突然魔法使い

M・kazu ma

「放課後の依頼にて」

   アスカとニャル・ルーシーは協会に向かった。それは先程話していた、お小遣い稼ぎもとい、依頼を受けるためだ。しかし、どんな依頼でも、危険は付き物なので、一旦、アスカをおジジの所に連れて行き必要な道具を(防具)借りに行くことが最初だったのだ。

   <アスカ>「取り敢えずおジジから防具を借りたし最悪怪我で済むだろうな。」

<ニャル>「アスカ君何っているの?怪我をしないのが一番いいに決まってるし、尚且つこれから受けるのは、初心者中の初心者が受ける、薬とかを作る花や草を集めてくる依頼だよ。危険が100パーセント無いとは言わないけど、気を張ってね。」

<アスカ>「悪かった。真剣に取り組むよ」

<ルーシー>(たいがい、何も怪我とかしないんだけどね…この依頼。ニャルが言うと何かありそうでこっちが心配になるよ…)
   「一株の不安を覚えたルーであった。」


<アスカ>「さて、今回俺は初めて依頼を受けるんだけど、どんな薬草を集めてくるんだ、ニャルさん。」

<ニャル>「うん。それはね、星花(プラネットフラワー)だよ。」

<ルーシー>「星花ってレストランとかでテーブルとかに置かれてる奴だよね?」

<ニャル>「うん。」
(この星花は普通の花と違って夜に咲く花と言われている。なのでレストランでは夜になるとセットするお店が多いのだ。)

放課後に依頼を受けるなら丁度良い依頼なのである。ただ、量を取るため雑に扱われることもあるが、丁寧に多く取る方が、雑に多くった数と一緒の数でも、二倍から三倍価値が
変わってくるものなのだ。

<アスカ>「さてと、行きますか。フロントで採取した後の入れ物も、もらったし準備オッケーだし遅くならないうちに帰ってきたいしな。」
<アスカ>(服買いに行きたいし、食料品も買いに行きたいからまぁ、食料品は朝市で買えると思うけど夕食だなうん。)

  しかしアスカは知らなかった。この依頼は週1回受けることができる依頼で、
なんと星花を届けたレストランで一食ご飯が無料で提供されるありがたい。依頼だったのだ。アスカにとっては有難い誤算なのである。  

<ニャル・アスカ・ルーシー>

「転移魔法陣に乗りニャルが場所をイメージしてその場所に飛ぶことになった。それはみんなで手を繋いでサークル状になることで、集団で行くことができるのだ。」
<ニャル>
                「転移するよ。二人とも。転移」
  
<アスカ>「…」
     (アスカの目は見開かれた。それはアスカがテレビ見たことがある絶景や実際に見たことがある、絶景の中よりも、暗くなっている場所で、花が空に向かって青白く輝いたり桃色に輝いたり白色に輝いた景色に心を惹かれたのである。)

<アスカ>「ニャルさん、ルー、本当にこの花を収穫していいの?凄く綺麗で収穫するをたばかってしまうよ。」

<ニャル・ルー>「うん。この花は見ての通りとても綺麗でためらってしまうのはわかるけど、この花がないと、困ってしまう人たちが居るから、私たちが取りにくるんだ。[ニャル]だから丁寧に多くとっていこうね。
それと、根を引っこ抜くことはダメだよ。咲かなくなってしまうから。[ルー]」


それから3人は分担して花を摘んだ。
ルーシーが桃色 ニャルが白色  アスカが青
大きな袋がパンパンになるまで各自頑張って採取したのだ。もちろん丁寧にだ。

  <ニャル>「良し。これぐらいかな。あとは全体に大きく促進魔法をかければ一週間で元に戻るはず」

  <ニャル>「二人とも帰るよ。」
3人とも無事に依頼を終えて帰ってきたのである。フロントで達成の報告と、換金の手続き中である。

 <ニャル>「初めての依頼どうだったアスカ君(笑顔)」
  <アスカ>「凄く綺麗で心に残りました。ありがとう、ニャルさん。」
  <ニャル>「ならよかった。」
<ルーシー>(どこのレストラン行くのか楽しみウフフ)


報酬  金貨3枚
通常の三倍の値段が付いた。
これを3人で割ると一人金貨一枚の計算である。ただ、アスカは思った。スゲー周りから見られてるような。

<アスカ>「ニャルさん、お金ってどの通貨が一番価値があるやつなのか教えてもらってもいいかな?」
  <ニャル>「うん。でも後でいいかなこのまま、星花を依頼先に届けに行くよ。」

着いた場所はこの街で超裕福な人しか来れない場所だった。この場所は         
       「ラ・ピース」だったのだ
流石のルーもびっくりしたのであった。

実は、この場所はニャルが良くおジジとご飯を食べに来る場所でいわば、ニャルの行きつけであるのだ。
<ニャル>  「では行くよ二人ともニコニコ(笑顔)」

<アスカ>「凄く高価そうな店だなここ」
<ルーシー>「そりゃそうだよ。ここいら一帯で、一番高い店だし、普通の稼ぎの人は基本的に来れない場所だから、そう思うのは当たり前かなニコ」

二人が話してると、店奥から、二人の人が来た。そして周りがざわついていた…

<ニャル>「店長さんと、料理長さんが直接出向いてくれるなんて、いつものことだけど、申し訳なく感じます。お二人方は忙しいのわざわざ来ていただいてありがとうございます。」
  <店長>「何を言ってるのニャルちゃんご家族で週何回も来てる時が有ったのに…
今更でしょ。」
<料理長>「今日も美しいですよ。レディー。いつものよう最高の料理のコースをお食べになってくれれば私は嬉しいので気にしないでください。」

<店長>「ではお席に案内します。今日はどの席に案内いえ、個室に案内します。」

   






















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