最弱が世界を救う。

しにん。

神をも超える存在。

時はさかのぼり、二年前。
エクスが《暴食》の悪魔であるベルゼブブを討伐した日。


「チッ……人間に負けちまったか……」


ベルゼブブは死んだ後、真っ暗な世界に立っていた。
右もなければ左もない。何も無い世界。


「負けたってことは、ここは地獄か……?それにしてはイメージと全く違うな。だとしたらここは地獄ではないどこか――天国ってことはあり得ないな」


独りで憶測を立て、様々な答えが出るがどれも正解とは思えなかった。
すると、何も無かったはずの世界に光が射し込む。
光へと手を伸ばすと、世界は一変した。


「どこだ……ここ」


ベルゼブブの目の前には本棚に本があった。
それも十冊や百冊ではなく、見渡す限り本が並べられており数えるのが嫌になるほどだ。


「そうこそ、我が記憶の図書館へ」


辺りをキョロキョロ見渡していると、目の前から声が聞こえた。
驚き振り返るがいない。


「下です」


言葉通りに首を動かすと、小さな金髪の少女が立っていた。
見た目は人間だが、桁外れな魔力を感じ取り少しばかり警戒する。
攻撃態勢へ入ったベルゼブブを見ても臆することなく、少女は口を開き喋り始めた。


「七つの大罪《暴食》のベルゼブブで間違いありませんか?」


「以下にも、俺がベルゼブブだ」


「了解しました、それでは貴方にやってもらいたいことがあります。こちらへどうぞ」


「ちょっと待て、状況の説明とやってもらいたいことの説明の二つを要求する」


急速に進められた話を一度ストップさせる。
金髪の少女も、ハッとなり立ち止まる。


「失礼しました、なんの事か……わかりませんよね?」


コクリとうなずくと、少女は再度口を開く。


「私はムネモシュネと呼ばれる、記憶をつかさどる神です。実は全能神ゼウス様の行動が不審と言う報告を受けました。そこで実態を探るべく、ポセイドン様が私をこの世界へ派遣させました。案の定この世界は何か可笑しいと私自身も感じましたし、明らかに歴史とは異なる歴史が進んでいます。それを止めるために貴方……いえ、七つの大罪の皆様と我が主であるエクスの協力が必要です」


長い説明を受け、ベルゼブブの脳はショート寸前だった。
質疑応答し少しずつ疑問の種を無くしていく。
やがて全ての疑問が消えた時、更に一つの疑問が生まれる。


「大体話は掴めた……と思うが、協力する意味は?何か利益があるのか?」


「貴方は死んでいる、と思っているようですが違います。七つの大罪の皆様には一度死んでもらいますが、行先は地獄ではなくこの図書館です。少し語弊があると思いますが、正確には貴方は死んでいません。望まれぬ死と言うことで、生き返る事を報酬として働いてもらうつもりです」


「死んだが死んでいない……あまり難しい事はわからねぇが、生き返るってのは本当だな?」


「はい、この世界の権限を奪う事が出来た時可能となります。それでは、働いてくれますか?」


「いいぜぇ……この俺を道具として使いやがったゼウスとやら倒してやろうじゃねぇか」


その後ベルゼブブはムネモシュネと名乗った少女に案内された部屋へと消える。
来たる戦いの時まで――


その後、レヴィや七つの大罪の悪魔達が少しずつ時間をかけて集まっていく。
最初は非協力的だった者もいるが、世界の真実やゼウスの許しがたい所業を聞き協力する。
やがて二年の時を経て、七つの大罪全ての悪魔が集結する。
サタンとレインを抜いた五人は、日々鍛錬を重ね己の力を磨き以前とは比べ物にならない程強くなっていた。
しかし、ムシュの言葉は七つの大罪全員に絶望を与える。


「いよいよ終末の時です。皆さんには日々強くなってもらう修行を繰り返してもらい強くなってもらいました」


「これでもう、エクスくんを守れるように……」


「あらあらレヴィさん。エクスくんを守るのは私だよ?だって結婚してるんだから!!」


「そこまでです。皆さんには強くなってもらいましたが、端的に申し上げますとゼウスには勝てません」


「はぁ?俺達の努力が無駄ってことか?」


「いえ、決して無駄ではないものです。ですが、それでもゼウスには勝てません、それ程の相手です」


全員が黙り込む。
内心勝てると思っていた者も少なくはない。
それほどまでに苦しい修行を積んできた。
だからこそムシュの言葉の重みは、心にくる。


「貴方達の力を合わせて、マスターの手助けをしてください。ゼウスを倒せる可能性があるとするならば、七つの大罪の力を合わせて作り上げる剣だけです。その剣を使うことが出来るのは、エクスのみです」


自分が主人公ではなく、黒子役。
ましてや、今までで敵だった者との共闘。
改めて聞かされると何処か痒くなる。


「私の準備が出来上がるまで皆様にはここで待っていてもらいます。今は私だけが出撃し、マスターを守りに行きます。それでは、私たちで全能神を討ちましょう」


そう言うとムシュの姿は一瞬で消える。
取り残された七人は互いに話をせず、目の前に置かれて行った水晶を見守る。
水晶の中には、ゼウスと戦うエクスの姿が――


七つの大罪全員が集まりゼウスの前へ立つ。
それぞれの強さを知っているエクスだからこそこの状況の迫力や絶望感、味方としての心強さを感じ取る。
例え全能神であっても、平常心でいる事は難しいだろう。


「レヴィアタン、私と共にマスターの治療をします。六人で足止めをしてください」


ムシュの指示を受け、レヴィはエクスの元へと移動する。


「エクスくん、久しぶり。君の活躍はずっと見てたよ。やっぱり、私の好きになった人は強い。だけど、独りになるともろい。そんな君だけど……いえ、そんな君だからこそここまで強くなれたんだね」


「レヴィ……」


久しぶりの再会に涙を流すが、ここで泣いていてはいけない。
そう思い、涙を拭く。


「マスター、私の不在の時に呪いをかけられたようですね。一体どんな呪いを?」


「魔力の全てを使えなくさせる呪いだ。そのせいで今は何も出来ないに等しい。魔力の源である存在のお陰である程度は使えるようになったが、それも戦力とは言えない」


「ムシュさん、その呪いは簡単に解けるの?」


「いいえ、無理です。これ程複雑で繊細な呪いは私にはどうしようもできませんが、貴方なら出来ると知っていますよ」


「やっぱり知っていたんだね。うん、私の全力を注いでエクスくんを助けるね」


レヴィはウィンクをして、エクスへ微笑みかける。
エクスを寝かせ、レヴィは魔法を唱える。


「この魔法は……!!」


エクスの体を水で包み込み、一つの球体の中に閉じ込める。
息ができなくなると思い、大きく息を吸って準備をしていたが全く苦しくない。
レヴィの魔法の水の中で呼吸は出来るようだ。


「よし、これで大丈夫だよ。すぐには無理だけど、あと少しで戦闘に行けるまで回復できるし、呪いも解けるよ」


「この水は一体何なんだ?」


「この魔法は、水龍の揺りかごって言うんだけどその中に入ると体力と魔力は回復する事はもちろん、あらゆる呪いも打ち消すと言われてるの。万能な魔法の代わりに、もちろんデメリットもあるんだけど……今はこの話は無しだよ。話はここまでのようだし――」


レヴィが振り返ると、一対六の圧倒的数の差をものともせず、ゼウスは対処していた。
その姿を見ていると、敵がどれほどの強者か思い知らされる。


「エクスくん、準備はいい?」


いつの間にかおおっていた水は消え、魔力が戻っていた。
久しぶりの自分の魔力に喜び、力を入れる。
すると、辺りの草花は溢れ出した魔力に揺れている。
圧倒的な魔力の存在に戦っていた者達全てがこちらを振り向いていた。


「準備……完了ッ!!」


目を開き、一気に戦場へ駆り出す。
あっという間にゼウスの前へ辿り着いたエクスは、ゼウスの顔めがけパンチを繰り出す。
一瞬の出来事で、七つの大罪全員が固唾を呑んで見守っていた。


「魔力を取り戻すだけでここまで戦闘力が上がるとは……一体何をした」


「ふっふーん、私にかかれば回復して、前より強くすることだって可能なんだから」


レヴィは得意気に胸を張り、ドヤ顔で後ろからゆっくりと歩いてきた。


「チッ……奥でコソコソしてると思ってたらそんな事をしてやがったのか……」


ゼウスは怒ったのか、自らの魔力を溢れ出させ七つの大罪とムシュを吹き飛ばし、エクスだけを取り残す。


「これで一対一だ。誰にも手出しはさせない」


「さて、最後の大仕事だ。お前達力を貸せッ!!」


エクスの背中から炎と水の翼が生え、当たりの空気が一層緊張感を漂わせる。
たった一秒でも、永遠とさえ思えるほど。


「クソがッ!!」


飛ばされた七つの大罪の中で最初に動き始めたのはサタンだった。
勢いよく飛び出そうとした時、腕を掴まれ行動を制限される。


「んだよ!!俺様は怒った、もう怒った」


「落ち着いてください、もう一人助っ人が来るので私達は最後の準備を始めましょう。ミスは許されませんので、慎重に」


「わかったわかった、やればいいんだろやれば。テメェらミスでもしてみろ、ぶっ殺してやるからな」


「それはこっちのセリフですよ?」


お互いに挑発して、お互いをふるい立たせる――




「おいおい、魔力を取り戻したのにその程度なのか?んん?」


エクスは攻撃をするが、全て軽くあしらわれる。
それは何度やっても同じ結果だった。
ゼウス本人はエクスと同等の魔力だがそれ以外のところで勝っている。


「攻撃が当たらない……さっきの一対六の状況でも、誰ひとりとしてお前に触れた者はいなかったみたいだな」


「そうだな、同時に十人攻めてきても全ての攻撃を避ける自信があるぞ」


その言葉は嘘ではなかった。
先ほどの六人でゼウスと戦っていた様子を見ていたが、まだまだ余裕があるように感じられた。
今までの戦闘を思い返し、特別に身体能力が高いというわけではなかった。
つまり、何か他にゼウスは特別なことをしている。


「つまりはそれを見つけない限り……勝てない」


「おっと、考えてる事は筒抜けだぞ?私の強さの秘密を知りたいらしいな?」


「教えてくれと言って、素直に教えてくれるのか?」


「いいとも、それを知ったところでお前らには何も出来ないし何もさせない。私の強さとは、私の作った人間や悪魔の心を読み取れることだ」


ニッと笑い、ゼウスは余裕の表情を見せた。


「私の作った人間や悪魔限定だが、考えが筒抜けになる。私の創ったいびつな世界の住人であるが故にお前達には何も出来やしない」


「それじゃ、俺の攻撃は全て筒抜けで当たらない。それどころか回避する内容さえも読み取り、そこを突く……まさしく最強の存在と言っても過言ではなさそうだな」


「まさか息子に褒められるとは、父冥利に尽きると言ったところかねぇ。まぁ、私が作った偽物の息子なんだが」


その言葉にエクスはカチンとなり、無言でトリアイナを顕現させる。
魔力で脚力にブーストをかけ、今までの常識を覆す程の速度で猛攻する。


「早い早い……だが、私には追いつけない」


体への負担を二の次にして、更に魔力を注ぎ込む。
通常の敵であれば今のエクスの速度には追いつけない。
しかし、心を読み取りどこに攻撃が来るか分かれば当たるものも当たらない。


「どうした、もっとよく狙わないと当たらないぞ?」


ゼウスの挑発は、エクスの行動理念が感情的になっていく。
怒りに任せた攻撃は威力こそ高まるが、体力や魔力の消費は激しく、命中率すらも下がっていく。


「やっぱダメだ、俺様が行くッ!!」


一方的な状況を見て、遂にサタンが痺れを切らす。
大地を蹴りエクスの元へ向かおうとした瞬間、思いもよらぬことが起きる。


「お前……一体何をした」


エクスの攻撃が、一度だけだがゼウスの頬をかすり赤い血を流すことに成功した。


「さて、皆さん一気にケリをつけます。手のひらを前へ差し出し、魔力を」


ムシュの言われた通りに七つの大罪の全員が手を前に差し出す。
一体今ので戦況の何が変わったのか分からないが、取り敢えず指示通りに動く。
何も理解していない者達へ向けて、ムシュが希望に満ち溢れた表情で話し始める。


「先程も言いましたが、もう一人助っ人を読んでいます。正直賭けとしか言えませんが、レイン。貴方なら信用できる人です」


謎に送られた視線に、レインは戸惑いを隠せずにいた。
そして、誰しもが予想していない未来が訪れた。


「小僧、何が起こったか分からねぇが今が攻め時だ」


龍の声を聞きエクスは更に魔力を注ぎ込む。
限界を超えた限界まで。
今のエクスの体は諸刃もろはの剣。
たった一撃でも与えると壊れてしまいそうだった。


「行くぜッ!!」


剣を振り下ろし、避けた先の足元から水の槍を飛び出させる。
槍を避けた先に転移し首を狙って再度剣を振る。
さらにそれを避けた時バランスを崩したのを視認し、追い打ちをかけるようにゼウスの少し上へ転移し剣を突き刺すように両手で強く押し込む。


「無駄だ」


エクスの一連の乱撃さえも、ゼウスは全て避けてみせた。
ゼウスは全ての攻撃を避けエクスの体力と魔力を尽きるのをひたすらに待っていた。


「なぁ、ゼウス。お前反撃出来ねぇんだろ?」


エクスは嘲笑うかのようにゼウスを見下す。
否定はナシ。その行動を見て、攻撃自体避けるのはいいが、大事な反撃が出来る程の余裕が無いと見て取れた。


「だったら、更に速度を――」


「それはお前から先に攻撃を仕掛けた場合だ」


エクスの反応速度を超え、背後へまわる。
久しぶりのゼウスからの攻撃に防御が一瞬遅れてしまう。
充分な防御をしていないため、この攻撃を喰らうとタダではすまない。
それを悟り、一か八かで攻撃を受ける体制へと。


「させるもんか!!」


攻撃態勢のゼウスが視界から消え、代わりに小さな体が映り込む。


「待たせたね、パパ」


「ルー……なのか?」


「うん、久しぶりだね。会いたかったよ」


「チッ……二個目の異物の分際で」


「ルー、お前まさか……」


「どうやら私はこの世界に最初から存在しなかった存在、らしい。奇跡の産物って言われちゃった」


ゼウスが攻撃を受け、吹き飛んだ理由が理解出来た。
ルーはゼウスによって作られた人間や悪魔とは違うため、心を読まれることがない。


「マスター、あと少しで完成します。出来れば全力の戦闘は避けて、魔力を温存してください」


遠くから聞こえた声に、エクスは手を上げ反応する。


「さて、ルーと共闘はいつぶりかな」


「パパと一緒で嬉しいなっ」


「糞ガキが二人になったところで俺は負けねぇぞッ!!」


ゼウスの咆哮ほうこうに、思わず耳を塞ぐ。
誰しもが油断した瞬間を狙い、エクスの目の前へ飛び出してきた。
攻撃が当たるギリギリのところでルーが横からパンチを喰らわせる。


「ありがとう、助かったよ」


常に笑顔のルーは何も言わずに敵を見つめていた。
砂埃の中の立ち上がる影は、おぞましいオーラを放ち己の強さを表していた。


「来るぞ」


言葉を放った時、既にゼウスは目の前まで接近していた。
ゼウスの攻撃を避け、反撃をするがエクスの攻撃は止められる。
だが、ルーの攻撃は防がれる。
全能神を二人がかりで追い込んでいく。


「ルー、今だ!!」


エクスが作り出したスキを逃さずに、ルーは拳に全力を込める。
ルーの懇親の一撃を喰らい、ゼウスは力なく立っていた。


「いける……一気に行くぞ――」


右に立っていたルーが消える。
確認すると遥か後方へ飛ばされていた。
岩にぶつかり、意識を失い力なく倒れていた。


「さて、これで最初と同じ状況だ。どうだ?勝機はあるか?」


「くっ……」


残りの魔力は残りわずか、戦えてせいぜい残り一分程度。
これ以上長期戦になるとこちら側が明らかに不利になる。


「永遠に眠ってくれ、我が息子」


突然の攻撃に、エクスはまた何も出来ずに立ち尽くすしか無かった。
ゼウスが振り下ろした剣は無情にも止まることを知らなかった。


「マスター、剣の名前を叫んでください!!」


ムシュの声に意識を覚醒させ、剣の名前を――ゾドロモネガルの名を叫ぶ。


「シャムシール・ゾドロモネガル!!」


叫びに応じ、ゾドロモネガルが顕現する。
あおく光る剣は、今までより一層綺麗に輝いていた。
ゾドロモネガルを握りしめ、ゼウスの振り下ろす剣を防ぐ。


「何故だ……何故だ防げるんだ!!」


「その剣はまだ真価を発揮していませんでした。更なる強さを手に入れるために必要なモノが足りなかったのです。ですが今はそれがあります」


ムシュは両手を広げ、後ろの七つの大罪全員を指す。


「人間と悪魔の共闘。それこそが、足りなかったもの。ですが今はそれがあります。存分に暴れてください、マスター!」


「残りの魔力全て使い切ってお前を倒す」


「ふざけるな人間が!!」


攻撃してきたゼウスの拳を見極め、ゾドロモネガルを振るう。
一度しか当たらなかった攻撃は、嘘のように当たり始める。
その事にゼウスは苛立ちを隠せず、攻撃が単調になる。


「お前は俺たちを笑い、バカにした。自分が作り出した人形だと、おもちゃだと思っていただろう。それがお前の弱さだ」


「何を言うか、雑魚がァ!!」


「言っておくが、容赦はしない」


低く轟くエクスの声は、全能神ですら恐怖を覚える。
エクスが動き出すと、ゼウスの体は時が止まったかのように動かなくなる。


「有り得ない……私が震えている……だと?」


ゼウスの体は本能的に、圧倒的強者にすくんでいた。


「お前に、この世界を……俺らの運命を扱うのには無理があった。俺らはお前なんかには絶対に負けない。だから、この戦いはこれで終わらせるッ!!」


残っていた魔力全てを使い、全力全開の神をも超える一撃をゼウスへとぶつける。
ゼウスを一刀両断すると、砂のようになり風に飛ばされ消えていく。


「勝った……?」


勝利を噛み締める暇もなく、レインが後ろから飛び込んできた。
ルーも無事意識を取り戻し、ムシュに肩を借りて立っていた。
十人の戦士は誰ひとり死ぬことなく、世界の命運を賭けた戦いに勝利した。
ゼウスに縛られた人生は終わりを告げ、新たな人生の始まりを迎える――

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