかなイケメン顔を熱くしてこういう。
「ふざけるな!」
僅かに輝く剣。それはもしかしたら理を超えることが出来るのかもしれない。そういう剣なのかも……けど残念。ラジエルは扱えてない。そんな弱い光じゃ、理はおろか、私の世界そのもののマナだって超えられないよ。
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