神眼使いの異世界生活

黒鉄やまと

第36話 ソウマ商売始めるってよ…… 2

「よし、商業ギルドに登録する」

「は?」

「え?」

「はい?」

ソウマの突然な発言にアルテミスやアレク、シフォルは動揺する。

「えっと、どういうこと?急すぎて頭が追いつかないんだけど」

「つまり、その使用人たちと屋敷を使って商会を開くんだよ。」

「確かにそれなら儲ければ使用人も屋敷も大丈夫じゃが、儲ける確証がないだろ?」

「ん〜まあ、これからも何かあるかもしれないから教えておくか。ここだけの話にしてくれよ。これから見せるのは絶対内緒だからな」

「う、うむ」

「わかったよ」

「もちろんよ」

「前にアルテミスに俺のステータスを見せたことがあっただろ?」

「そうね。あの時は加護とか隠蔽されてたけど」

「そうだ。まあ、新しいステータスを見せるのにもちょうどいいからな。今からステータスを見せる。絶対に騒がないでくれ。『ステータス』」

【名前】 鳴神創真
【年齢】 15
【性別】 男性(神性)
【種族】 神人族

【称号】転移者、強奪者、盗賊殺し盗賊キラー、神竜の契約者、殲滅者、竜殺しドラゴンスレイヤー、Sランク冒険者、アルテミスの婚約者、迷宮覇者、神速、人類からはみ出した者、神の領域に手を出した者、無限の成長をする者、もはや人ではない、もう神で構いません、神にしちゃおう、神になったの?、まだ神じゃない、やっと神になった、昇華した者、神であり人である者、新種族、、神人類、概念破壊者


【レベル】1
【体力】 580е500/580е500
【魔力】 1230е900/1230е00

究極技能アルティメットスキル
武装覇神Lv:MAX
武闘覇神Lv:MAX
魔導覇神Lv:MAX
支配覇神Lv:MAX
技巧覇神Lv:MAX
時空覇神Lv:MAX
叡智覇神リエルLv:MAX
神眼覇神ゴッドサイトLv:MAX

【加護・寵愛】
神々の寵愛

【武器】 斬魔刀 斬羽
【装備】鬼龍神の服(上・下)
    鬼龍神の外套
    鬼龍神の靴 

「「「なっ!」」」

「質問ある人」

すると、全員が手を挙げた。

「はい。シフォル」

「種族が変わってるけどいつの間に人間やめたの?それになんだい?その種族は」

「それは昨日。スキルの代償的なのでこの髪になったって行ったろ?この種族に身体が引っ張られてこの色になったんだ。それと種族は新しい種族だ。今は俺しか居ない。他に」

シュ!

再び全員が上がる

「じゃ、アレク」

「お主は神になったのか?」

「半分正解。神であり人である存在だよ。完全な神ではないが、完全に神人という種が確立して、神でもあるし人間でもあるらしい。他に」

「はい」

「アルテミス」

「この前究極能力アルティメットスキル固有技能ユニークスキルの上位版だって言ってたよね。そんなものが普通こんなに手に入らないよね。」

「まず、ちゃんと究極技能アルティメットスキルについて調べたんだ。簡単に言ってしまえば、その名の通り究極のスキルだ。例えば時空覇神というスキルは簡単に言ってしまえば、時間と空間を操り干渉する力。」

「けど、それなら300年前の勇者の時空魔法と同じでしょう?」

「そうだね。けど、それだけならばだ。時空魔法は時間と空間に干渉するだけの力。つまり、空間を広げたりその物の時を止めたりするだけだ。唯一出来ることは亜空間への入口を開けること。亜空間はこの世界の裏側のことを指す。あとは、ギリギリ異空間に繋げられるくらいだな。けど、時空覇神は空間を無限に広げ、空間を移動させたり切ったり、人、物関係なく世界の時を止め、亜空間、異空間、時空間への入口を開けることができる。」

「そ、それでは世界を作れてしまうということなのか……?」

「いや、亜空間、異空間、時空間というものは既に存在しており、そこへの入口を開けたり閉めたりする。だから、世界を作ることは出来ないよ。また、別の力が必要になってくる。」

「そんな強い力をソウマは8個も持ってるの……?」

「そうだな。前は3個だったけど、昇華……あ、昨日使ったスキルのこと。それをしたら格があがって神の領域に達した。まあ、元々の力が高かったからって言うのもあるけど。そのおかげで5個の究極技能アルティメットスキルを手に入れることができた。けど、普通の人が究極技能アルティメットスキルを一つでも持っていたら力に飲み込まれて自我を失って崩壊しちゃうから、普通の人は持ってないんだ」

「じゃあ、どうして3つも持っていたの?ソウマは自我を失ってないじゃない」

「多分リエルの話だと……あ、リエルって言うのは叡智覇神のことで自我を持っているスキルの事ね。そのリエルによると神のプロテクトがかかっていたから自我を失わず、崩壊しなかったらしい」

「まず、自我を持ったスキルって言うのが気になるけど、じゃあ、神の寵愛が神々になっているのも関係があるの?」

「そう。そのプロテクトって言うのが守護神の寵愛って言うのに含まれてて、それが発動してたらしい。けど、もうしてないけどね」

「それは神の領域に入ったからなのね?」

「そうそう。」

「まず、その神々の寵愛なんて初めて見たんじゃが……」

「寵愛は知ってるだろ?」

「もちろんじゃ。加護の上位版じゃろ?そうそう。実は加護の下位版もあるんだけど、俺がもらったのは寵愛。加護よりも強い力をモテるってわけ」

「その神々って言うのは具体的にどれくらいの神様なんだい?」

「えっーと」

(リエル。どれくらい?)

『邪神と悪神以外の神という認識で構わないと思われます。ついでに罪神という神も加護をくれてます』

(罪神?なんか不吉だな。まあ、いいや)

「邪神と悪神以外の神全て」

「なんと……」

「あ!だから、さっきの話に繋がってくるのか」

「ん?シフォルよ。どういう事じゃ?」

「さっきソウマ君が言った商会を作るってやつだよ。殆どの神の寵愛があるなら商業神の寵愛もあるはず。」

「なるほど。それを使ってやれば確かに商会は儲けるな。加護ですら大手の商会ができるのじゃ。寵愛で出来ないはずがない」

「そういうこと。しかも、寵愛は配下や奴隷にまで範囲は及ぶ。俺の支配覇神のスキルは支配と契約の力。配下化や奴隷化をしてしまえば商会の店員は寵愛の影響下にはいる。」

「凄いわね。加護と寵愛でそこまで差が出るとは。」

「それなら早速商業ギルドに行きたいところだけど、使用人の人達に会わなくちゃいけないからね。ソウマ君とアルテミス王女は来てもらってもいいかい?」

「わかった」

「分かりました」

「それじゃあ、私は仕事に戻る。自由にしてよい。何かあったらセバスに言ってくれ」

と言ってアレクは出ていった。

「さてと、それじゃあ、我々も行きますか」

「そうだね」

「ええ」

ソウマ達も部屋を出て、使用人達の元へ行った。



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コメント

  • 小説書いてみたいけど内容が浮かばない人

    まさかステータス見せるとは思わなかった

    0
  • Kまる

    称号が話し合ってる……

    0
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