神眼使いの異世界生活

黒鉄やまと

第17話 婚約?! その1

「陛下。王城に着きました。」

「うむ。では、ソウマ。一旦、応接室に言ってもらう。今日は城の客室に泊まると良い」

「一応宿を取ってるんだが……」

「む?そうか。では、使いをその宿によこそう。どこの宿だ?」

「ギルドと契約してる、《渡り鳥の泊まり木亭》というところだ。」

「泊まり木亭か。わかった。誰か、泊まり木亭に行ってソウマの今日の予約をキャンセルしてこい」

「はい」

陛下がそう言うと、一人の騎士が、走って向かっていった。

「何も走らなくても……」

「あれも訓練じゃ。さてと、セバスはいるか?」

「おかえりなさいませ陛下。セバスチャンはここに」

「うむ。紹介しよう。私たちが盗賊に襲われているところを助けてくれたのソウマだ。」

「これはこれは。誠にありがとうございます。私は王家専属執事セバスチャンでございます。私には敬語は必要ありませんよ」

(ほんとにセバスチャンっているんだ……)

「どうか致しましたか?」

「ん?いえ、俺はSランク冒険者のソウマだ。」

「なんと、その年でSランク。とてもお強いのですね」

「シフォルに勝ったみたいだしな」

「なんと、シフォル殿に。それは将来有望です」

「ありがとな。それよりみんなシフォルを知ってるみたいだけどどういう関係だ?」

「シフォル殿はたまに騎士団にきて、騎士の訓練をしてくれてるんですよ」

「そうなのか。じゃあ、納得だな」

「まあな。それよりセバスよ。ソウマを応接室に送ってやってくれ。」

「わかりました。それでは、ソウマ殿。こちらでございます」

応接室まではセバスチャンが送ってくれるみたいだ。
王城の廊下を歩いていると、セバスチャンが話しかけてきた。

「ソウマ殿の装備はとても良いものみたいですね」

「ん?どうして分かるんだ?」

「私も国王陛下に最も近い身です。何かあったらすぐに対応できるように鍛えているんですよ。長年鍛えていたらだんだんとそういうことも分かるようになったんです。」

「すごいな。まさかわかる人がいるとは思わなかった。」

「ありがとうございます。しかし、なんの効果があるのか全くわかりませんけどね」

「そこまで分かったら困りますよ。」

「そうですね。ここが応接室になります。後でメイドに飲み物を持っていかせます。おそらく陛下が後で来ると思いますので、それまでお待ちください」

「わかった。」

ソウマは応接室に入り、ソファに座ってまつ。
すると、メイドがきた。

「失礼します。お飲み物をお持ちしました」

「ありがとな。」

「いえいえ、仕事ですから。紅茶でございます。」

「ありがとう。」

「外にいるので、何かあったらお声がけ下さい。」

「わかった。」

メイドが出ていくと、ソウマはもらった紅茶を飲んでリエルと話ををする。

(リエル。ステータスって全部取ってたよな。)

『はい。魔物、盗賊。全て取っておきました。ついでに、通りかかった時にいた魔物のものも取って起きました。』

(そんなのいたの?)

『はい。例えばトレントだったり、ワームだっだりですね』

(いたのか。じゃあ、ステータス見てみるかな)

「『ステータス』」


【名前】 鳴神創真
【年齢】 15
【性別】 男
【種族】 人族
【称号】転移者、創造神の祝福を受けし者、強奪者、盗賊殺し盗賊キラー、神竜の契約者、殲滅者、竜殺しドラゴンスレイヤー、神竜の加護を受けし者、Sランク冒険者


【レベル】137 【up!!】
【体力】 624500/624500 【up!!】
【魔力】 5085000/5085000 【up!!】

【スキル】
剣術Lv20
双剣術Lv5
短剣術Lv3 
弓術Lv3 
棒術Lv16 【up!!】
斧術Lv10 
投擲術Lv3 
炎魔法Lv14 
水魔法Lv15 
氷魔法Lv8 
風魔法Lv10 
土魔法Lv8 【up!!】
光魔法Lv8
闇魔法Lv9 
身体強化Lv15 【up!!】
気配察知Lv8 
気配隠蔽Lv6 
鑑定Lv5
テイムLv3
体力自動回復Lv5 
魔力自動回復Lv7
自然治癒Lv7 【up!!】
魔力的攻撃耐性Lv5  
物理的攻撃耐性Lv4 
状態異常耐性Lv4 
指揮Lv3 
殺気 


【固有スキル】
無詠唱 【NEW!!】
擬態
捕養
硬化
瞬脚 
天歩 
毒霧 
狂化 
咆哮 
吸収
分裂
 無限収納インペントリ
 月光の道標
 六星の魔眼

【武器】 斬魔刀 斬羽
【装備】鬼龍神の服(上・下)
    鬼龍神の外套
    天龍神の靴

「そんなに上がってなかったな」

『元々が強いので、これからもっと上がりにくくなります。レベルはですけどね。ステータス自体は奪って加算されるのでもっともっと増えますが』

「だよな。けど、無詠唱は嬉しいかも。これ盗賊が持ってたんでしょ?」

『はい。盗賊の1人から奪ったものです』

「盗賊のくせになかなかいいもの持ってんじゃん」

『そうですね。けど、練習すれば誰でも手に入れられるスキルですよ』

「そうなの?まあ、持ってるだけいいか。」

「ソウマよ入るぞ」

すると、陛下が来たようだ。

「どうぞ」

ガチャリと扉があき、陛下とアルテミス、セバスチャンが入ってきた。

「待たせたな。」

「大丈夫だ。」

「それで、お主への礼なんだが、セバス」

「はい。」

すると、セバスチャンが机の前に何かがたくさん入った、皮袋を置いた。

「まずは、それだ。その袋の中には白金貨100枚が入ってる」

「白金貨?!?!?!?!」

白金貨1枚が日本円で、1億円である。それが100枚ということは100億円だ。

「そ、そんな大金貰っていいのか?」

「当たり前だ。一国の王と王女を助けたんだ。それに感謝の分も入ってるしな」

「けどこんなに貰えないよ」

「いいから貰っておけ。なにかに使うかもしれないからな」

「でも、」

「ええい、お前がこれを貰わんと王家の面目が立たんじゃろ!」

「そういうことなら。」

「初めからそうしておれ、それでもうひとつなんだがこれは褒美というか、礼というか………お主、アルテミスと結婚せんか?」


「…………ええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

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コメント

  • ノベルバユーザー296591

    知った。

    0
  • 獣王メコン川

    来た!無詠唱

    1
  • ノベルバユーザー282808

    イイネ

    1
  • 小説書いてみたいけど内容が浮かばない人

    ……王女との婚約って嬉しいような嬉しくないような感じだよね。
    めんどくさいけど、王家に入れる…みたいな。

    2
  • Kまる

    やはりっ!

    3
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