モブキャラな私が孫子の兵法を手にしたら♪
第21話 イベント 兵は詭道なり
「兵は詭道なりを知っとるか?ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー」
うっ、知るはずもないし、いきなり表れて、そんなこと言われても困る。ここは、無視をしようとメグの方を向いた。
「メグ、帰ろ・う・・・か・・・あれ?」
目の前には何故か諸葛亮孔明がいた。
「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー」
うそだ?と思って振り返るとそこにも諸葛亮孔明が
「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー」
これは?とあきらめるとあからさまに知らんだろうというような目で私を見ている
「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー」
仕方がない話を聞かないといけないようだ。どうやら、イベントが発生したようだ。あきらめた私なんだけど、当然、兵はなんだっけ、知る由もない。
「し・・・知らんわい!!」
「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー勇者様ともあろうお方が知らぬとは、ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー」
だから、その重低音で笑っている部分に異様なエコーをかけるのはやめてほしいだけどと思っていると
「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー兵は詭道なりとは、戦とは騙し合いということじゃ。常に正攻法あdけで勝とうとはせずに、時として、相手をだますことも必要な時もあると言ことじゃ、それでは、レッスンを始めようか。ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー」
すると目の前の風景はいきなり変わった。この間のパンチパーマのなすびの様な奴は出てこなかったんだけど、私の前には、橋が架かっていて、そこには、こう書かれていた。
「このはし渡るべからず」
これって?と思ったんだけど、めっちゃ簡単なんですけど、こんなとんちは、わかりきっている。正解は、この橋の端を渡らなければいいのだから、と思ってこの橋の真ん中を渡り始めた。そして、ちょうど橋の中央に差し掛かったところで、スボッ!!と足元が抜けた。
「なにーーーーー!!!!」
私はそのまま、川へ転落しゲームオーバーも文字が出てきた。そして、再びあの重低音の笑い声が聞こえてきた。
「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー簡単に騙されたの~(笑)じゃから言ったろう。兵は詭道なりと別にわたる必要もない橋を何故渡ったのだ?ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー」
この問題、そっちなの?驚いた私なんだけど、知力が84へと上がっていた。
「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー勇者殿の武運を祈っておるぞ。ふぉふぉふぉふぉふぉふぉーーー」
こうして、諸葛亮孔明は消えたんだけど、ふと気付くとちゃっかりとGを持って行かれていた。やっぱり、質が悪いぞ・・・
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