勇者30人自分巻き込まれ

ノベルバユーザー232241

自分以外勇者だって?羨ましくなんてないもんっ!(後編)

 ジョブの欄に勇者と無いのを見ると、当然周りは大騒ぎとなった、兵士数人となんかローブっぽいのを着た魔法使いみたいな老人に連れられ別室へ連行、ジョブやステータスについて色々老人に聞かれたが、この世界には来たばっかりだし元の世界にはそもそもステータスは架空のもの、現実には存在しないのだ。


 他には身体に変な機械のようなもので色々チェックされたが結局何も分からず原因不明、とその後はクラシックなメイド服を着たメイドさんに連れられ部屋に到着どうやらここが自室になるらしい、現在は1人だけ勇者出なかった自分の処遇について王様達が会議をしているらしく、話がまとまるまでこの部屋にいろと食事もこの部屋で取るみたいだ、メイドさんが持ってきてくれるらしい。


 「……はぁ……、全く訳が分かんねぇよ…、ラノベとかにこういうのはあるから少しは状況が理解出来るけど、こっから先不穏な空気しかしないよなぁ…」


 無能は排除!異世界は厳しいのだ、まぁ小説での事なんだけどね?ラクラク生存ルート存在してればいいんだが。


  コンコン、コンコン
 

 「食事を持ってまりいました」


 メイドさんはそう言って食事を置くとサッと直ぐに下がってしまう、色々聞いてみたいことがあったんだけどね。


 ちなみにメイドさんはロリでもケモでもなかった。


  「お、結構美味そうだな、一般的な食文化は分からんがそこそこ期待出来そうだな」


 白いパンに何かのステーキ、シチューっぽいのが今日のメニュー、見た感じは日本でも有りそうな見た目。


 まずはシチューから、野菜に鳥肉がしっかりと煮込んであり具材には味が染みて、スープも何かから出汁を取っているのだろうか日本で食べたものとは少し違った感じがした。


 パンはパン、シチューに付けるとおいしい。


 ステーキは日本での経験から牛肉かと思ったが、食べてみると全く違った、筋や脂身のない純粋な赤身で程よい噛みごたえがあり肉の旨みも充分、個人的には牛肉より美味かった、何の肉か知らないが。


 食事が終わって少し経つと、メイドさんが食器を下げに来た。


 「あの…、まだ僕はよばれないんでしょうか?」 


 「え、えぇまだ何も聞いておりませんが…」
 

 どうやらまだらしい、では、質問タイムと行こう。


 「あの…、少し聞きたいんですが…トイ「失礼します!!」


 ……自分は何かしたのだろうか…、ただトイレに行きたかっただけなのに、アレかな?勇者じゃないからダメなの?無能死すべし?
 

 とりあえずこのまま部屋の中で放尿する訳には行かないので、部屋の外に出て誰かに聞くとしようか。


  ガチャ


 「ふぇ?に、人間?」


 ん?後ろから女の子の可愛らしい声がしたので振り返ってみる、しかし人間?ってファンタジー種族か?


 振り返ってみるとそこに居たのは小さな金髪の女の子、小学校低学年ぐらいだろうか、声に負けないほど可愛らしい子だった。


 さて、なんと声をかけようかな。






 「あの…、トイレどこにあるか分かるかな?」
 


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