自殺するなら異世界転生を‼︎

ハト

第16話

気付くと物音は聞こえてこなくなった。
どこか行ったのかと思い静かに顔を出し確認する。
するとそこには何もいなかった。どこかに行ってくれたそうだ。

「はぁ~~~。助かった・・・」

緊張がほぐれ大きな安堵のがため息がでる。

「さすがはファンタジーだ森にはこっちよりも危険がいっぱいだな」

いつどんなモンスターと出会うかわからない。なので十分周りに気をかけて進むことにする。

「いま何時だ?日が暮れて夜が来る前に川を見つけないとな」

その後あてもなく歩き続ける。
可愛い小動物系モンスター、ゴブリンなどの遭遇すれば命の危機を感じざるをえないモンスター、爬虫類・昆虫類の動物などから身を隠し何度かやり過ごす。

「こんだけモンスターと会ってよく見つからずに生き抜いてる俺・・・。我ながら悪運が強い」

気がつくと日が傾き始め空がオレンジ色に変わり始めている。

「あ~もう夕方か・・・。はやく見つけないと脱水症状気味で夜を越さなきゃいけないのか」

内心少し焦り始める。無意識に足取りもはやくなる。
そして、もう何度目のモンスターとのかくれんぼかわからない。

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