最弱が世界を救う。

しにん。

儀式。

「あー……やっと終わった……」
朝パレードを始めたが、終わる頃には空は赤く染まり月が顔を出していた。
4人はパレードが終わった後すぐに一つの部屋に集まっていた。
「お疲れ様エクスくん。今回の主役は君だから仕方が無いよねぇ。」
「主役は俺じゃないさ。俺ら4人だろ?」
「ふふっ。そうだね。」
ベルゼバブとの戦いの傷は癒え4人は今まで通りの生活を送れるようになった。


「そういえば、エクスさん。《暴食》の石はどうなさいますか?」
ベルゼバブの石の事を《暴食》の石と名付けた。
「使い方がわからないからなぁ……」
エクスが言ったとおりどんな風に使うのか誰もわからなかった。
ファントムが言ったとおり、記憶の解除に使うのであれば特別な儀式が必要となるはずだ。
だが、パルス神殿の主セレネでさえわからないというのだから他の3人がわかるはずもない。
4人が石の事を考えていると部屋の扉が勢いよく開く。そこには仮面の男、ファントムがいた。


「やぁ、諸君。お久しぶりだね。まずはこの度の《暴食》討伐おめでとう。」
ファントムはテンプレートなお祝いの言葉を述べた。
「それで、俺達に何か用かな?」
「決まっているでしょう。《暴食》を倒した際、石になったでしょう。それの使用方法を教えに来たんです。それもゼクスの旦那に頼まれた事に含まれていますので。」
ファントムは石の事を説明すると言った。
エクスは多少の疑いの気持ちはあったものの、おとなしく使用方法の説明を受けることにした。


「では、この中で魔法をうまく使えるのはパルス神殿の主だけですか。」
ファントムは4人を見渡し実力を測る。
ファントムが言ったとおり、魔法をうまく使えるのはレインとセレネだがセレネは儀式の為の修行を積んでいる。
どちらかといえばセレネの方が適役であろう。
「それでは、私が説明を受けます。ご指導のほどお願いします。」
「君ほどの実力者ならすぐに覚えるだろう。今後、七大悪魔を倒すことが出来るならきっと役に立つだろう。」
ファントムは儀式の準備を始めた。

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