神眼使いの異世界生活

黒鉄やまと

第10話 魔物の大群

走り始めてから15分後前の方に砂煙が見えてきた。

「あれか……」

砂煙はこれでもかと言うほど立ち上っていて、大きいものは既に見えるくらいだ。
すると、一匹の魔物が目に入った。

「おいおい、なんだありゃ」

『あれは古龍種ですね。それも上級の古龍エイジェントフレイムドラゴンです。』

「なんでこんな所に」

『恐らくハクを取り戻しに来たのかと』

「ハクを?」

『古龍種は神竜の下僕の一種です。あの盗賊に取られたハクを連れ戻しに来たと思われます。』

「なるほど、ぶっ飛ばすのもいいけど今後もあると面倒だな」

『どうしますか?』

「あいつ以外ぶっ飛ばす」

もうすぐで範囲内だ。

「行くぜ!与奪眼!」

『スキルーーーーー』

「リエル!それはいい!一気に行くぜ!」

『了解!』

「はああああああああああ!!!!!!」

近くにいる魔物から斬り伏せていく。
どんどんとスキルや体力、魔力を奪っていった。その度に強くなっていくのがわかった。150を超えたあたりで使っていた剣が折れてしまった。

「転移眼!」

ソウマは一度森の中に転移する。

「もっと強い武器が必要だな。創成眼」

ソウマはさらなる武器を求め魔力を限界まで込める。
すると、目の前に強い光が溢れ、目を開けて居られなくなる。

目を開けるとそこには美しい刀があった。鑑定してみると驚いた。

斬魔刀 斬羽
《種類》神刀
《効果》破壊耐性、重量軽減、飛斬、蓄積、放出、見斬り、吸血修正、魔断、強靱化、斬鉄、魔力撃、鋭利化、剛柔一体

「神器作っちゃった。」

『まあ、さっきまでかなりの魔力を奪ってましたしね』

「一応ステータス見とくか『ステータス』」


【名前】 鳴神創真
【年齢】 15
【性別】 男
【種族】 人族

【レベル】67
【体力】 255100/255100
【魔力】 3985000/3985000

【スキル】
剣術Lv15
棒術Lv9
斧術Lv8
炎魔法Lv10
水魔法Lv10
風魔法Lv8
光魔法Lv6
闇魔法Lv4
身体強化Lv9
気配察知Lv5
気配隠蔽Lv4
鑑定Lv5
テイムLv3
体力自動回復Lv3
魔力自動回復Lv4

【固有スキル】
狂化
吸収
分裂
 無限収納インペントリ
 月光の道標
 六星の魔眼

【武器】 斬魔刀 斬羽

「だいぶ強くなったな。そろそろ行くか。」

『早くしないと王都に着いてしまいますからね』

「行くぞ。転移眼」

ソウマは戦場に戻ってきた。
すると、大群はだいぶ進んでしまっていて、ソウマは真ん中に転移してしまった。
急いで周りの魔物からステータスを奪い、倒していく。

「この刀すごいな。どんどん切れる」

ソウマは魔力を斬羽に込めていく。斬羽の特性蓄積で限界まで溜め込み、放出と飛斬を同時に使う。

「斬波!」

ソウマは刀を横に薙切ると魔力の刃が飛んでいき遠くに行くにつれて大きくなって言ってその刃に当たった魔物は死んでいった。その間もステータスを奪い続ける。だから、魔力はそこらじゅうにあるためいくらでも打てるのだ。

「斬波6連斬!」

勝手に名前をつけ6回連続の斬波を放つ。
既にソウマの近くの魔物は死んでおりまた遠くの魔物も半壊していた。
次に向かおうとすると声がかかった。

『待て』

「っ!」

声がした方を振り返る。魔物は動いていない。この大群を率いているものの声ということだ。
つまり、古龍種エイジェントフレイムドラゴン。

『ソナタは何者だ?』

「俺は鳴神創真。」

『その手の紋章。子神竜様と契約したということか?』

「ああ。ハクと契約した。返して欲しいか?」

『いや、それならば良い。それと、もし契約した者がいたら伝えてほしいと神竜様から言われている。大切に育てよとな』

「当たり前だ。」

「そうか。私は神竜様伝えに行く。」

「じゃ、この魔物は残していくのか?」

『うむ。そのつもりだが?』

「迷惑なやつだなぁ。まあ、いい。俺が倒すし」

『それでは、さらばだ。また逢う日まで』

「出来れば会いたくないね」

すると、古龍は翼をはためかせ空の彼方へと飛んでいった。
そして、ソウマは魔物を片付けることにした。

「さてと。準備はいいか?行くぞ!」

再び魔物は動き出す。それと同時にソウマ
は身体強化をかけ魔物に突撃して言った。


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コメント

  • ハル

    「そうか。私は神竜様伝えに行く。」
    「」じゃなくて『』だと思います
    後、エイジェントフレイムドラゴンだと「代理の炎の竜」になるので、「古の炎の竜」ならエンシェントフレイムドラゴンが適切だと思います、間違ってたら申し訳ない

    0
  • 海神龍激

    魔力を限界まで使ったはずなのに減ってないです!

    0
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