美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Δ99
いくつかの籠が連動してその身を開いてく。勿論中にいた人たちには外に出てもらった。危険だが……しょうがない。とりあえず根の方に移動して貰った。入りきらない人たちにはキララに結界を応用して貰って足場にしたりね。
キララの奴には「私の力はそんな事の為じゃ……」とかしぶられた。まあ分かるよ。だってキララの奴の回復魔法があるから、無茶出来るってのはある。けどお前の魔力はほぼ無限だろと。私からの供給を受けてキララの魔力はほぼ無限と言っていい。
まあそんなのはキララだけなんだけど……なので別にいくら使おうがいいじゃんって感じた。
「いやいや、魔法使うには魔力だけじゃなく精神力もいるから」
と、のたまってたがそんなのは封殺である。確かにキララの場合魔力は無限でも精神力は人並みかもしれない。寧ろ精神力は人並み以下かもしれない。そうなると確かにちょっと困るが、そこは頑張って貰おう。別段キララしか魔法使いがいない訳でもなし。
人種の魔法使いははっきり言ってよわよわだが、家には他の種の魔法使いもいるのでそれなりに余裕はある。まあその中でもキララが飛びぬけてるから、やっぱり魔力を無尽蔵に使えるってのはかなりの強みの筈だ。
なので力は十分に渡してるんだから、後はキララ次第って訳だ。無理いうなんて私は許さいよ。
私達プリムローズは私の籠の中で衣装に着替えた。なんで持ってきてるのかというと、こういう事もあろうかと私が察してたからだ。別段、衣装に着替える必要なんてないのかもしれない。でもそれはプロ魂に反するっていうか? そんな気がするのだ。
私達は戦場でお腹や背中を出した衣装に着替える。戦闘してる皆の心を高ぶらせる様にベースとなる色も赤だ。歌もアップビートな物で行く予定である。とりあえずプリムローズの皆にはキララから更に障壁を張ってもらう。だって流石にこの防御力皆無な恰好で皆を戦場に出すわけにはいかない。物語の都合でしか主要キャラが死なないのは創作物の中だけなのだ。
人種である皆はそれこそスナフスキンの奴からしたら紙きれ同然。用心はしてないとね。
「ラーゼ様」
そういってコランとシシが例のマイクを見せてきた。それを見たら、何か起こるな……とおもった。だってなんかめっちゃマイクから禍々しいオーラみたいなの出てる。普段はこんな事はなかった。確かに見た目はアレだったけど、玩具みたいなものだと思えば受け入れられた。
けど今は流石にこれを玩具とはおもえない。それくらい力を感じる。
「そんなの持ってて大丈夫なの?」
「私達は何とも……」
シシの言葉に頷くコラン。二人はこのマイクの所有者として認められてるからね。
「試しにキララ触ってみてよ」
「なんで私なの!?」
「なんかギャグで済まされそうじゃん」
「絶対ヤだから!」
拒否されてしまった。だってこれから私達ライブだし、そうなると暇になるキララくらいしか実験台がいないじゃん。まったく我儘な奴である。ちょっと手を伸ばすだけなのにね。確かに触れた瞬間呪いでもかけられそうな感じなのは分かるけど、キララなら呪いだって自力で解けるかもって思ったのに。
「障壁まで張ったんだからもういいでしょ。私も回復に参加するから」
「はいはい、聞きほれてへましないでよ」
「しないわよ!」
そういってキララの奴は戦場に戻っていった。まああいつがいれば戦線が崩壊する事はないだろう。今はマナの供給も増やしてるしね。けど、それでなんとか……って感じた。オウラム勢には私の力を渡せないし、そっちの方が被害大きいかもね。
流石にキララも即死の相手は蘇生できない。そこだけ気を付けて貰えば、キララは分け隔てなく回復してるみたいだけど……
「ラーゼ様~」
フィリーにそんな声を掛けられて皆を見る。覚悟は決まってるみたいだね。私は技術者の一人に頼んで籠を操作してしてもらって曲と光を初めて貰う。そして私達が集まってる私専用の籠が大きく跳ねて戦場へと向かった
その最中に籠が花びらの様に特殊な開き方をして私達は歌いだす。大きな光で姿も投影して、戦場は一気に私達のライブ会場となる!!
キララの奴には「私の力はそんな事の為じゃ……」とかしぶられた。まあ分かるよ。だってキララの奴の回復魔法があるから、無茶出来るってのはある。けどお前の魔力はほぼ無限だろと。私からの供給を受けてキララの魔力はほぼ無限と言っていい。
まあそんなのはキララだけなんだけど……なので別にいくら使おうがいいじゃんって感じた。
「いやいや、魔法使うには魔力だけじゃなく精神力もいるから」
と、のたまってたがそんなのは封殺である。確かにキララの場合魔力は無限でも精神力は人並みかもしれない。寧ろ精神力は人並み以下かもしれない。そうなると確かにちょっと困るが、そこは頑張って貰おう。別段キララしか魔法使いがいない訳でもなし。
人種の魔法使いははっきり言ってよわよわだが、家には他の種の魔法使いもいるのでそれなりに余裕はある。まあその中でもキララが飛びぬけてるから、やっぱり魔力を無尽蔵に使えるってのはかなりの強みの筈だ。
なので力は十分に渡してるんだから、後はキララ次第って訳だ。無理いうなんて私は許さいよ。
私達プリムローズは私の籠の中で衣装に着替えた。なんで持ってきてるのかというと、こういう事もあろうかと私が察してたからだ。別段、衣装に着替える必要なんてないのかもしれない。でもそれはプロ魂に反するっていうか? そんな気がするのだ。
私達は戦場でお腹や背中を出した衣装に着替える。戦闘してる皆の心を高ぶらせる様にベースとなる色も赤だ。歌もアップビートな物で行く予定である。とりあえずプリムローズの皆にはキララから更に障壁を張ってもらう。だって流石にこの防御力皆無な恰好で皆を戦場に出すわけにはいかない。物語の都合でしか主要キャラが死なないのは創作物の中だけなのだ。
人種である皆はそれこそスナフスキンの奴からしたら紙きれ同然。用心はしてないとね。
「ラーゼ様」
そういってコランとシシが例のマイクを見せてきた。それを見たら、何か起こるな……とおもった。だってなんかめっちゃマイクから禍々しいオーラみたいなの出てる。普段はこんな事はなかった。確かに見た目はアレだったけど、玩具みたいなものだと思えば受け入れられた。
けど今は流石にこれを玩具とはおもえない。それくらい力を感じる。
「そんなの持ってて大丈夫なの?」
「私達は何とも……」
シシの言葉に頷くコラン。二人はこのマイクの所有者として認められてるからね。
「試しにキララ触ってみてよ」
「なんで私なの!?」
「なんかギャグで済まされそうじゃん」
「絶対ヤだから!」
拒否されてしまった。だってこれから私達ライブだし、そうなると暇になるキララくらいしか実験台がいないじゃん。まったく我儘な奴である。ちょっと手を伸ばすだけなのにね。確かに触れた瞬間呪いでもかけられそうな感じなのは分かるけど、キララなら呪いだって自力で解けるかもって思ったのに。
「障壁まで張ったんだからもういいでしょ。私も回復に参加するから」
「はいはい、聞きほれてへましないでよ」
「しないわよ!」
そういってキララの奴は戦場に戻っていった。まああいつがいれば戦線が崩壊する事はないだろう。今はマナの供給も増やしてるしね。けど、それでなんとか……って感じた。オウラム勢には私の力を渡せないし、そっちの方が被害大きいかもね。
流石にキララも即死の相手は蘇生できない。そこだけ気を付けて貰えば、キララは分け隔てなく回復してるみたいだけど……
「ラーゼ様~」
フィリーにそんな声を掛けられて皆を見る。覚悟は決まってるみたいだね。私は技術者の一人に頼んで籠を操作してしてもらって曲と光を初めて貰う。そして私達が集まってる私専用の籠が大きく跳ねて戦場へと向かった
その最中に籠が花びらの様に特殊な開き方をして私達は歌いだす。大きな光で姿も投影して、戦場は一気に私達のライブ会場となる!!
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