勇者30人自分巻き込まれ
自分以外勇者だって?羨ましくなんてないもんっ!(前編)
 ようこそ勇者たちよ!みたいな事を王様が言ったあと自分達が混乱しているだろうと王様がクラスに話し合ったりする時間をくれると言った。
 まぁクラス会議みたいなのは今までみたいに参加しないでおこうそもそも意見言っても影響力が…ね?
 自分が王様とか兵士を眺めて時間を潰していた間にある程度話が進んでいたらしくクラスの中心的存在の村雲神が話しかけて来た。
 「剣君!話し合って僕達はこの王国に協力することにしたよ、剣君は話し合いに参加して無かったから聞こうと思ってね、剣君はどうするんだい?」
 「なぁ…、俺はそもそも話すら聞いていなくてね、協力とかそもそも何するかも知らないし、それでどうしたい?って聞かれても答えられんぞ、そもそも向こうに帰りたいヤツらはいないのか?」
「アハハ、ごめんまだ話して無かったね!協力するのは敵の魔王を倒したり迷惑をかけている魔物を倒したりするんだって!戦いに関しては僕達には勇者のジョブがあって凄く強くなれるんだって!」
 凄く強くねぇ…、嬉しそうにはしゃいでるけどさ?見たところ武器は銃などはなく槍やら剣での近接みたいだし…、平和主義の日本人でしかも普通の学生が肉とかを切り裂いたりする感触になれるんかねぇ…、アレに関しては技術ではなく素質や経験だからなぁ…、自分も初めてのときはスゲー震えたし寝込んだからな。
 「で、帰りたい人は最初は居たけど王様からこの国での待遇を聞いたら皆ここでいいってさ、そういう事で剣君はどうする?」
 「あー、それさ、もうちょい自分でこの国の事とか調べたりしてからでいいかな?まだなんも分からないし」
 「そっか、じゃあ剣君は保留って事だね!」
 ふむ、バカはどっかに行ったか…とりあえず保留にしたけど国に協力するしか道は無さそうなんだよな、今の自分には後ろ盾どころか国籍すらないんだし、そもそもフリーランスでなんかやるにしても許可が降りるかどうか…、異世界転移…小説だと楽しそうだけどこっちは少しも楽しくねーぞ!
 「ふむ…、話し合いは終わったようだね、ではステータスを確認しようか」
 なっ!ステータスの確認!?大丈夫かなぁ…大体小説だとここら辺でトラブルが…
 「ジョブが分かっているのに確認する事に疑問を覚える者もおるかも知れんが同じジョブでも保有しているスキルに違いがあるためだ、国としてはここで確認をしておらんとな、さて一人づつ来てくれ」
 名簿順で確認する事になった、自分はオなので直ぐに順番がくる、職業はもちろん勇者だしスキルも特におかしい生徒は居ないらしく確認はスムーズに進む。
「次!前へ!」
 さて、自分の番か、やり方は水晶玉のような物に手をかざしステータスオープンと言うらしい。
 「……ステータスオープン」
 職業・設定されていません
 ………はい、トラブルキター
 
 
  
 
 まぁクラス会議みたいなのは今までみたいに参加しないでおこうそもそも意見言っても影響力が…ね?
 自分が王様とか兵士を眺めて時間を潰していた間にある程度話が進んでいたらしくクラスの中心的存在の村雲神が話しかけて来た。
 「剣君!話し合って僕達はこの王国に協力することにしたよ、剣君は話し合いに参加して無かったから聞こうと思ってね、剣君はどうするんだい?」
 「なぁ…、俺はそもそも話すら聞いていなくてね、協力とかそもそも何するかも知らないし、それでどうしたい?って聞かれても答えられんぞ、そもそも向こうに帰りたいヤツらはいないのか?」
「アハハ、ごめんまだ話して無かったね!協力するのは敵の魔王を倒したり迷惑をかけている魔物を倒したりするんだって!戦いに関しては僕達には勇者のジョブがあって凄く強くなれるんだって!」
 凄く強くねぇ…、嬉しそうにはしゃいでるけどさ?見たところ武器は銃などはなく槍やら剣での近接みたいだし…、平和主義の日本人でしかも普通の学生が肉とかを切り裂いたりする感触になれるんかねぇ…、アレに関しては技術ではなく素質や経験だからなぁ…、自分も初めてのときはスゲー震えたし寝込んだからな。
 「で、帰りたい人は最初は居たけど王様からこの国での待遇を聞いたら皆ここでいいってさ、そういう事で剣君はどうする?」
 「あー、それさ、もうちょい自分でこの国の事とか調べたりしてからでいいかな?まだなんも分からないし」
 「そっか、じゃあ剣君は保留って事だね!」
 ふむ、バカはどっかに行ったか…とりあえず保留にしたけど国に協力するしか道は無さそうなんだよな、今の自分には後ろ盾どころか国籍すらないんだし、そもそもフリーランスでなんかやるにしても許可が降りるかどうか…、異世界転移…小説だと楽しそうだけどこっちは少しも楽しくねーぞ!
 「ふむ…、話し合いは終わったようだね、ではステータスを確認しようか」
 なっ!ステータスの確認!?大丈夫かなぁ…大体小説だとここら辺でトラブルが…
 「ジョブが分かっているのに確認する事に疑問を覚える者もおるかも知れんが同じジョブでも保有しているスキルに違いがあるためだ、国としてはここで確認をしておらんとな、さて一人づつ来てくれ」
 名簿順で確認する事になった、自分はオなので直ぐに順番がくる、職業はもちろん勇者だしスキルも特におかしい生徒は居ないらしく確認はスムーズに進む。
「次!前へ!」
 さて、自分の番か、やり方は水晶玉のような物に手をかざしステータスオープンと言うらしい。
 「……ステータスオープン」
 職業・設定されていません
 ………はい、トラブルキター
 
 
  
 
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