モブキャラな私が孫子の兵法を手にしたら♪

seabolt

第12話 モブキャラ調教される

 に・・・逃げたいそれが本音だった。調教ということは、あんなことをされたり、こんなことも、はたまた・・・わ~!!(掲載禁止)××なんてことも・・・えらいことになってしまった。相手はSSRの超レアキャラ魔法使いメグ、戦って勝てるわけもない。ということはこの話はここで終わるのだろう。とてつもなく惨めな最後を迎えてと思っている私を見ていた私の頭を黄色いメガホンでスコーンと叩いた。


「ほら、よそ見しない」


は・・はじまった・・・恐怖の瞬間、


「ここ!!ここに気をためる」


気?ってなんだ?そう思った私は、お腹に力を入れた。


「違うだろう!!気をいれろと言っているんだ」


「はうっ・・」


おへその少し下の所をメグは魔法の杖で突いてきた。突かれた表紙にお尻を突き出してしまったんだけど


「そこ、尻を出さない!!」


スブ・・・


「う・・・あ・・・あ・・・あ」


 今度は、お尻に何かが刺さった。うと言っても服の上からなんだけど・・・動きが取れない、すると、それを魔法使いメグはぐりぐりと回してきた。


「う・・・ぐ・・ぐ・・」


「しっかりと立ちなさい!!」


そう言われてもお尻にこんなもの突っ込まれて、しかも、ぐりぐりされて、立てるはずもなく、私は前のめりに倒れこんだ。


「あら?気持ちよかったの?」


「ぴょんぴょん!!(そんなことあるか!!!)」


すると魔法使いメグは、さっきまで尻に突っ込んでいた棒を私の口元に差し出した。う・・これは、さっきまで、思わずたじろいでいる私なんかは全く関係ないようで


「ぴょんぴょん、ぴょんぴょんとうるさいぞ!!」


その勢いで思わず黙る私なんだけど、そんな私を見て、メグは


「まずは、会話をちゃんとできないとね」


そういうと、魔法の杖を振りかざした。


「トランスクヤンホ」


杖の先から私に向けてビビビと光が襲ってきた。ひえ~・・しばらく、その光に痺れている私なんだけど


「し・・しびれた」


ようやく立ち上がることが出来た。そして、私を見たメグは


「どう?」


「どうって?」


「ちゃんと話せるようになったわね」


「ほ・・本当だ」


喜んだのも束の間、メグの地獄の特訓が始まった。こうして、覚えた魔法は武空術、気功波動砲、ヒール、ライダーキック、ホーリーライト、カテイキョウシのライト、チクビーム、真空切、筋肉バスター、ライジングサンなどなどだった。





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